羽毛ふとんの中には洗濯できるものとできないものがある
羽毛ふとんには、洗濯できるものとできないものがあります。
では、どこで判断すればよいのでしょうか?
判断するポイントについて、詳しくみていきましょう。
洗濯できる羽毛ふとん
羽毛ふとんは洗濯できないイメージが強いですが、最近は自宅で洗濯できるウォッシャブルの羽毛ふとんも多く販売されるようになりました。
洗濯できるかどうかは、洗濯表示マークを確認しましょう。
主に確認するマークは「洗い方」と「乾燥」の2つです。
【洗い方】
水洗いが可能なものには、図のようなマークが記載されています。
洗濯機で洗えるのか、手洗いでないといけないのかも確認しましょう。
洗濯おけにバツが書かれているものは、洗濯できません。
【乾燥】
羽毛ふとんを洗濯する際、乾燥機を利用して乾燥させる方もいるでしょう。
乾燥機にかけられるかどうか、必ず確認してください。
乾燥機にバツがついていなければ、乾燥機を利用できます。
洗濯表示マークを確認し、洗濯可能であれば自分で洗えます。
羽毛ふとんの洗い方について詳しく知りたい方は、こちらの「【羽毛ふとんの正しい洗濯方法】快眠のために寝具は清潔に保とう!」をご覧ください。
洗濯できない羽毛ふとん
洗濯できない羽毛ふとんの特徴は主に次のようなタイプのものです。
• 洗濯表示マークに洗濯不可と表示されている
• キルティング加工がされていない
• 中身の羽毛にフェザーが多く使用されている
• 側生地にシルクやレーヨンなど繊細な素材が使用されている
洗濯表示マークがなかったり、表示が消えていたりするものも自分で洗濯しない方がよいでしょう。
また、洗濯表示マークが洗濯可能であっても、羽毛ふとんを洗濯できる環境が整っていない場合は無理をして洗濯しないでください。
羽毛ふとんを自分で洗濯するには、羽毛ふとんが十分入る容量を持つ洗濯機が必要です。
シングルサイズは5~7kg以上、ダブルサイズなら10kg以上の容量が必要になるでしょう。
同じサイズでも羽毛ふとんが薄手のものか、冬用の厚手のものなのかによっても容量は異なります。
使用している羽毛ふとんと洗濯機の容量をそれぞれ確認してください。
さらに羽毛ふとんを洗濯するためには、しっかり乾燥させられるスペースの確保が必要です。
乾燥機を使用するのであれば、乾燥機の容量も確認してください。
キルティング加工がされていない羽毛ふとんは、中の羽毛が偏りやすいです。
ノンキルト加工の羽毛ふとんも、洗うことで接着剤が落ちる可能性があるため、洗濯はできません。
中の羽毛にフェザーが多く使用されている羽毛ふとんは、フェザーの先端の骨が側生地を突いて破れる恐れがあります。
また、側生地がシルクやレーヨンなど、繊細な素材でできているものは慎重に扱わなければなりません。
羽毛ふとんは非常にデリケートです。
ご紹介したポイントを参考に自分で洗えるか判断してください。
不安に感じた場合は、自分で洗濯しないようにしましょう。
羽毛ふとんを洗濯できない場合はクリーニングへ
洗濯できない羽毛ふとんは、クリーニングを利用して清潔に保ちましょう。
「目立った汚れがなければ天日干しでよいのではないか?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、清潔な羽毛ふとんの維持には、天日干しだけでは不十分です。
天日干しは羽毛ふとんに含まれる湿気を取り除く効果はありますが、羽毛ふとんに付着している汗や皮脂などの汚れは除去できません。
年に1度くらいの頻度で羽毛ふとんをクリーニングするとよいでしょう。
自宅ではなく、コインランドリーで洗濯すれば…と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、羽毛ふとんが傷んだり破損したりする可能性があります。
クリーニングの費用が気になるかもしれませんが、専門業者にお願いすることで羽毛ふとんを長持ちさせることにつながります。
羽毛ふとんをクリーニングに出し、羽毛ふとんの負荷を最小限にしつつ、清潔で心地よい寝室環境を整えましょう。
羽毛ふとんの洗濯にクリーニングがおススメの理由
自宅で洗える羽毛ふとんも増えていますが、基本的に羽毛ふとんはクリーニングの利用をおススメします。
なぜクリーニングの利用がよいのか、その理由について詳しくご説明します。
羽毛ふとんへの負担が最小限に抑えられる
どのような方法であっても、洗濯によって羽毛ふとんに負担がかかります。
その負担を最小限に抑えられるのは、ふとんを知り尽くしたプロによるクリーニングです。
自分で洗濯すると、中の羽毛が偏ったり羽毛が折れたりするなど、大きな負担が発生する可能性があります。
また、羽毛ふとんの中までしっかり洗浄できず、洗濯が不十分になることもあるでしょう。
専門業者にお願いすれば、しっかり洗浄でき、羽毛ふとんを清潔な状態に保てます。
羽毛ふとんを長持ちさせるためにも、ふとんへの負担を最小限に抑えられる専門業者のクリーニングがおススメです。
十分に羽毛ふとんを乾燥させられる
洗濯した羽毛ふとんは、しっかり乾燥させる必要があります。
乾燥が不十分だと、雑菌やダニが繁殖したり、ふんわり感が損なわれたりします。
自宅で洗濯する場合、羽毛ふとんを乾燥させるスペースを確保しなければなりません。
気候によっては、しっかり乾燥させるために2・3日かかるケースもあります。
クリーニングを利用すれば、適切な方法で羽毛ふとんをしっかり中まで乾燥させてくれるため、ふんわり感も維持できるでしょう。
洗濯にかかる手間を省ける
洗濯にかかる手間を省けるのも大きなメリットです。
羽毛ふとんを自分で洗うためには、さまざまな工程が必要です。
洗濯できる羽毛ふとんの中には、手洗いをしなければならないものも多いです。
羽毛ふとんを洗うだけで1日を費やしてしまうこともあるでしょう。
乾燥を含めると、数日に渡るケースも少なくありません。
水を含んだ羽毛ふとんはとても重いため、時間だけではなく体力も必要になります。
仕事や家事で忙しい合間に羽毛ふとんを洗濯するのは、非常に手間です。
専門業者にクリーニングを頼めば、羽毛ふとんを洗う手間がなくなります。
その分の時間を家族で過ごしたり、趣味に使ったりできるでしょう。
羽毛ふとんをクリーニングに出すお店の選び方
羽毛ふとんをクリーニングに出す際、どのお店を選べばよいのか迷う方も少なくありません。
どのようなポイントに着目してお店を選べばよいのか、詳しくご説明します。
技術力が高く実績豊富
羽毛ふとんのクリーニングをお願いするのであれば、ふとんクリーニングに特化しているお店を選びましょう。
その中でも技術力が高く、実績のあるお店を選んでください。
設備が整っているかどうかだけではなく、専門的な知識をもっていることが大切です。
羽毛ふとんを水洗いしてくれるかどうか、クリーニング後に圧縮袋を使用していないかどうかも必ずチェックしましょう。
ドライクリーニングでは、羽毛ふとんに付着している汗や皮脂汚れを十分除去できません。
逆に羽毛についている必要な油分を取り除いてしまう恐れがあります。
圧縮袋の利用は羽毛が折れたり、臭いや湿気がこもったりする原因になります。
また、羽毛ふとんの特徴であるふんわり感の損失につながるため、クリーニング後や配送の際に圧縮袋を使用していないお店を選びましょう。
ふとんを自宅まで取りに来てくれる
クリーニング店が利用しやすいかどうか、また、自宅までふとんを取りに来てくれるかどうかは非常に重要です。
近くのクリーニング店にふとんクリーニングに特化したお店があるとは限りません。
近くにあったとしても、羽毛ふとんを持ち込んだり、取りに行ったりするのは意外に大変です。
そのため、電話やインターネットで申し込むと、ふとんを自宅まで取りに来てくれる業者がおススメです。
重くてかさばるふとんを運ぶ必要がありません。
また、全国のクリーニング業者の中から、自分のニーズに合う業者を選べます。
コストパフォーマンスがよい
クリーニング費用は決して安くありません。
クリーニングにかかる費用をなるべく抑えたいと考える方が多いのではないでしょうか?
しかし安さだけに注目すると、技術面に不安があったり追加料金が必要になったりするなどの可能性があります。
技術力なども総合的に判断して、コストパフォーマンスの高い業者を選ぶようにしましょう。
オプションメニューが充実している
業者によってさまざまなオプションが設定されています。
シミ抜きや側生地にほつれがあった場合に補修してもらえるものなど、自分のニーズに合ったメニューがそろっている業者を選びましょう。
羽毛ふとんの収納場所に困っている方は、長期保管サービスを提供している業者がよいです。
長期保管サービスについて詳しく知りたい方は、こちらの「羽毛ふとんのクリーニングで利用したい保管サービス!選ぶポイントとは?」をご覧ください。
羽毛ふとんのクリーニングは「おうちdeまるはち」へ
羽毛ふとんのクリーニングなら、ぜひ「おうちdeまるはち」をご検討ください。
「おうちdeまるはち」は、高級ふとんメーカーが専門工場で丁寧にクリーニングを行っています。
1985年からふとんクリーニングを開始し、累計実績枚数は国内トップクラスの640万枚。
使用している水にこだわり、洗浄と乾燥まで徹底して質の高いサービスをご提供しています。
「おうちdeまるはち」のこだわりについては
「シリーズ企画:おうちdeまるはちふとんクリーニングのココがポイント! 水へのこだわり編」
「シリーズ企画:おうちdeまるはちクリーニングのココがポイント! 洗浄のこだわり編」
「シリーズ企画:おうちdeまるはちクリーニングのココがポイント! 乾燥のこだわり編」
をご覧ください。
「おうちdeまるはち」は、スタッフがご自宅までふとんを取りにうかがいます。
そのため、袋詰めなどの面倒な作業は不要です。
ぜひ「おうちdeまるはち」に、気軽にお問い合わせください。
まとめ
自分で洗濯できる羽毛ふとんかどうかは、洗濯表示マークをしっかり確認してください。
洗濯不可と書かれている場合は、クリーニング専門業者へ相談してみましょう。
洗濯表示マークがない場合や消えている場合もクリーニングを利用した方が安心です。
また、洗濯環境が整っていなかったり、うまく洗濯できるか自信がなかったりする方もクリーニングをお願いしましょう。
大切な羽毛ふとんです。
適切な方法で清潔に保ち、長持ちさせましょう。
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