眠気覚ましに即効で効果あり?!眠気解消のツボや簡単な対策をご紹介
日本には四季があり、季節の変わり目は身体に負担が掛かりやすくなります。 特に、冬から春にかけての変化は大きいといわれてます。
熊が冬眠から覚めるように、人の身体も冬仕様から活動的な春仕様に変えていかなくてはなりません。 本来は立春の頃から身体が準備していくのですが、切り替えがうまくいかずに自律神経が乱れ、不調に感じる方が意外に多いのではないでしょうか。
このコラムでは眠気を感じた際にすぐ実践できるツボやその他眠気覚ましの方法を詳しく解説していきます。 |
【眠気解消4つのツボ】眠気を感じたらまず押してみよう!ツボ押しのメリットとしては、どんな場面や場所でも手軽に行えることです。 ツボを押すと「血行促進」や「神経刺激」などが良くなり、頭がすっきりしたり、脳の覚醒で眠気を覚ます効果があります。 ツボを押す際の注意点としては、強さは痛みを感じる一歩手前にすることが大切です。 眠気がひどいあまりに強く押してしまうと、身体に良くないこともあるため、適度な力で押す必要があります。 ここでは即効性があるといわれている眠気覚ましのツボを4つご紹介します。
日中の眠気に効果的な対策とは?日中についウトウトしてしまうことがありますが、仕事や学校、人間関係上寝てはいけない場面の方が圧倒的に多いですよね。 眠気に効果的な方法はツボの他にもあります。 順番に見ていきましょう。
昼寝(パワーナップ)上手になる昼食を終えて午後の仕事を再開すると、睡魔が襲ってくるという経験をした方も多いのではないでしょうか。 午後に眠くなるのは昼食後にお腹がいっぱいになったからだからだ、と思われがちですが実は食事とはあまり関係なく、もともと人間に備わっている体内時計の働きが大きいのです。 体内時計というのは感覚的な話ではなく、物理的に“見えない時計”の働きで毎日決まった時間に色々なホルモンが分泌されて、睡眠と覚醒を繰り返す身体のリズムが生まれます。
実は人間の脳は1日に2回、起床から約8時間後と22時間後に眠くなるリズムが備わっています。 この1回目の眠気である起床から約8時間後が、午後の眠気の大きな要因といわれています。 一般的には14時〜16時に生体リズムの影響で眠気のピークが来るので、その前に昼休みや休憩を利用して食後に20分程度の軽い昼寝をとると、午後の眠気を予防できます。
昼寝(パワーナップ)の効果や意識したいポイントなど詳しくはこちらをご覧ください。
カフェインは眠気を感じる少し前に取ると良い起きている間は、その時間の分だけ脳に「睡眠物質」が蓄積し、脳が休もうとして眠くなります。 カフェインは、この「睡眠物質」の働きをブロックするのに効果的です。 ただし眠気覚ましの効果が表れるまでに約30分程度掛かるといわれているので、それを見込んで早めにチャージするのがポイントです。 また、若年層なら1〜2時間、高齢者でも3〜4時間で効力が半減するので、大事な会議や運転などの際は再度襲ってくる眠気に注意が必要です。 さらにカフェインはコーヒーや紅茶だけでなく、栄養ドリンクやコーラ、ココア、チョコレートにも含まれているので、その時に適した飲み物や食べ物で摂取するのが好ましいです。
午後のおやつタイムを積極的に設けよう体内時計による日中の眠気ピーク時は積極的に「おやつタイム」を設けてみましょう。 そうすることで、リフレッシュ効果も高まり眠気覚ましが期待できます。
さらに甘いおやつを取り入れることで、脳を活性化させるエネルギー源であるブドウ糖も補給できます。 また、お煎餅やナッツなど、咀嚼を促す食べ物をおやつに加えると、あごのリズミカルな運動がセロトニン神経を活性化させ、脳を目覚めさせてくれるのに効果的です。
そしてコーヒーなどカフェインを一緒に摂りながら周囲の人と会話を楽しめば、相乗効果で覚醒することができるでしょう。
ヒンヤリ効果で一時的にリフレッシュ冷たい水で顔を洗うと、冷たいという刺激が交感神経を活発にして、睡魔に襲われる心身をシャキッと目覚めさせてくれます。 他にも冷たいタオルで顔をふいたり、冷やした飲み物を飲むなどしてヒンヤリ効果を取り入れるのもおススメです。 一時的で持続効果はありませんが、とても即効性が高い方法です。
姿勢を変えてみる長時間のデスクワークを同じ姿勢で作業を続け、疲れてしまうこともあると思います。 長時間同じ姿勢で作業をするのは、身体に負担がかかり集中力低下や疲労の原因となるため、意識的に姿勢を変えて作業をすることが重要です。
座って作業をされている方は、スタンディングデスクなどを使い立って作業をしたり、バランスボールに座り作業をすることで、身体を意識的に動かし、眠気を覚ますなどもおススメです。
日中に眠くなる原因は?いくつかの要因が重なることで日中に眠気を感じやすくなります。 「春眠暁を覚えず」ともいいますが、季節の変わり目に眠くなるのは不調ではなく誰にでも起こる自然な現象なのです。 ここでは眠気を引き起こす代表的な原因をご紹介します。
ストレスによる生活リズムの変化生活環境や職場環境の変化や現代社会の目まぐるしく変わる日常に気づかないうちにストレスを抱え込みやすくなります。 そうしたストレスによって睡眠リズムが狂って眠りの質が悪くなり、日中に眠気を催してしまう場合があります。 またお子さんがいる家庭では、長期の休みになってつい夜更かしをしがちになり、睡眠時間帯が後ろにずれていく「睡眠相後退症候群」になることがあります。 寝る時間が遅くなれば、目覚めも当然悪くなり、日中も眠くなるという悪循環に陥ってしまいがちです。
アレルギーや気圧の変化による睡眠の質の低下花粉症や鼻炎などのアレルギーを抱える人も多く、日中もボーっとしやすくなり、睡眠中も上手く眠れない、寝たのに疲れが取れないなどの影響を受けます。 またアレルギーで薬を服用している人も多く、アレルギー疾患の治療に使われるくしゃみや鼻水を抑制する抗ヒスタミン薬には、強い眠気を引き起こす副作用もあるといわれています。
さらに季節の変わり目は、低気圧と高気圧の入れ替わりが頻繁に起こるため、自律神経の切り替えがうまくいかなくなります。 温度差が激しい日が続くこともあり、寒暖差に対応するため、交感神経が活発に働きます。 そのためたくさんのエネルギーが消耗され、日中の眠気や身体のだるさを感じやすくなります。
暖かくなってきて副交感神経が優位になりやすい一般的に冬は寒く、交感神経が優位になりやすいが春は暖かくなり、副交感神経が優位になってくるため朝目覚めても交感神経が優位になるまでに時間が掛かってしまいます。 自律神経とは、自分で無意識のうちに、身体の機能を自動的に調整する働きをする神経のことで、「交感神経」と「副交感神経」の2つに分けられます。 2つの神経の働きは正反対ですが、両方がバランス良く働くことで、身体の器官が正しく機能し、私たちは健康でいられるのです。
季節の変わり目と共に新しい職場や学校などで、慣れない環境に身を置くことが多くなり、その上、通勤や出社、会議などの「時刻」が気になり、時間に振り回され、自律神経が乱れやすくなります。 予定よりも早めの行動を意識して時間的に余裕を持つことが心を安定させ、その結果自律神経も安定にもつながります。
疲れたらゆっくり心身を回復させよう
新しい環境やストレスなどに人は早く順応しようと気合いを入れて乗り切ろうとしがちですが、実はそんなときこそゆっくりと身体と心の声を反映させてゆとりを持って過ごすことが大切です。 季節の変わり目の時期は特に無意識でも疲れやすく、負荷もかかっているので、ゆっくり眠ってもいい時期と考えて、朝少し余裕を持ってゆったりと起きることを心掛けてみましょう。
自分の好きなことや趣味の時間を増やしたり、新しいものに目を向けてみたりすることもリラックスとリフレッシュにつながるので、意識して取り入れてみるのもおススメです。
まとめ季節の変わり目は、特に体調不良や眠気を引き起こしやすい時期です。 何となく不調が続くときは、無意識に心身に影響を与えている「自律神経」のバランスが崩れているかもしれません。 そんなときこそゆっくりと心身の疲労を回復させる時期と捉えて少し自分を甘やかしてみるのも良いでしょう。 日中の眠気対策を行いながら、リラックスできる時間を増やすことも意識してみてはいかがでしょうか。 |
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