ふとんに入るとかゆい!かゆみの原因や快眠に向けた対策を解説!
ふとんに入った途端、もしくは眠っている間に身体がかゆくなる経験をしたことはありませんか。 かゆみが原因で睡眠を妨げられるのは辛いものです。 この記事では、ふとんで起こりうるかゆみの原因とその対策や予防方法について解説しています。 しっかりと理解して原因を知り、適切な対処をすることで快適な睡眠を守りましょう。 |
ふとんに入ってかゆくなるのはダニの要因が多いふとんに入ると身体がかゆくなる原因の中で1番可能性が高いのは、「ダニ」と言われています。 ダニの中には体液を吸うために刺す種類がいますので、刺されてかゆくなることもあります。 さらに怖いのはアレルゲンとなる可能性です。 生きているものだけでなく、ダニの死骸が乾燥して砕かれたものやフンなどの微粒子もアレルゲンとなり、くしゃみや鼻水、喘息などを引き起こすことがあります。 人間にとって心地よいふとんの中は、ダニにとっても住みやすい環境。 もしかしたら、あなたのふとんが「ダニの温床」になっているかもしれません。 赤ちゃんや小さな子どもはもちろん、大人も身体への影響が心配です。
「ダニがいるふとんは捨てるしかない?」 「新しいふとん、ダニを発生させないためにはどうしたらいい?」 こんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
別の記事で、「ふとんに潜むダニの駆除方法」と「ダニを繁殖させないための対策」をご紹介していますので、ぜひ参考になさってください。
ダニ以外の主な原因とは?
かゆみを引き起こす物質、ヒスタミンが神経にはたらくと、脳がかゆいと感じます。 ダニ以外でヒスタミンが作用する刺激にはいくつかの原因が考えられます。 かゆみの原因によって対処法も変わってくるため、まずは原因を特定することが重要です。
【ふとんが原因の場合】使用している寝具素材に、アレルギーを持っている可能性が考えられます。 そば殻やラテックスなどはアレルゲンとして代表的な素材です。 また低価格の羽毛ふとんや化学繊維などが原因の場合もあるため、使用している寝具の素材をよく確認し、場合によっては見直しが必要かもしれません。
●ラテックス ラテックス素材は枕や敷き寝具に中材として使用されていることがあります。 生地におおわれているので直接触れることはないですが、ゴムアレルギーの方は使用を控えた方が良いでしょう。
●そば殻 そばアレルギーの方の使用はおススメできません。 経年劣化に伴い、そば殻が割れることでそばの粒子を吸引してしまい、症状の発症や症状の悪化につながる可能性があります。
●低価格(特価品)の羽毛ふとん 生地から羽毛が吹き出しているような環境や、羽毛の洗浄が不十分なふとんの場合、付着した雑菌が原因となっている可能性も考えられます。
●化学繊維を使用したふとん 化学繊維に肌が触れることで引き起こされるアレルギーもあります。 この場合は天然繊維(植物性:綿や麻、動物性:羽毛や羊毛、シルク等)を使用した寝具へ変えることをおススメします。
【体質や個人的な原因の場合】使用している本人に原因がある可能性もあります。
●食物アレルギー 体質に合わず蕁麻疹を発症させる食材を食べていた場合には、かゆみや発疹を伴うことがあります。
●乾燥肌 冬場の乾燥した空気や湿度などの理由で、肌のバリア機能が低下し、皮膚の水分が蒸発すると乾燥肌になり、かゆくなります。
●むずむず脚症候群 夕方から夜にかけて症状が現れることが多く、横になったりじっとしていたりすると主に脚がむずむずしたり、かゆみを感じたり、人によっては痛みとして現れるケースもあります。
かゆみの原因別:それぞれの対策
かゆみの原因を特定して、症状に合った対策を行うことが重要です。 ここではそれぞれの対処法をご紹介します。
ダニやカビが原因の場合ダニ対策としては、ふとんの丸洗いが最も確実な方法です。 ダニは高温に弱く、ダニアレルゲンは水溶性のため水洗いで除去が可能です。 ふとんを丸洗いし、乾燥機で高温処理すれば退治できます。 自宅での丸洗いやコインランドリーは乾燥をしっかり行わないとさらなるダニの繁殖につながるため注意が必要です。 ダニやカビの除去にはクリーニング業者を活用するのがおすすめです。 「おうちdeまるはち」は高級ふとんメーカーが専門工場で丁寧にクリーニングしています。
ふとんを持っていくのが大変…とお悩みの方はご安心ください。 ご依頼いただいた後、ふとんをスタッフがご自宅まで取りに伺います。 ふとんを1枚1枚チェックしながら、お申込書を作成します。
ふとんの状態に合わせた、最適なサービスをご提案いたしますのでご安心ください。
「おうちdeまるはち」は単なるクリーニングではなく、総合的にふとんのメンテナンスを行い、長く清潔に使っていただけるようにサービスを提供しています。 ふとんクリーニングはぜひ「おうちdeまるはち」にお任せください!
ご自宅での定期的なダニ対策にはふとん乾燥機が有効です。 乾燥機の熱により、ダニを死滅させる効果が期待できます。使用したあとは必ず掃除機をかけるようにしましょう。
アレルギーが原因の場合アレルギー性鼻炎や気管支喘息、アトピー性皮膚炎のような症状がある場合もふとんを清潔に保つことが重要です。 シーツやカバー類は週1回のペースで洗濯をしましょう。 また、寝具素材へのアレルギーが疑われるときは、シーツやカバーをコットンやシルクなどの天然素材に買い換えることも有効です。 羽毛ふとんは縫製や原材料がきちんとしているものを選んで購入しましょう。 自分が何のアレルギーなのか医療機関を受診して検査をし、理解しておくことも大切です。
肌の乾燥が原因の場合熱いお湯は血液の流れを活発にさせ、かゆさを助長させます。 寝る前に熱いお湯に入ることは控えましょう。 シャワーの温度にも注意して適温で浴びるようにすることが重要です。 また、保湿クリームや保湿成分の入ったお湯につかるなどして、肌を潤し保湿ケアをしっかりと行いましょう。
むずむず脚症候群が原因の場合むずむず脚症候群の原因の1つとして鉄分不足が考えられます。 症状が軽い場合は、食事やサプリメントによる鉄分の補給やカフェイン・アルコールを控えるなど、日常生活を改善することで症状がおさまる場合もあります。 また、就寝前の軽いストレッチやマッサージで筋肉をほぐすことも効果的です。 症状に応じて薬による治療を行う場合もあるようなので、ひどい場合は医療機関を受診するようにしましょう。
ふとんに入ってかゆいと思わないための予防法
以前はなかったかゆみが急に感じられるとすると、そこには何か明確な原因があるはずです。 該当する原因を特定して、適切な対処をしましょう。
こまめな掃除掃除機は生きたダニを駆除する効果はあまり期待できませんが、ダニアレルゲンを除去する際に効果を発揮します。 一般の掃除機だとふとん以外の場所も使うため「衛生面が気になる」という方も少なくありません。 衛生面が気になる方は、若干吸引力が弱くなりますが、掃除機ヘッドのうえにストッキングをかぶせてみるとよいでしょう。 ふとん専用ヘッドがあるものだとより良いです。 掃除機をかける際は、1mにつき20秒程度の長さでゆっくりかけるとよいでしょう。 ふとんの上から下に向かって丁寧に掃除機をかけてください。 掃除機をかける頻度は少なくとも週1回は行うことをおススメします。
また、ふとんだけでなくカーペットや畳、ベッドのわきに置いてあるぬいぐるみ、カーテンなど部屋のいたるところにダニは潜んでいます。 掃除しないでおくとホコリや皮脂汚れなどのゴミがたまり、ますますダニの繁殖を促すことに。 なるべく部屋全体をこまめに掃除するようにしましょう。
湿気対策に気を配る湿度の高い環境はふとんにとって大敵です。 なるべく部屋干しは控えるようにしましょう。 やむを得ず部屋干しする場合には、乾燥機やエアコンの除湿、扇風機やサーキュレーターを使うことで部屋全体を除湿するようにしてください。
閉めきった押し入れやクローゼットも湿気がこもりやすい場所なので、定期的に戸をあけて換気を行うようにしてください。 収納する際には、ふとんの下に「すのこ」を敷いてみたり、除湿剤を置いてみたりするとよいでしょう。
ふとんは1週間に1回は天日干しするようにしましょう。 表と裏を1〜2時間ずつ太陽にあてるだけでも、カビの発生は大幅に抑えられ、湿気対策になります。 天日干しが難しいときは、室内で椅子やふとん干しラックなどにかけておくだけでも効果的です。 マットレスを使っている方は、マットレスを立てて風を通すようにしてください。 マットレスの同じ面だけを使っているとそこに湿気がたまるため、定期的に身体が当たる面の上下を交換したり、両面使用可能なタイプであれば表裏を逆にしたりするローテーションを行うとよいでしょう。
ストレスを軽減させ、不安をふとんに持ち込まないストレスから一時的にアレルギー反応が出てきてしまうケースがあります。 日頃からストレスをためないようにすることも大事ですが、できるだけ寝る前にはリラックスした状態を作りストレスを減らすことも心がけましょう。 不規則な生活や食事を見直したり、好きなことをしたりして心を解きほぐす時間を持ちましょう。 気分転換や生活習慣の改善などでストレスを上手く軽減させて、穏やかな気持ちでふとんに入ることが重要です。
まとめ
ふとんに入ったときにかゆいと感じる原因には、ダニ以外にも寝具素材や乾燥、ストレスなど、いくつかの可能性があります。 まずはご自身の状況をよく考えてみて、今回ご紹介した例に当てはまるようでしたらできる対策があれば試してみてください。 今日の眠りは明日の元気につながっています。快眠できるように環境を見直し、整えていく工夫をしていきましょう。 |
寝具のメンテナンス情報やぐっすり眠れるコツが満載
新着記事