ふとんに入るとかゆい!かゆみの原因や快眠に向けた対策を解説!
ふとんに入った途端、もしくは眠っている間に身体がかゆくなる経験をしたことはありませんか。 かゆみが原因で睡眠を妨げられるのは辛いものです。 この記事では、ふとんで起こりうるかゆみの原因とその対策や予防方法について解説しています。 しっかりと理解して原因を知り、適切な対処をすることで快適な睡眠を守りましょう。 |
ふとんに入ってかゆくなるのはダニの要因が多いふとんに入ると身体がかゆくなる原因の中で1番可能性が高いのは、「ダニ」と言われています。 ダニの中には体液を吸うために刺す種類がいますので、刺されてかゆくなることもあります。 さらに怖いのはアレルゲンとなる可能性です。 生きているものだけでなく、ダニの死骸が乾燥して砕かれたものやフンなどの微粒子もアレルゲンとなり、くしゃみや鼻水、喘息などを引き起こすことがあります。 人間にとって心地よいふとんの中は、ダニにとっても住みやすい環境。 もしかしたら、あなたのふとんが「ダニの温床」になっているかもしれません。 赤ちゃんや小さな子どもはもちろん、大人も身体への影響が心配です。
「ダニがいるふとんは捨てるしかない?」 「新しいふとん、ダニを発生させないためにはどうしたらいい?」 こんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
別の記事で、「ふとんに潜むダニの駆除方法」と「ダニを繁殖させないための対策」をご紹介していますので、ぜひ参考になさってください。
ダニによるかゆみを根本解決できる5つの駆除方法
ダニが原因のかゆみを解決するには、生きているダニの駆除と死骸・フンの除去の両方が必要です。 効果的な5つの方法をご紹介します。
ふとんに掃除機をかけるふとんに掃除機をかけることで、ダニのエサとなる、髪の毛やフケ・アカを取り除くだけでなく、ダニの死骸やフンも除去できます。
あまり強く掃除機をかけると、ふとんを傷める恐れがあるため、ふとん専用ヘッドをつけ、ゆっくりと行いましょう。
週に1度くらいの頻度がおすすめです。
ふとんを天日干しするふとんの天日干しも効果がありますが、普通に干すだけではダニを駆除できません。 ダニは50℃以上30分以上の環境でなければ死滅しないため、ふとん全面を高温にするのは困難です。 表面が50℃以上になっても、内部に逃げ込むダニが存在します。
【効果的な天日干し方法】 ・黒いふとん干し袋を使用(熱を吸収しやすい) ・車内や車のボンネット上など直射日光が当たる場所を活用 ・物干し台よりも高温環境を作りやすい場所を選ぶ
死滅したダニの死骸やフンなどのアレルゲンは、天日干しだけでは除去できないため、天日干し後は必ず掃除機をかける事が重要です。
ふとん乾燥機を使うふとん乾燥機は、湿気除去とダニ駆除の両方に効果的です。 50℃以上・30分以上の環境でダニを確実に死滅させることができます。
【使用のポイント】 ・ダニ駆除モードがある機種は適切なコースを選択 ・ふとん全体を均等に温めることが重要 ・一部分だけでは、ダニが温度の低い場所へ逃げてしまう
乾燥機使用後は必ず掃除機をかけて死骸を除去しましょう。
ダニ駆除の薬剤を使う市販のダニ駆除薬剤にはスプレー型と燻煙型があります。
スプレー型は手軽で部分的に使用できますが、ふとん表面のみで内部まで届きません。 燻煙型は部屋全体のダニを一掃でき、ダニの逃げ場がないため効果的です。 ただし精密機器や衣類の移動・保護が必要で、散布後の拭き掃除も大変です。
薬剤は確かに効果的ですが、ふとんは肌に直接触れるものであるため、敏感肌の方や赤ちゃんがいるご家庭では、使用を慎重に検討しましょう。
ふとんクリーニングに出す(最も確実)最も安全で、確実な方法がふとんクリーニングに出す方法です。
ふとんを丸洗いするため、汚れだけでなくフケ・アカ・ダニのフン・死骸もすべて除去できます。
また生きたダニも水で丸洗いすれば除去可能です。 ふとんを清潔に保つだけでなく、ふとんを長持ちさせるためにも定期的なクリーニングはおすすめです。
「おうち de まるはち」では、ふとん専用クリーニング工場でクリーニングを受け付けています。
ふとんの水洗いや高温乾燥など、徹底したダニ対策によってふとんを清潔な状態に保ちます。 Webからの申し込みであれば24時間受け付け中のため、気になった方はぜひ一度ご相談ください。
関連記事:「【ふとんクリーニング】業者に依頼すべき7つのワケ|頻度・タイミングは?」 関連記事:「【ふとんはダニの温床】潜むダニの駆除&繁殖を防ぐ対策について徹底解説」
ダニ以外のかゆみの原因別:それぞれの対策
かゆみの原因を特定して、症状に合った対策を行うことが重要です。 ここではそれぞれの対処法をご紹介します。
アレルギーが原因の場合アレルギー性鼻炎や気管支喘息、アトピー性皮膚炎のような症状がある場合もふとんを清潔に保つことが重要です。 シーツやカバー類は週1回のペースで洗濯をしましょう。 また、寝具素材へのアレルギーが疑われるときは、シーツやカバーをコットンやシルクなどの天然素材に買い換えることも有効です。 羽毛ふとんは縫製や原材料がきちんとしているものを選んで購入しましょう。 自分が何のアレルギーなのか医療機関を受診して検査をし、理解しておくことも大切です。
肌の乾燥が原因の場合熱いお湯は血液の流れを活発にさせ、かゆさを助長させます。 寝る前に熱いお湯に入ることは控えましょう。 シャワーの温度にも注意して適温で浴びるようにすることが重要です。 また、保湿クリームや保湿成分の入ったお湯につかるなどして、肌を潤し保湿ケアをしっかりと行いましょう。
むずむず脚症候群が原因の場合むずむず脚症候群の原因の1つとして鉄分不足が考えられます。 症状が軽い場合は、食事やサプリメントによる鉄分の補給やカフェイン・アルコールを控えるなど、日常生活を改善することで症状がおさまる場合もあります。 また、就寝前の軽いストレッチやマッサージで筋肉をほぐすことも効果的です。 症状に応じて薬による治療を行う場合もあるようなので、ひどい場合は医療機関を受診するようにしましょう。
ふとんに入ってかゆいと思わないための予防法
以前はなかったかゆみが急に感じられるとすると、そこには何か明確な原因があるはずです。 該当する原因を特定して、適切な対処をしましょう。
こまめな掃除掃除機は生きたダニを駆除する効果はあまり期待できませんが、ダニアレルゲンを除去する際に効果を発揮します。 一般の掃除機だとふとん以外の場所も使うため「衛生面が気になる」という方も少なくありません。 衛生面が気になる方は、若干吸引力が弱くなりますが、掃除機ヘッドのうえにストッキングをかぶせてみるとよいでしょう。 ふとん専用ヘッドがあるものだとより良いです。 掃除機をかける際は、1mにつき20秒程度の長さでゆっくりかけるとよいでしょう。 ふとんの上から下に向かって丁寧に掃除機をかけてください。 掃除機をかける頻度は少なくとも週1回は行うことをおススメします。
また、ふとんだけでなくカーペットや畳、ベッドのわきに置いてあるぬいぐるみ、カーテンなど部屋のいたるところにダニは潜んでいます。 掃除しないでおくとホコリや皮脂汚れなどのゴミがたまり、ますますダニの繁殖を促すことに。 なるべく部屋全体をこまめに掃除するようにしましょう。
湿気対策に気を配る湿度の高い環境はふとんにとって大敵です。 なるべく部屋干しは控えるようにしましょう。 やむを得ず部屋干しする場合には、乾燥機やエアコンの除湿、扇風機やサーキュレーターを使うことで部屋全体を除湿するようにしてください。
閉めきった押し入れやクローゼットも湿気がこもりやすい場所なので、定期的に戸をあけて換気を行うようにしてください。 収納する際には、ふとんの下に「すのこ」を敷いてみたり、除湿剤を置いてみたりするとよいでしょう。
ふとんは1週間に1回は天日干しするようにしましょう。 表と裏を1〜2時間ずつ太陽にあてるだけでも、カビの発生は大幅に抑えられ、湿気対策になります。 天日干しが難しいときは、室内で椅子やふとん干しラックなどにかけておくだけでも効果的です。 マットレスを使っている方は、マットレスを立てて風を通すようにしてください。 マットレスの同じ面だけを使っているとそこに湿気がたまるため、定期的に身体が当たる面の上下を交換したり、両面使用可能なタイプであれば表裏を逆にしたりするローテーションを行うとよいでしょう。
ストレスを軽減させ、不安をふとんに持ち込まないストレスから一時的にアレルギー反応が出てきてしまうケースがあります。 日頃からストレスをためないようにすることも大事ですが、できるだけ寝る前にはリラックスした状態を作りストレスを減らすことも心がけましょう。 不規則な生活や食事を見直したり、好きなことをしたりして心を解きほぐす時間を持ちましょう。 気分転換や生活習慣の改善などでストレスを上手く軽減させて、穏やかな気持ちでふとんに入ることが重要です。
まとめ
ふとんに入ったときにかゆいと感じる原因には、ダニ以外にも寝具素材や乾燥、ストレスなど、いくつかの可能性があります。 まずはご自身の状況をよく考えてみて、今回ご紹介した例に当てはまるようでしたらできる対策があれば試してみてください。 今日の眠りは明日の元気につながっています。快眠できるように環境を見直し、整えていく工夫をしていきましょう。 |
関連記事
寝具のメンテナンス情報やぐっすり眠れるコツが満載
新着記事