シリーズ企画:おうちdeまるはちふとんクリーニングのココがポイント! 水へのこだわり編
毎日使用するふとんだけれど、メンテナンスはたまに干したり、ふとん用の掃除機を掛けるくらい・・・ もしも汚してしまったら洗うことも考えるけれどそもそもふとんって洗えるの?という方も多いのではないでしょうか。
ふとんを清潔に使うためには定期的に「クリーニング」をすることが理想的です。
しかし「料金がどれくらいかかるの?」「自分で洗濯するのとどう違うのかわからない…」と考える方もいると思います。 自分で洗濯する方が安く済みますが、最悪の場合ふとんの寿命を縮めてしまうかもしれません。
ふとんを長く大切に使いたいのであれば、きちんとクリーニングに出すことをおすすめします。 ふとんを清潔に保つことは健康を担保することにつながります。
今回はおうちdeまるはちのふとんクリーニングをもっと知っていただくためにシリーズ企画第1弾として「水」に焦点をあててご紹介していきます。
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ふとんクリーニングのメリット
ふとんを定期的にクリーニングに出すとどういったメリットがあるのでしょうか。
・見た目がキレイだから必要ないのでは? ・カバーを付けているから、ふとんそのものは汚れていないだろう。 このように考えている方もいるかもしれませんが、実はふとんには目に見えない汚れもたまっており、放置しておくと健康や安眠の妨げになる可能性もあります。 ここではふとんをクリーニングに出すと良い理由を解説していきます。
【生地と中綿両方の汚れもキレイに】人は寝ている間に大量の汗をかきます。一晩の間に約コップ1杯分の汗をかくことも…。 これは暑い夏だけでなく、冬の寝汗も同様です。 夏は環境により、コップ2杯分ほどの汗をかいていることもあります。
パジャマを着ていたり、シーツ・カバーをつけているとはいえ、その汗がふとんに染み込んでいるのです。 見た目は汚れていなくても、汗が染み込んだふとんは決してキレイとはいえません。 さらに毎日長時間私たちの肌に触れたり、皮脂や角質などの汚れもたまってしまったりと、意識していないだけで実はふとんはクリーニングが必要だけれど洗われていないのです。 皮脂や角質汚れもそのままにしていると、臭いの原因にもなります。
さらに厄介なことに、この皮脂や角質はダニの大好物です。 家の中で一番ダニが生息している場所が、ふとんの中。
エサが豊富で、快適な環境が整いやすいふとんの中は、ダニの温床になってしまいます。 このダニのフンや死骸はアレルギーを引き起こす可能性もあります。 ダニが繁殖しないよう、ふとんは清潔に保たなければなりません。
ふとんの水洗いクリーニングをすることはこれらの汚れや菌類を除去・死滅させてくれます。
寝具もアパレルと同じです。適切なクリーニングを行うと生地と中綿両方ともさっぱりとキレイになり、快適に使用することができます。
【保温力の回復が期待できる】ふとんを長年使用していると、汚れやヘタリが出てきます。 するとふとん内部に保持できる空気の量が減り、保温性が低下してしまいます。 また、使用していくうちに汗や湿気を吸い、ふとんの復元力を損なわれてしまったり、羽毛や羊毛や綿などの素材が持つ優れた機能性が徐々に失われてしまいます。
ふとんをしっかりと水洗いすることで生地や中綿の繊維がもみほぐされ、多量の空気を抱きこむため、新品同様とまではいかなくとも保温性を回復することができます。
さらにふとんをクリーニングをすることで汚れが取れ、汗や湿気などの水分を含んだ状態も改善されるため、保温力アップが期待できます。
【ふとんを長持ちさせることができる】ふとんが汚れたままの状態で使用を続けると生地の劣化を促進し、ふとんの寿命を短くしてしまいます。 また、羽毛や羊毛なども汚れたままではその機能性が損なわれてしまいます。 しっかりとクリーニングしてあげることでふとんを長持ちさせ、本来の機能を発揮出来る状態を保てるようになります。
さらにふとんに蓄積している汗や皮脂、アレルゲンなどの汚れは水溶性です。 ドライクリーニングでも見た目の汚れはとれたように見えるかもしれませんが、水溶性の汚れ自体は落とせていないのです。 なぜなら、ドライクリーニングとは水を使わない洗濯方法なので油性の汚れは落ちますが、水溶性の汚れは落ちないからです。 ふとんを中までキレイにするためには、水洗いクリーニングを行い、水溶性の汚れをしっかり落とす事が大切です。
家やコインランドリーで洗うのとどう違うの?
【水の質の違い】ふとんの生地や中綿を傷めず、優しくしっかり洗い上げるには、水の質がカギを握っています。 例えば塩素を大量に含んでいる家庭用の水道水は、過剰な漂白力で、生地が色落ちしてしまう可能性もあります。 水道水や井戸水に含まれているマグネシウムイオン・カルシウムイオンなどの硬度分が多い水を「硬水」と呼んでいます。 硬水は、肌への刺激が強く、特に敏感肌の方には悪影響を与えかねません。 コインランドリーの多くでも家庭と同様の水道水を使用しています。
ふとん水洗いクリーニングに使用している水は各業者によって ・マイナスイオン水 ・天然水 ・マイクロバブル水 ・オゾン水 ・銀イオン水 など様々ですが、ふとんに負荷をかけないために水質にこだわっています。
【水の量の違い】家庭用洗濯機では、ふとんを折りたたんだり、巻いたりして洗濯機に詰め込み洗うため、中綿の汚れをすべて洗い出すには実は使用する水の量が足りていません。 家庭用洗濯機と家庭用洗剤では、中綿までしっかりと水を浸透させ汚れを溶かし出すことが難しく、またふとんの繊維は非常にデリケートなので、家庭で洗うことのできる素材は限られてしまいます。 コインランドリーでは洗濯機の容量は家庭用よりも大きくなりますが、ふとんもシングルサイズでも掛けふとんで150×200~210㎝、敷きふとんで100×200~210㎝あるので汚れを落としきるのに十分な水量に達しているかというと難しいのが現実です。 ふとんクリーニングではこちらも各業者により使用する水の量に差はありますが、洗いやすすぎの工程1回で最低でも100リットル以上の水量でゆったりとふとんに水を染み込ませて汚れを浮き出すことが多いです。 それが洗いやすすぎの工程を進めていくと2回、3回と繰り返していくのでトータルで使用する水の量は自宅やコインランドリーでの洗濯と比較すると格段に増えていくのです。
【水の温度の違い】何となく熱いお湯を使った方が汚れ落ちが期待できるのではというイメージから家庭で浴槽を使ってふとんを洗おうとして熱湯を使用するのはNGです。 温度の高いお湯を使って洗うと生地が縮みやすくなったり、羽毛ふとんの場合は50℃以上になると生地の光沢、色合い、強度が損なわれ、ダウンボールは油脂分を失ってしまいます。 また、真冬などに洗濯機から出る水道水は、汗や皮脂汚れをきちんと浮かすには冷たすぎてしまいます。 ふとんクリーニングでは寝具の素材や特性に合わせた適切な水温でクリーニングをしています。 最適な水温で洗うことで汚れ落ちはもちろん、ふとんの機能性や状態もより良く保つことができるので、クリーニングに出すと安心です。
おうちdeまるはちふとんクリーニングで使用する3種類の水とは?
【高浸透水】一般的に水の分子が小さいほど浸透率が高いと言われています。 高浸透水は化粧水にも使用されることもあるほど浸透率を左右する水分子の大きさが小さく、他の物質へ水分が浸透する(染み込む)スピードが水道水や雨水と比較すると格段に速くなります。
おうちdeまるはちのクリーニングでは⽇本有数の⽔質を誇る「天⻯川の⽔」を使⽤しています。 この天⻯川⽔系の恵みを活かした⽔を巨大なタンクの中にナノフィルターを通した特殊な装置で浸透⽔化し、高浸透水としてタンクに200トンもたまっていきます。 ふとん1枚あたり200〜300リットルも使って徹底洗浄し、繊維の奥までスッキリ! また、豊富な⽔量の天⻯川をキレイに保つため、天⻯川漁協、市町村の排⽔基準を満たすよう、排⽔の⽔質も常にチェックしています。
高浸透水が浸透する速さを目に見える形で実験したところ、生地に水が染み込む速さが水道水に比べて圧倒的に速く、一目瞭然の差があるのでふとんへ素早く水を含ませて隅々まできれいに洗うことができます。
【銀イオン水】銀イオン水とはアルコールや塩素と同様に殺菌・抗菌力があり、安全なので人に密着したものにも使用ができるもので、特筆すべきは、塩素系、アルコール系などの殺菌効果に比べ、優れた持続力があるということです。 銀イオン水の生成にはいくつか方法がありますが、銀の電極に電流を流すことにより、銀イオン水を生成する電気分解をした銀イオン水が良質といわれています。
また銀イオンの除菌力が、ニオイの原因菌を退治することで、菌が原因となるニオイの発生を防ぐ(防臭)が可能になります。
おうちdeまるはちのクリーニングではすべてのふとんに銀イオン水を使用した抗菌加工を行っています。 羽毛ふとんはすすぎの段階で銀イオン水を充填し、抗菌処理を行っていきます。 銀イオン水生成装置によって銀イオン水をつくり出し、銀のプレートに電気的に水を通すことで銀を溶け込ませタンクに溜めていきます。 溜まった銀イオン水はパイプを通って各羽毛専用洗濯機に入り、すすぎの際に充填されて抗菌加工を施していきます。
敷きふとんは平面乾燥の際に乾燥機の出口で銀イオン水を噴射します。 乾燥機から出てきたふとんは表面が乾いており、ここで銀イオン水を噴霧させることで抗菌処理を行います。
銀イオン水は人の肌に対して非常に安全な機能を持つ水で、銀はアレルギーになりにくい金属ですが、他の金属アレルギーをお持ちの方や気になる方へはお預かり時にスタッフにお話しいただけますと別工程でクリーニングをしていきますのでご相談ください。
【オゾン水】オゾン水は高い殺菌効果を持ちますが、人体への影響が低いため、触れても肌荒れせず目や口に入っても問題ありません。 日本に限らず、世界中の医療機関や食品工場、保育園など、様々な施設で殺菌や感染症対策のために使われています。
野菜などの洗浄にも使⽤されるほど安⼼なオゾン⽔溶液をふとんにたっぷり浸透させ、中綿から殺菌し、ふとんに蓄積した汗はもちろん、皮脂や菌をしっかり落とします。
おうちdeまるはちのクリーニングでは主に敷きふとんの洗浄前の工程でオゾン殺菌処理を行っています。 一般的に敷きふとんは通年使用しており、汗や湿気は下にたまっていくので、より効果的な殺菌理処理が必要と考えたためです。 敷きふとんを平らに広げたまま洗剤を吹きかけ、大量の水で洗い流した後にオゾン水を噴霧して殺菌処理を行います。 約90秒後に敷きふとんの下からバキュームでオゾン水を強力吸引することでふとん全体に染み込ませることが出来ます。
また、クリーニング後のオプションでオゾンBOX除菌(1枚+2,200円)もありクリーニング洗浄や高温処理でも除去できない細菌を99.99%以上滅菌します。 オゾンによる消毒の有効性はCT値=濃度(ppm)×時間(min)で表されます。 マルハチではCT値1,600〜2,000で殺菌をしています。 高濃度ですが、薬剤を使用しないので残留毒性の心配がない安全な処理になります。 洗浄・乾燥後に殺菌・消臭効果も期待できる高性能オゾンBOX設備に入れて処理を行い、その後再乾燥させてふっくらと仕上げます。 こちらのオプションは掛けふとんや羽根枕などクリーニング可能な寝具にはすべてご利用いただけます。 >>クリーニングオプション【オゾンBOX殺菌】詳しくはこちら
おうちdeまるはちふとんクリーニングへのこだわり
おうちdeまるはちのクリーニングは寝具のプロ、丸八真綿のふとんクリーニング専用工場です。 敷地面積1万平方メートル超の大きな工場でふとん専用の大型設備でゆったり水洗いし、高品質なふとんクリーニングを提供しています。 まだふとんを洗う習慣のなかった時代から⾼級ふとんメーカーとしてのノウハウを結集し、ゼロから機械や洗剤、洗浄プログラムなど「中綿の汚れはしっかり落としながらふとん⾃体への負荷を抑えた」ふとん専⽤⽔洗いクリーニングの技術を研究開発してきました。
ふとんを熟知した専任スタッフが、1枚1枚丁寧にクリーニングしています。 「ふとんをみて、寝室の向きが分かります。多い⽇で300枚、年間10万をこえるふとんをみているので、 こんな⼈がこんな⾵に使⽤しているのだろうな、寝室の向きはこんな感じなんだろうなと想像しています。」 「今のふとんは洗うことを前提につくられていないものが本当に多くてとても気をつかいますが、 お客様の大切なおふとんに真摯に向き合っています。」 と笑顔で話しています。
寝具メーカーのふとん専⽤クリーング⼯場のメリットは、なんといっても”ふとんを熟知している”という点です。 圧倒的にふとんに対する知識の量と累計枚数640万枚という実績・経験が違います。 そのため、しっかり汚れを分解し隅々までキレイに仕上げます。
そしてクリーニングするだけでは終わらない、「ふとんの病院」といわれる総合的なメンテナンスにも対応しています。 おうちdeまるはちのクリーニングは社内での別名はふとんクリーニングではなくあえて ”ふとんクリニック”という呼び⽅をしています。
⽔洗いでキレイにするだけが本当のクリーニングではありません。 衛⽣⾯での品質管理はもちろんのこと、ふとんを良い状態で⻑く使っていただく為に 「ふとんの病院」のような総合的なメンテナンスを⾏います。 穴あきやホツレの修理を行い、ふとんを健康な状態に近づけます。 ふとんのすべてを知り尽くした寝具メーカーだからできる技術です。 小さな修理は無料ですが、修理内容により料金は異なります。 無料・有料に関わらず、お客様のふとんに修理工程が必要と判断した場合は 担当スタッフより事前に確認をし、お客様にご了承いただいてから進めますのでご安心ください。
まとめ
おうちdeまるはちのクリーニング「水へのこだわり編」いかがでしたでしょうか。 ふとんクリーニングの必要性や水洗いの重要性などを感じていただけたら嬉しいです。
おうちdeまるはちのクリーニングでは洗いやすすぎの水に高浸透水を使用しており、今までの細菌をオゾンで殺菌し、これからの細菌は銀イオンがガードする、2段階で抗菌&防臭します。
また、適切に水洗いクリーニング工程を完了したか、仕上がり具合に落ち度はないか、最終検査員の厳しいチェックに合格したふとんだけをお届けいたします。 不合格品は再度洗浄工程に戻され万全の状態で出荷しています。
高級ふとんメーカーがふとん専用のクリーニング工場で”水”にこだわって丁寧に洗い上げる 高品質なクリーニングをぜひ1度体験してみてください。 |
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