ふとんを洗いたいけれど洗濯機に入らない!? 自分で洗濯する方法を解説
皆さん、ふとんのメンテナンスはどうされていますか?
アトピーや喘息、鼻炎などのアレルギー症状にお悩みの方は、ダニやほこり、カビなどのアレルゲンの温床となりやすいふとん自体をしっかり洗濯することで症状の緩和が見込めます。 そのためご自宅でふとんを洗いたいという方も多いかと思います。
とはいえ、ふとんを自宅で洗えるのか?大きすぎて洗濯機に入らないかも?!と中々実行に移せない方もいるのではないでしょうか。
実は、キルティング加工されていて品質表示に洗濯マークがあるものであればふとんも丸洗いが可能ですが、この際にいくつかポイントや手順を抑えておかないと、ふとんの状態を劣化させてしまう可能性があります。
今回は自分でふとん洗濯する際の手順や注意点とどうしても家では不安、難しいという方にはその他のメンテナンス方法もご紹介します。
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ふとんを自宅で洗うメリットとは?
ふとんを定期的に洗うことで、汗や皮脂による臭いや、湿気で繁殖するダニや雑菌を軽減することができます。
ふとんが汚れてしまった、臭いが気になる、シーズンオフに長期保管する前に洗っておきたい・・・など もし自宅で洗うことができたら、重たいふとんを持ち運んだりしなくても良く、掛かるお金も少なくて済んで嬉しいですよね。
ただ、自宅でふとんを洗う際に間違った洗浄方法や乾燥の仕方をしてしまうとふとんそのものの機能を損なう可能性があります。
寝具を清潔に保つために覚えておきたい自宅でのふとんの適切な洗濯方法をご紹介します。
ふとんを洗う前に確認すべき4つのポイント 洗う前に必ず確認したいポイントを4つご紹介します。
ふとんを洗う前に確認すべき4つのポイント
素材が水洗い対応可能かふとんについた品質表示を確認し、洗濯マークをチェックしてください。
キルティング(縫製)加工がされているか一般的に洗濯機で洗うことのできるふとんであっても、キルティング加工(表と裏2枚の布の間に敷居を縫い付けて中綿が片寄りにくい加工)がされていない場合は工夫が必要です。 キルティング加工がされていないと洗う際に中の素材が片寄り、部分的にふとんが薄くなってしまうことがあるので、されていない場合は、丸めて紐で縛ってから洗いましょう。
洗濯機の容量とふとんの大きさは適切か自宅の洗濯機の容量と洗いたいふとんのサイズを確認しましょう。 ドラム式など一部の洗濯機はふとんを洗えないものもあるので注意が必要です。 無理に洗うと洗濯機から異音がしたり、壊れる原因にもなります。 まずは洗濯機の取扱説明書を確認すると安心です。
一般的な洗濯機の洗濯容量と無理なく洗えるふとんの大きさの目安 【5kgで洗えるふとんの目安】 ・シングルサイズの肌掛けふとん 1枚 ・シングルサイズの敷きパッド(薄手のもの) 1枚
【7~8kgで洗えるふとんの目安】 ・シングルサイズの掛けふとん 1枚 ・セミダブルサイズの肌掛けふとん 1枚 ・セミダブルサイズの敷きパッド 1枚 ・ダブルサイズの敷きパッド(薄手のもの) 1枚
洗濯する日から3日後までの天気予報を確認する物干し竿やベランダの手すりなどは軽くタオルなどで拭き、ホコリなどの汚れを落としておきます。
晴れの日に洗濯するのはもちろん、しっかり乾かさないとふとんの中に湿気が残り、カビや臭いの原因になってしまうので週間の天気予報をチェックし、3日は干しておけるようにしましょう。
ふとんは大きさと厚みがあるので、しっかりと広げて干さなければなりません。 ベランダに十分はスペースがない、天気が安定しないなどの場合は室内でも構わないので、しっかりとふとんを干せるスペースを確保しましょう。
掛けふとんを洗う時に準備するものと手順
おしゃれ着洗いなどの中性洗剤洗剤は水に溶けやすい液体洗剤がおススメです。 特に羽毛ふとんは、アルカリ洗剤を使うと油分を取りすぎてしまい、ふわふわに仕上がらないので、おしゃれ着洗いなどの中性の洗剤が適しています。 特に目立つ汚れがある時には、洗濯機に入れる前に前処理をしておきましょう。 やわらかいスポンジに「おしゃれ着用洗剤」を薄めた洗剤液(水4Lに対して10mlが目安)を含ませて、首周りなど汗や皮脂汚れが目立つ部分になじませておきます。
寝具用の洗濯ネットふとんをそのまま洗濯機に入れてしまうと、生地がこすれて破れてしまう可能性もあるので、ふとんが入る大きな洗濯ネットを用意しましょう。
~洗濯機編~洗濯機を使用する場合は以下の手順で行いましょう。
<How to> ふとんを寝具用洗濯ネットに入れます。 まず縦方向に3つ折りにしてから、くるくると中の空気を抜きながら巻いていくと収まり良く入ります。 中綿が綿の場合やキルティング加工がされていない場合は巻いてから紐できちんと結んでください。
次に洗濯機に水を張り、洗剤を溶かします。(縦型式のみ) 洗剤がふとん全体に行き渡るようにするためと洗剤が直接ふとんにかかって色落ちの原因になることを防ぐためにも、ある程度水を張り洗剤をよく溶かしてから洗濯機にふとんを入れると安心です。
ふとんや毛布洗いコースを選びます。 もしない場合は大物洗い、手洗いコースなどを選択してください。 通常のコースのみしか選択できない場合は、洗濯時間は6分程度、すすぎは2回、脱水は6分前後を目安にし、汚れ落ちを確認してみてください。
~浴槽編~洗濯機にふとんが入らない時は、以下の手順で行いましょう。 お風呂場の浴槽を利用すると場所が確保できておススメです。
<How to> 初めにシャワーで表面についた汚れをさっと洗い流します。 次に浴槽の半分くらいまでぬるま湯(40℃前後)を入れ、洗剤をよく溶かします。 ふとんを浴槽の中に入れ、軽く押し洗いします。 あまり強い力で洗うとふとんを傷つけてしまう可能性があるので、優しく押し洗いしてください。
水を替えて、2・3回繰り返し洗います。 洗い終わったふとんはとても重たくなっているので浴槽のふちにかけて、1時間前後を目安にしばらく水を切ってください。
敷きふとんを洗う時に準備するものと手順
近年家庭で洗える敷きふとんが増えてきましたが、敷きふとんのサイズは、シングルサイズでも100×210または200cm。 一般的な7~8kgの大きさの洗濯機には入りません。 では、どうやって洗うのでしょうか?
お風呂場などの広いところに敷いて、シャワーをかけたり、浴槽を利用して洗う方法になります。 その際に準備するのは、敷ふとんを縛る紐と中性洗剤です。
~浴槽編~まず、敷きふとんの中綿がずれないように、細長く丸めてから紐で縛る必要があります。 洗濯している間に外れないように、滑りにくい麻の紐を使うのもおススメです。 外れないように数か所縛りましょう。
次に、お風呂に40℃前後のお湯を張り、洗剤を入れてよく混ぜておきます。 粉末洗剤は粉が固まってしまうこともあるので液体のタイプが簡単です。 洗剤を溶かしたら、縛った敷きふとんを入れて全体的に洗剤を染み込ませます。
その上から足で踏み洗いして、中の汚れを出していきます。 汚れを出し切ったら浴槽のお湯を抜いて、シャワーで洗剤の泡が無くなるまで綺麗に洗い流します。 上からシャワーをかけるだけでなく、足や手で押して敷きふとんの中までしっかり洗い流しましょう。 この作業を2〜3回繰り返して踏み洗いをしてすすいでいきます。
1時間前後浴槽のふちに掛けて水気をある程度取ったら乾かします。
しっかり乾燥させるのが鉄則!
洗ったふとんは、しっかり乾燥させなければ、カビの繁殖やニオイの原因につながってしまいます。 正しい干し方で中綿まで乾燥させましょう。
ふとんはM字干し、又はハンガー干しをする天日干しする際に1本の竿に掛けると水分の重みでふとんの中の素材が偏ってしまう可能性もあります。 その場合は図のようにハンガーを掛けた上にふとんをのせて乾かしましょう。 また、図のように2本の竿にM字型になるように掛けると重みが分散され、空気の通り道もできるので乾く時間も速くなります。 表面が乾いてきたら次は裏返して、完全に乾くまできちんと干しましょう。
浴槽で洗ったふとんは特に注意するふとんの乾燥には時間が掛かりますが、特に浴槽で踏み洗いしたふとんを干す場合は注意が必要です。 洗い終わったあとに1時間程浴槽に掛けて水を抜いても、まだふとんにはかなりの水分が残っていてベランダに運ぶのも重労働です。
このふとんをしっかり乾燥させようとするには2〜3日の天気予報をチェックして晴れの日を確認しておくことが大切です。 しっかりと裏返し、両面を天日にあてて中の水分を乾燥させましょう。
また、効率よく乾かすにはふとん乾燥機を併用するのもおススメです。 ふとんを取り込んだあとに家の中でふとん乾燥機にかけて乾かすとさらにふっくら仕上がります。 この乾燥作業に労力と手間がかかりますが、怠ってしまうとせっかくキレイに洗ったふとんの機能が損なわれたり、快適な状態で使用できなくなってしまうので、注意しながら進めていきましょう。
家での洗濯に困ったらこんな方法も
家で洗ってみたけれど、乾燥出来ているか心配、汚れは本当に落とせているの・・・? そんな不安がある方にはふとんを洗うのにコインランドリーや専門業者に依頼する方法もあります。 順番にご紹介していきます。
コインランドリーを利用するコインランドリーには、大容量の洗濯機が設置されているので、敷きふとんなど厚みのあるものや大きなサイズのふとんでも簡単に洗うことができます。
コインランドリーで洗う場合も、ふとんの品質表示・洗濯表示を確認してください。 もし、手洗いマークやドライマークの表示がある場合、コインランドリーを使用すると生地が傷んだり、中綿が出てしまう可能性もあるので注意が必要でしょう。
自宅で洗うのと同様に寝具用の洗濯ネットや紐を用意しておきます。
最近はふとんコースが選べるタイプのものも設置されるようになりました。 コインランドリーでの洗濯時間はだいたい30〜40分くらい。 乾燥時間は、目安として60分前後です。 ふとんの種類や大きさなど必要に応じて、追加乾燥をおこなってください。
コインランドリーのメリットは、家では洗えないサイズも洗えること。 さらにその日のうちに、乾燥までできて洗濯が完了することです。
しかしデメリットもあります。 コインランドリーは多くの方が利用します。 そのため衛生面が気になる方も多いです。
さらにふとんを持ち込まなければならないため、運搬に手間がかかります。
またコインランドリーを使用する場合も、自分で判断して洗濯を行わなければなりません。 間違えた洗濯方法でふとんを傷め、破損する恐れもあります。 乾燥についても、しっかり中綿まで乾ききっているかの判断が難しいので、生乾きのまま使用して雑菌が増えてしまったり、臭いが残ってしまったりする場合もあります。
クリーニング専門業者に依頼するふとんクリーニング業者に依頼すると汚れをキレイにしてくれて、しっかり乾燥させてふとんをより快適な状態にしてくれるので安心して任せることができます。
クリーニングでふとんを取り扱っているところはたくさんありますが、ふとん専門でクリーニングを行っているところへお願いしたいのなら、ぜひ「おうち de まるはち」をご利用ください!
年間10万枚を超えるふとんを見てきた「おうち de まるはち」。 その累計枚数は640万枚にもなり、ふとんに対する知識量と経験が違います。
1枚1枚のふとんをしっかり見極めてからクリーニングを行い、最高の状態に仕上がったおふとんをお客様へお届けしています。 安心して、大切なおふとんをお預けください。
また「おうち de まるはち」は、スタッフがご自宅へふとんを取りに伺います。 その場でふとんの状態をチェックしながら、お申込書を作成し、お預かりします。 もちろんクリーニングを終えたふとんもスタッフがお届けしますので、ご安心ください。
気になる方は、ぜひ「おうち de まるはち」へご相談ください。
まとめ
自宅ではなかなか大変なふとんの洗濯ですが、しっかりとポイントを押さえれば自分でも行えます。 洗う際は洗濯表示を確認し、洗剤やふとん用洗濯ネットなどを事前に準備しておきましょう。
日頃カバーをしていれば1シーズンに1回の頻度での洗濯が理想的です。 また季節ごとにふとんを変えるタイミングなど、長期間しまう前に洗濯しておくこともおススメです。
また、「自己流の洗濯で失敗した」「大きなものだから自分で洗濯して大丈夫か不安」など迷っている方はぜひ1度ふとんクリーニングを利用してみてはいかがでしょうか。
健康を守る大切なふとん。 次に使用する際にきれいな状態で使えるようにメンテナンスしておきましょう。 |
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