【羽毛ふとんの正しい洗濯方法】快眠のために寝具は清潔に保とう! | 布団のクリーニング・打ち直し・保管なら「おうちdeまるはち」

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【羽毛ふとんの正しい洗濯方法】快眠のために寝具は清潔に保とう!

作成日:2023年01月05日(木) 最終更新日:2023年01月05日(木) 公開日:2023年01月05日(木)

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監修者情報:
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当社(株式会社丸八真綿販売)はグループで日本最大級のふとん専用水洗い工場設備を有し、35年以上にわたってふとんクリーニングを行っています。実績は累計640万枚を超え、多くのお客様に永く愛されております。また10年以上ご好評いただいている羽毛リフォームも最高グレードで丁寧に仕上げます。本コラムでは、安眠インストラクターや快眠セラピストの資格を持ったスタッフが寝具のメンテナンス情報やぐっすり眠れるコツをご紹介しています。

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羽毛ふとんは長く使っていると、ダニや臭いなどが衛生的に気になりますよね。

しかし「自宅で洗うのは難しそう」と、少しハードルが高く感じる方もいらっしゃるでしょう。

 

そのような方のために、今回は羽毛ふとんの正しい洗濯方法と、自宅で洗濯する際の注意点やコツをまとめました。

 

羽毛ふとんは正しい方法で洗濯することで、長持ちし清潔に使えます。

 

もし、自宅で羽毛ふとんを洗うのが難しい場合は、コインランドリーやクリーニング業者を活用してみましょう。

こちらの利用方法もご紹介しているため、あわせてお役立てください。

 

 

記事の目次

 

 

 

  

羽毛ふとんを洗濯する前のチェックポイント

羽毛ふとんを洗濯する前のチェックポイント

はじめに、羽毛ふとんを洗濯する前に確認すべきポイントを解説します。

羽毛ふとんは、ものによって洗濯できない場合があります。

失敗しないためにも、これらのポイントをしっかり確認してから洗濯しましょう。

 

 

  水洗い可能か洗濯表示を確認 

まずは、お手持ちの羽毛ふとんが水洗い可能か、タグの「洗濯表示」を確認しましょう。

以下のような、手洗いや洗濯おけのマークがあれば水洗い可能です。

 

水洗い可能洗濯表示マーク

 

以下の場合は水洗いできないため、ふとん専門のクリーニング業者に相談・依頼することをおススメします。

 

水洗い不可・ご家庭でのお洗濯不可洗濯表示マーク

 

2016年12月から表示マークが変更されているので注意して確認しましょう。

 

 

 

  ふとんのキルティング加工と側生地の素材を確認 

次は、キルティング加工の有無と、側生地の素材を確認しましょう。

キルティング加工とは、ふとんの側生地の表裏が、格子状に縫い合わせてある状態のものを指します。

キルティング加工されていないふとんを洗濯してしまうと、中で羽毛が片寄ってしまいます。

 

また、シルクやレーヨン、真綿(綿100%)などは繊細なので、正しく扱わないと傷んだり、シワになったりすることも。

ふとんの側生地に上記素材が使用されている場合は、洗濯を避けましょう。

 

 

 

  自宅で洗う場合は洗濯機が対応可能か確認 

自宅の洗濯機を使用する場合は、容量や「大物洗いコース」があるかを確認しましょう。

なければ「ドライコース」のような、デリケート素材用のコースでも洗濯可能です。

 

一般的にシングルの羽毛ふとんで、5~7kg以上あれば安心といわれていますが、中身の羽毛の充填量があまり多いものだとそれ以上の洗濯機の容量が必要な場合もあります。

 

メーカーによっても対応可能容量は異なるため、ご自宅の洗濯機の取扱説明書を確認しましょう。

 

 

 

  

 

【羽毛ふとんの正しい洗い方】自宅での洗濯手順を詳しく解説

【羽毛ふとんの正しい洗い方】自宅での洗濯手順を詳しく解説

 

次は実際に、羽毛ふとんを自宅で洗濯する方法を解説します。

正しい手順で洗濯することが、失敗しない秘訣です。

 

 

  洗濯前の準備 

まずは、洗濯する前の準備を行います。

 

ふとんカバーを外して、カバーは別に洗濯します。

② 羽毛ふとんは一度物干し竿にかけて、外で軽くはたき、ホコリなど目に見える汚れを落としましょう。

③ 洗濯に必要な物品を準備し、環境を整えます。

 

中性洗剤と洗濯ネットを用意しましょう。

洗濯ネットを使用することで、側生地を傷めずに洗濯でき、羽毛が飛び出すのを防げます。

 

 

  洗濯機での洗い方 

次は、洗濯の手順です。

羽毛ふとんに目立つ汚れがある場合は、以下の方法で先に部分洗いしましょう。

 

【部分洗いの方法】

汚れている箇所をシャワーで流し、つまみ洗いを行います。

汚れが落ちにくい場合は、中性洗剤を使用しても問題ありません。

もしおねしょなどのシミが気になる場合は「酸素系漂白剤」を使用し、浸け置きすると効果的です。

ただ、シミの原因によって使用する洗剤は異なるので詳しいシミの落とし方についてはこちらの「【種類別】ふとんのシミ取り方法!注意点やシミ対策もご紹介」をご覧ください。

 

部分洗いで汚れが落ちたら、ふとん全体の洗濯に移ります。

 

汚れている箇所を外側にして縦に3つ折りし、端からくるくると丸めて洗濯ネットに入れます。

②洗濯機に羽毛ふとんを入れ「毛布コース」「大物洗いコース」など、ふとんに適したコースで洗濯しましょう。

 

縦型洗濯機の場合は、ふとんが浮いてきてしまうため、以下の工程が必要です。

洗濯槽に水を貯め、一杯になったら一度洗濯機を止めます。

羽毛ふとんをゆっくりと入れ、上から5.6回押し、水を染み込ませます。

ふとんに水が十分染み込んだら、コースを選択し再度スイッチを押しましょう。

 

また、ドラム式洗濯機の場合、脱水時にふとんが片寄り、エラーが表示されることがあります。

その時は、ネットから出して洗濯槽にふとんを広げるとよいです。

 

 

  手洗いでの洗い方 

手洗いの場合は、以下の方法で進めましょう。

 

①浴槽に羽毛ふとんが漬かるほどの水を張り、中性洗剤を溶かします。

この時洗濯ネットは使わず、浴槽全体にふとんを広げることがポイントです。

②ふとんを足か手で押し洗いし、水を入れ替えて3~5回ほどすすぎます。

③ふとんを丸め押しながら脱水し、浴槽にかけ1時間ほど放置しましょう。

 

ある程度水が抜けたら、洗濯機で3分ほど脱水すると乾きやすくなります。

水を含んだふとんは重くなるため、女性が行う場合やふとんのサイズが大きい場合は注意しましょう。

 

 

  洗濯後の干し方 

ふとんを洗い終わったら、風通しのよい場所で陰干しします。

直接日光に当てると、紫外線で生地が焼けてふとんが傷む原因となるため陰干しにしましょう。

 

物干し竿を2本使い、ふとんがM字になるように干すと早く乾きます。

 

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羽毛が片寄っている時は、乾くまでの間に数回ほぐすと、ふっくら仕上がります。

ただし濡れた羽毛は傷みやすいため、優しく扱うことが大切です。

 

ふとんが乾いたら、最後にふとん乾燥機などで仕上げるとしっかりと中まで乾きくためカビ予防に効果的です。

 

 

 

  

 

羽毛ふとんを洗濯する際の2つの注意点

羽毛ふとんを洗濯する際の2つの注意点

 

次は、羽毛ふとんを洗濯する際に注意すべき、2つのポイントをご紹介します。

これらの注意点を守らないと、失敗する可能性が高くなるため、しっかりと理解しておきましょう。

 

 

  柔軟剤は使用しない 

羽毛ふとんを洗濯する際は、柔軟剤の使用は避けましょう。

 

羽毛には元々撥水効果があり、油分に弱い性質を持っています。

柔軟剤を使用することで羽毛をコーティングしてしまい、本来のふんわり感が損なわれる原因になりかねません。

 

もし寝具に香りをつけたい時は、カバーやシーツを洗う際に柔軟剤を使用しましょう。

 

 

  中までよく乾かす 

羽毛ふとんを洗濯したら、中までよく乾燥させましょう。

乾燥しきれていないと、ダニの繁殖やカビの発生につながります。

 

羽毛ふとんをしっかり乾かすには、夏場で1~2日かかるため、晴天が続く日を選ぶことがポイントです。

仕上げに、ふとんを乾燥機にかけると安心です。

 

 

 

  

 

羽毛ふとんの洗濯の必要性とおススメ頻度

羽毛ふとんの洗濯の必要性とおススメ頻度

 

そもそも羽毛ふとんは、洗濯する必要があるのでしょうか?

答えは、年に1回は水洗いした方がよいとされています。

 

ふとんは、寝ている間にかいた汗が染み込んだり、皮脂汚れがついたりします。

そのまま使用していると、菌が繁殖し、ダニの増殖や臭いの原因になる可能性があります。

天日干しだけでは汚れは落ちないため、水洗いが効果的です。

 

また、皮脂や汗が蓄積すると羽毛特有のふんわり感を損なってしまうことも。

洗濯せずに長年使用することで、保温性が低下してしまい、ふとんの寿命を縮めかねません。

 

しかし頻繁な洗濯は、羽毛や生地を傷めてしまう可能性があるため、基本的に年に1回の水洗いのペースは守るように注意しましょう。

 

 

 

  

 

羽毛ふとんを清潔に保つための日々のお手入れ

羽毛ふとんを清潔に保つための日々のお手入れ

 

頻繁に洗濯できなくても、毎日使うふとんは清潔に保ちたいですよね。

次は、羽毛ふとんを清潔に保つための、日々のお手入れ方法をご紹介します。

 

 

  定期的にふとんを干し、湿気を取る 

羽毛ふとんは、定期的に干し乾燥させることで快適に使用できます。

湿気や臭いが気になる場合は、天日干しで乾燥させると解消されるでしょう。

ふとんを干す頻度は、週に1回程度が適切とされています。

 

通常羽毛ふとんは陰干しがよいですが、梅雨時期や湿気が気になる場合は天日干しでも問題ありません。

しかし、紫外線でふとんの側生地が傷むことがあるため、直接日光にあてる場合はカバーをかけたままがよいでしょう。

 

ふとん乾燥機を使用すると、干す手間がかからず湿気対策ができるのでおススメです。

 

 

  ふとんカバーを使用し、こまめに洗濯する 

羽毛ふとんを使用する際は、必ずふとんカバーを使用しましょう。

ある程度の汚れは防げますし、こまめに洗濯できるため衛生的です。

 

ふとんカバーの洗濯頻度は、週1回が理想的です。

 

 

 

  

 

羽毛ふとんの打ち直しや買い替えのタイミングは?

羽毛ふとんの打ち直しや買い替えのタイミングは?

 

ふとんの側生地が傷み羽毛が飛び出している場合や、全体のボリュームが減ってきたと感じたら「打ち直し」がおススメです。

打ち直しとは、羽毛のクリーニングや新しい羽毛を補充し側生地の新調を行うことです。

 

打ち直しのタイミングは、ふとんを使い始めてから5~10年以内が推奨されています。

15年以上経つと、打ち直しが難しくなるケースもあります。

また、打ち直しができるのは基本的には1回までなので、過去に打ち直しをしている場合は、買い替え時かもしれません。

 

羽毛ふとんは、10~15年が寿命といわれているため、打ち直しをしない場合は買い替えを検討しましょう。

 

 

 

  

 

羽毛ふとんを自宅で洗うのが難しい場合は?

羽毛ふとんを自宅で洗うのが難しい場合は?

 

お手持ちの羽毛ふとんを、自宅で洗濯するのが難しい場合もあるかもしれません。

最後に、自宅以外で洗濯する方法をご紹介します。

 

 

  コインランドリーを利用する 

自宅の洗濯機の容量が足りない場合や、ふとんのサイズが大きい場合などは、コインランドリーを利用してみましょう。

大容量かつ乾燥まで一通り行えるため便利です。

 

しかし、高温での乾燥のしすぎはふとんが傷む原因となるため、ある程度水気が切れたら、自宅に持ち帰り陰干しすることをおススメします。

 

 

  ふとんクリーニング業者に依頼する 

水洗い不可能のふとんをお持ちの方や、手間をかけたくない方はふとん専門のクリーニング業者に依頼するのがおススメです。

他の方法より費用はかかりますが、プロなら安心して任せられます。

自宅までふとんを取りに来てくれる業者を選べば、わざわざ足を運ぶ必要がなく便利です。

 

羽毛ふとんのクリーニングを検討している方は、ぜひ「おうちdeまるはち」をご利用ください!

豊富な経験によって培った知識を活用し、1枚1枚状態に合わせて丁寧にクリーニングいたします。

そして、最高の状態に仕上げたのち、お客様へお届けいたします。

 

ふとんに関する悩みやご相談がある方は、一度「おうちdeまるはち」へご相談ください。

 

 

 

  

 

羽毛ふとんは正しい方法で洗濯することで長持ち!

羽毛ふとんは正しい方法で洗濯することで長持ち!

 

自宅での羽毛ふとんの洗濯は、ハードルが高いと感じる方も多いのではないでしょうか。

しかし、ポイントをしっかりと押さえ、正しい方法を理解することで、ご自身でも洗濯できます。

 

羽毛ふとんは、年に1回の頻度で洗濯するのが理想的です。

そして、ふとんカバーを装着しての使用や定期的にふとんを干すなど、日々のお手入れが、快適な睡眠を得る秘訣です。

 

自分で洗濯するのが不安な方や、なるべく手間をかけたくない方は、プロの業者に依頼してみてはいかがでしょうか。


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