冬なのにひどい寝汗!?性別や状況をふまえた対策をご紹介 | 布団のクリーニング・打ち直し・保管なら「おうちdeまるはち」

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冬なのにひどい寝汗!?性別や状況をふまえた対策をご紹介

作成日:2022年12月07日(水) 最終更新日:2022年12月07日(水) 公開日:2022年12月07日(水)

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当社(株式会社丸八真綿販売)はグループで日本最大級のふとん専用水洗い工場設備を有し、35年以上にわたってふとんクリーニングを行っています。実績は累計640万枚を超え、多くのお客様に永く愛されております。また10年以上ご好評いただいている羽毛リフォームも最高グレードで丁寧に仕上げます。本コラムでは、安眠インストラクターや快眠セラピストの資格を持ったスタッフが寝具のメンテナンス情報やぐっすり眠れるコツをご紹介しています。

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冬なのに寝汗がひどいと悩んでいませんか?

 

通常、寝汗は深い睡眠を得るためにかくものですが、かく量が多すぎても身体によくありません。

というのも、そのままにしていると睡眠の質が低下したり、大きな病気が隠れていたりすることがあるためです。

 

この記事では冬場なのに寝汗がひどくなる原因や対処方法について詳しくご説明します。

適切な対策をして安眠を手に入れましょう。

 

記事の目次

 

  

女性が気になる!冬場のひどい寝汗の原因

女性が気になる!冬場のひどい寝汗の原因

寝汗は夏だけではなく、冬もかきます。

深い睡眠を得るために、深部体温を下げる必要があるためです。

そのため毎晩約コップ1杯分の汗をかきます。

 

しかし気になるくらいひどい寝汗は問題です。

 

まずは女性に関する、冬場にかくひどい寝汗の原因をみていきましょう。

 

 

  不適切な冷え性対策 

冷え性対策が適切でないと、ひどい寝汗の原因となります。

 

冬場は足が冷え、寝つきにくいと感じる方もいるでしょう。

冷え性に悩む方の比率は男性より女性の方が多いとされています。

 

次のような冷え性対策をしていないでしょうか?

 

• くつ下をはいたまま寝る

• ポリエステルなど化学繊維でできた厚手のパジャマを着ている

• 電気毛布をつけたまま寝る

• カイロを使用したまま寝る

 

このような対策をしていると、寝ている間に熱がこもり、ひどい寝汗の原因となります。

寝汗がひどくなるだけでなく、睡眠の質も低下する可能性があります。

 

どのように冷え性対策をすればよいか知りたい方は、こちらの「ふとんに入っても足が冷たい!安眠のための対処法とは?」をご覧ください。

 

 

  ストレス 

強いストレスはひどい寝汗の原因の一つです。

 

人間の体温は、主に自律神経によって調整されています。

自律神経は交感神経と副交感神経の2種類にわけられ、それぞれバランスを保ちながら状況に合わせて調節を行っています。

 

交感神経が優位になると脈拍や血圧、体温が上昇。

発汗も促されます。

一方、副交感神経が優位になるとリラックス状態になり、体温は下がります。

 

強いストレスにさらされると、自律神経のバランスが崩れ、寝ている間の体温調整がうまくできません。

そのため、夜間に大量の汗をかくことがあります。

 

 

  ホルモンバランスの乱れ 

ホルモンバランスが乱れることによって、多汗となることがあります。

特に更年期障害で悩んでいる女性は少なくありません。

 

早い人では40代前半からはじまる更年期。

女性ホルモンの一つであるエストロゲンの分泌が減ることにより、更年期障害と呼ばれるさまざまな症状が生じます。

 

多汗も更年期障害によって起こる症状の一つです。

自律神経のコントロールがうまくできず、急に汗をかいたりほてったりすることがあります。

 

そのため寝室環境が整っていても、大量の汗をかくことがあります。

寝汗の不快感で目覚めてしまう方もいるほどです。

質のよい睡眠が得られず寝不足になり、精神状態に影響が出ることもあります。

 

更年期障害の症状は、周りの方に気づかれにくいものが多いです。

ひどい寝汗を含め、更年期障害の症状で悩んでいる方は、婦人科を受診するとよいでしょう。

 

 

   PMS(月経前症候群)や妊娠 

PMS(月経前症候群)や妊娠など、ホルモンの影響でひどい寝汗がおきている可能性があります。

 

女性は排卵するとプロゲステロンと呼ばれるホルモンが増加。

その影響で体温が0.3~0.5℃上昇します。

普段より体温が高いため、寝汗を多くかくことがあります。

 

PMSの場合、生理が始まってしばらくすると症状が改善されることがほとんどです。

基礎体温を測るなど、自分の周期を知っておくとよいでしょう。

 

妊婦の方の場合、妊娠初期は基礎体温が上がり、寝汗をかきやすいです。

安定期になれば自然と寝汗の量も落ち着くでしょう。

もし妊娠後期になっても、寝汗の量が多い場合はかかりつけの産婦人科に相談するようにしてください。

甲状腺の異常などによって引き起こされている可能性があります。

 

  

 

 

ひどい寝汗は男性も?ストレスや更年期障害に注意

 ひどい寝汗は男性も?ストレスや更年期障害に注意

冬のひどい寝汗は男性にも起こり得ます。

 

注目したい原因は2つ。

ストレスと更年期障害です。

 

性別に関係なく、多くの方がストレスを抱えています。

強いストレスにより、緊張状態が続くと自律神経に影響がでることがあります。

 

また最近は男性の更年期障害も注目されるようになりました。

男性の更年期障害は、男性ホルモンであるテストステロンの低下によって起こります。

女性よりもわかりにくく、更年期障害であると気がつかないまま、症状に対する悩みを抱えている人も少なくありません。

 

男性更年期障害も自律神経に影響を及ぼします。

そのため、暑くないのに突然汗をかいたり、顔がほてったり、ひどい寝汗をかいたりします。

 

更年期障害の症状に対処できず、悩んでいる方は男性更年期専門外来への受診がおススメです。

 

  

 

 

【男女共通】病気のサインとなるひどい寝汗

【男女共通】病気のサインとなるひどい寝汗

男女問わず、ひどい寝汗は病気のサインかもしれません。

次のような病気が隠れていることがあります。

 

• 睡眠時無呼吸症候群

• 甲状腺機能亢進症

• 自律神経失調症

• 悪性リンパ腫

• 呼吸器疾患

 

このほかにも、さまざまな病気の影響で寝汗をよくかくようになっている可能性があります。

特に次のような場合は、早めに病院を受診した方がよいでしょう。

 

• パジャマやシーツが寝汗でぐっしょり濡れる

• 睡眠環境を整えても寝汗がよくならない

• 原因の思い当たらない体重減少がある

• 発熱や咳、下痢がある

 

ひどい寝汗のほかに、身体の不調をともなっている場合も、受診した方が安心です。

 

  

 

 

冬場のひどい寝汗を防ぐ対処方法

冬場のひどい寝汗を防ぐ対処方法

ひどい寝汗は心地よい睡眠を妨げます。

毎日健康に過ごすため、質のよい睡眠は欠かせません。

 

どのように冬場のひどい寝汗対策をすればよいのか、順番にご紹介します。

 

 

  適切な寒さ対策 

適切な寒さ対策を行いましょう。

 

まずは部屋の空調です。

室温は16~19℃が理想的です。

湿度は50~60%を保つように、加湿器や濡れたタオルで調整しましょう。

 

次に寝具です。

寝具は吸放湿性のよい素材を選びましょう。

ポリエステルやアクリルなどの化学繊維が使用された毛布や敷きパットは、あたたかく肌触りがよいのですが吸放湿性がよくないため注意が必要です。

蒸れにくく、保温性の高いウールやカシミアなど天然素材を使用したものがおススメです。

 

3つ目はパジャマです。

パジャマの素材も吸放湿性に優れたものにしましょう。

パジャマについて詳しく知りたい方は、こちらの「パジャマの基礎知識や選び方は? 季節ごとのおススメ素材やパジャマで得られる安眠効果をご紹介」をご覧ください。

 

足の冷えが気になる方は、レッグウォーマーの着用がおススメです。

くつ下を着用したまま寝ていると、足先から熱が放出できず、寝苦しさにつながります。

レッグウォーマーなら足先を出したまま足をあたためられます。

 

またふとんをあたためる暖房器具の使い方も重要です。

 

スムーズに眠れるよう、ふとんをあたためるのはよいのですが、寝ている間もあたためたままでは深部体温が下がりません。

電気毛布はふとんに入ったら電源を切り、湯たんぽなどもふとんに入る直前に出してください。

 

ふとん乾燥機を利用して、寝る前にふとんをあたためておくのもよいでしょう。

 

 

  ストレスを溜めない 

ストレスは寝汗だけでなく、不眠の原因にもなります。

なるべくストレスをためないように、寝る前は心を落ち着かせましょう。

すぐにできるリフレッシュ方法をご紹介します。

 

 

  湯船に浸かる 

湯船にゆっくり浸かりましょう。

38~40℃のぬるめのお湯に20~30分くらい浸かるとよいです。

交感神経を興奮させてしまうため、熱すぎるお湯はやめてください。

 

寝る1~2時間前に入浴ができると、入眠もスムーズになります。

 

 

  ハーブティーやアロマを活用 

寝る前にリラックス効果のあるハーブティーを飲んだり、アロマを使用したりしてもよいです。

 

あたたかいハーブティーを飲めば、身体があたたまり、水分補給もできます。

おススメのハーブティーは、カモミールやローズ、リンデン、イングリッシュラベンダー、オレンジブロッサムなどリラックス効果があり、カフェインを含まないものです。

 

好みに合わせて好きなものを選んでください。

飲むタイミングは寝る1時間前がよいでしょう。

 

持病やアレルギーを持つ方、妊婦の方や授乳中の方は、飲めないハーブがあるため注意してください。

また利尿作用のあるハーブもあるため、効能をみて選びましょう。

 

睡眠の質をあげる効果が期待できるアロマは、ラベンダーやオレンジ、ベルガモット、ネロリなどです。

手軽に始めたい方はアロマスプレーなどを活用するとよいでしょう。

 

 

  音楽を聴く 

音楽も心を落ち着かせてくれます。

 

しかしどのような音楽でもよいわけではありません。

なるべくリズムが一定で、流れるようなメロディーの曲がよいです。

 

どの音楽がよいかわからない方は、リラクゼーション音楽、ヒーリング音楽などと表現されているものを選びましょう。それ以外でも心が落ち着き、ゆったりした気分になれる曲なら、リラックス効果が期待できます。

 

 

  ストレッチ 

ストレッチを行うと全身の血行が改善でき、筋肉の緊張も緩和できます。

無理に伸ばすのではなく、ゆっくり呼吸しながら行うとよいでしょう。

 

ふとんの中でもできる、おススメのストレッチ方法を1つご紹介します。

 

<足首曲げ深呼吸>

1. ゆっくりと鼻から息を吸いながら、両足首を手前に起こす

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2. 口から3~5秒ほどかけて息をはきながら、足首をもとに戻す

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3. 5~6回くりかえす 足の血行がよくなり、冷え性にも効果的です。

 

 

 

  生活リズムを整える 

生活リズムが崩れていると、自律神経が乱れやすくなります。

なるべく生活リズムを整えるようにしましょう。

 

そのためには、朝起きたら朝日を浴びるようにしてください。

朝日を浴びることで身体にスイッチが入ります。

 

また寝る前にスマホを操作したり、閲覧する習慣はやめましょう。

使用するのは寝る1時間前までにしてください。

 

生活リズムを整える方法について詳しく知りたい方は、こちらの「安眠体質を手に入れよう!体内リズムを理解し意識した行動がポイント」をご覧ください。

 

  

 

 

まとめ

まとめ

 

ひどい寝汗にはさまざまな原因があります。

その中には誤った冬場の寒さ対策も含まれます。

あたたかく快適な眠りを得るために、正しい寒さ対策を行いましょう。

 

またひどい寝汗の中には、医療機関を受診した方がよいものもあります。

おかしいなと感じたら、放置せずに専門機関を受診してください。


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