寝室の湿度が高いと危険!放置するリスクと快適に眠る対処法6つをご紹介

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 快適な睡眠を行う上で重要な寝室の湿度。 日本では、梅雨時期や夏季に高温多湿になる傾向があります。 
 湿度が高い環境では睡眠時間が不足したり、睡眠環境が悪化しやすくなったりしがちで、健康を損ねるリスクが高くなります。 そのため、寝室湿度の適切な維持は必ず行うべきです。 
 この記事では、寝室の湿度が高いとお悩みの方に向けて対処法を6つ紹介します。 湿度が高い寝室に適切に対処して、心地よい眠りにつなげましょう。 
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 寝室の湿度が高いとどんなリスクがある?   
 寝室の湿度は50%前後が理想と言われています。 
 湿度が高いことによるリスクは以下のとおりです。 
 ●寝室にカビやダニが発生しやすくなる ●快適な睡眠がしにくくなる ●熱中症のリスクが高まる 
 それぞれ説明していきます。 
 
 寝室にカビやダニが発生しやすくなる
 湿度が60%以上になると、カビの成長が促進されます。 ダニも高温多湿な環境を好み、65%以上の湿度がある環境で繁殖しやすくなります。 
 カビ・ダニは咳や鼻の疾患、喘息やアレルギーの原因になるため、こまめにふとんを干したり掃除機をかけたりする対策が望まれます。 
 「ふとんにカビが生えた!対処法と予防に効果的な対策とは?」では、ふとんのカビ予防と発生時の対策をまとめているため参考にしてください。 
 また、「【ふとんはダニの温床】潜むダニの駆除&繁殖を防ぐ対策について徹底解説」を参照すれば、ダニの駆除と予防方法を確認できます。 
 適切な湿度を保ち、カビやダニが発生しにくい環境を作るためには、次章で説明する換気や空調機器、ふとんのクリーニングサービスの活用を検討しましょう。 
 快適な睡眠がしにくくなる
 人は発汗により、体温を調節します。 かいた汗が蒸発することで身体の熱が奪われ、人間の体温は下がります。 しかし、湿度が高いと大気中の水分が多いため汗が蒸発しにくく、体温が下がりにくくなります。 汗が蒸発しないままでは、皮膚はベタベタして不快感を感じやすくなります。 結果、スムーズな入眠に必要な深部体温の低下も難しくなってしまうのです。 
 快適な睡眠を得られない状態が続くと、うつ症状や心筋梗塞、心不全など、精神疾患や心疾患のリスクも上がるため、早急に対策すべきです。 
 熱中症のリスクが高まる
 湿度が60%を超えると、じとじとした汗をかきやすくなります。 また、汗が蒸発しにくくなり、熱が身体にこもることで熱中症のリスクも高まります。 汗が乾きにくいなと思ったときは、熱中症に注意しましょう。 
 脱水症状やだるさ、発熱、のどの渇きを感じる場合は、熱中症の可能性を視野に入れ、扇風機や空調の効いた部屋で涼み、水や、スポーツドリンクの補給を必ず行いましょう。 
 「夏におススメの快適寝具素材と寝苦しい夜の安眠対策! 眠りを味方につけて暑い夏も元気に過ごそう!」では、寝苦しい夜の睡眠対策はもちろん、熱中症対策として効率的なエアコンの使用方法も載っておりますので、悩まれている方は、ぜひご覧ください。 
 
 
 寝室の湿度が高い時の対処法は?
 
 部屋の湿度が高いときの対処法には以下があげられます。 
 ●サーキュレーターを活用しながら換気する ●エアコンで空調を整える ●除湿機で空調を整える ●ふとんのクリーニングを行う ●寝具を変える ●パジャマを変える 
 それぞれの対処法について説明します。 湿度が高い寝室の対処法を把握し、快適な睡眠につなげましょう。 
 
 サーキュレーターを活用し換気する
 寝室は寝汗がこもるため、湿度が高くなりがちです。 
 換気の頻度は30分に1度が理想です。 在宅中はこまめに換気し、さらに寝る前の数分間は必ず換気しましょう。 
 窓が2箇所ある場合は、両方を開けると効率的に換気できます。 空気の入口と出口が確保できるためです。 片方にサーキュレーターの風を当てると室内の空気をより排出できます。 
 窓が1つしかない場合や、ドアしかない場合でも換気を行うためには、サーキュレーターを用いた以下の方法が効果的です。 
 窓を開け、サーキュレーターを窓(あるいはドア)に向けて部屋中の空気を追い出します。 部屋の汚れた空気を押し出すようにして設置しましょう。 
 部屋の空気を排出できたと感じたら、部屋の隅にサーキュレーターを置き、部屋全体に新しい空気をいきわたらせます。 このとき、首振り機能を使うと部屋全体に新しい空気がまわりやすくなります。 
 エアコンで空調を整える
 エアコンの冷房機能で部屋全体の温度を下げることで、室内の除湿ができます。 取付用の穴が無くエアコンがつけられない……という場合には、コンセントと窓があれば取り付けられる窓付きエアコンの活用を検討しましょう。 
 個人差はありますが、基本的に快適な寝室環境は、室温28℃・湿度50%程度といわれています。 
 しかし、冷房を28℃前後にしても、効果的に除湿できていないと感じるケースもあります。 外気と冷房の設定温度の差が小さいと冷房機能が働かず、空気中の水分を排水できないのです。 
 この場合は、冷房を一度低めの温度に設定して、部屋の湿気を取りきってから本来設定したかった室温に設定すると、湿度を効率よく下げることができます。 
 除湿器で空調を整える
 除湿器を活用して部屋の湿度を下げる方法もあります。 除湿機には、コンプレッサー式・デシカント式・ハイブリッド式の3つのタイプがあり、状況に合ったものを選ぶことが重要です。 
 梅雨時期や夏に向いているのはコンプレッサー式です。 気温が高いときに除湿能力を発揮しやすいタイプで、大気中の水分を除湿器内に取り込み、冷やして除湿をします。 
 冬に向いているのはデシカント式です。 ヒーターと乾燥材を使う方式で、室温が上がる特徴があります。 
 コンプレッサー式とデシカント式、両方の性質を併せ持つのがハイブリッド式です。 ハイブリッド式は高価ですが、1年中使いやすいというメリットがあります。 
 除湿器を選ぶ場合、以下の点に注意しましょう。 
 ●除湿能力 ●静音性 ●お手入れのしやすさ 
 部屋の広さだけでなく、木造と鉄筋コンクリートなど、部屋の構造によっても除湿能力に差が出ます。 自分の住んでいる部屋に合った除湿器を選びましょう。 
 また、物音が気になりやすい方は静音性、忙しくてお手入れに時間をかけられない方は手入れが楽なものなど、自分の性格や生活習慣に合った視点で選ぶことも大切です。 
 ふとんのクリーニングを行う
 寝汗や湿気を吸いきったふとんでは快適に睡眠できません。 また、湿度の高い環境においては繰り返しの使用で中材が圧縮されてしまい、快適さがさらに損なわれます。 
 加えて、湿度が高い環境で使用されたふとんは寝汗・カビ・ダニ・汚れによるニオイもこもっています。 たまったカビや汚れをクリーニングし、衛生的な睡眠環境を整えることをおすすめします。 
 プロによるクリーニングサービスを活用すれば、お持ちのふとんの本来の柔らかさや機能性が取り戻せます。 そこで「おうちdeまるはち」のクリーニングサービスがおすすめです。 おうちdeまるはちの強みは以下の3つです。 
 ●湿気によるにおいやカビ、ダニもしっかり取り除ける ●ふとんを清潔にすることで永く使用できる ●表面の汚れだけではなく、内側からきれいにできる 
 オゾン殺菌と銀イオン抗菌の2つの抗菌・防臭加工を行うことで、寝汗のニオイやカビの抑制も期待できます。 
 おうちdeまるはちのクリーニング料金は以下の通りです。 
 ●掛けふとんシングルサイズ 8,800円(税込み9,680円) ●掛けふとんセミダブルサイズ以上 10,800円(税込み11,880円) ●敷きふとんシングルサイズ 9,800円(税込み10,780円) ●掛けふとんセミダブルサイズ以上 11,800円(税込み12,980円) ●羽根まくら 2,500円(税込み2,750円) 
 お申込みは、WEBからのお申込みフォームとお電話(0120‐9548‐91※受付時間10:00~17:00)にて承ります。 
 内容によっては軽い補修も無料で行えるため、お気軽にお問い合わせください。 
 寝具を変える
 寝具によって、通気性や吸湿性は異なります。 汗をかきやすい多湿な環境においては、寝具自体の性能も重要です。 
 例えば、コットンやリネン製の寝具は高い吸湿性や通気性、肌触りの良さがあり、夏や梅雨時期にぴったりです。 加えて、洗濯しやすいものを選べばニオイ対策もバッチリです。 
 パジャマを変える
 快適な素材の寝衣に交換することで、湿気による寝苦しさを軽減できます。 寝具と同様、コットン製やリネン製の寝衣は湿度が高い環境に向いています。 
 リヨセルやガーゼ製、楊柳のものも吸湿性や通気性に優れているためおすすめです。 
 「パジャマの基礎知識や選び方は?季節ごとのおススメ素材やパジャマで得られる安眠効果をご紹介」でも詳細に解説しているため参考にしてください。 
 
 
 寝室の湿度が高い理由は?
 
 寝室の湿度が高い原因はさまざまで、具体的には下記の4つがあげられます。 
 ●寝室が北向きである ●夏や梅雨時期である ●家がコンクリート製である ●洗濯ものやお風呂の湿気が移動している 
 以下、それぞれ説明します。 
 寝室が北向きである
 北向きのお部屋は日当たりが悪くなりやすく、結露が発生しやすい特徴があります。 
 日当たりが悪く乾燥しにくかったり、暖房の使用により結露が発生しやすくなったりするので、湿度が高くカビが発生しやすい傾向があります。 
 夏や梅雨時期である
 夏や梅雨時期は気候の影響で湿度が高くなります。 
 夏や梅雨時期は日本列島全体に、南側から温かく湿った空気が流れ込んできます。 そのため、湿度が高くなりがちです。 
 気温が高く、大気中の飽和水蒸気量が高くなりやすい点も理由にあげられます。 
 家がコンクリート製である
 コンクリート打ちっぱなしのお家は気密性や防音性が高い一方、物件によっては壁材がないため湿度が高くなる傾向があります。 
 とくに、新築や築浅のコンクリート製のお家は、床や基礎のコンクリート部分が乾燥しきっていません。 
 乾燥しきっていない水分が原因で湿度が高くなり、カビが発生しやすくなります。 
 洗濯ものやお風呂の湿気が移動している
 室内干ししている洗濯ものやお風呂の湯気にも当然水分は含まれています。 
 これらの湿気がお部屋を伝って、寝室に到達している場合があります。 
 お風呂のドアは締めておき、換気扇を回し湿気を室内に入れない工夫をすることが大切です。 
 どうしても室内干しをしなければいけない場合は、こまめな換気や除湿器の活用を必ず行いましょう。 
 
 
 まとめ
 
 寝室の湿度が高くなると、寝不足による睡眠の質の低下や精神疾患、カビやダニによるアレルギー、喘息を引き起こす恐れがあります。 
 高い湿度の寝室の対処法には、換気、エアコンや除湿機を使っての空調環境の整備、寝具やパジャマの交換が有効です。 
 そのほか「おうちdeまるはち」のクリーニングサービスもおすすめです。 おうちdeまるはちのクリーニングサービスは、集荷スタッフがご自宅までふとんを取りに伺うため、袋詰めなど⾯倒な事前準備が⼀切不要です。 
 ふとんのクリーニングに特化したスタッフが、専用のクリーニング工場で、内部に入り込んだ汚れもしっかり取り除きます。 
 寝室の湿度が高い状況を改善し、心地よい目覚めで明日をむかえましょう。 
 
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