羽毛ふとんはアレルギーのリスクがある?種類と対策を解説 | 布団のクリーニング・打ち直し・保管なら「おうちdeまるはち」

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羽毛ふとんはアレルギーのリスクがある?種類と対策を解説

作成日:2024年04月12日(金) 最終更新日:2024年04月12日(金) 公開日:2024年04月12日(金)

新生児は夏にどんなふとんを使う? 赤ちゃんに快適な寝具選びや寝室環境のポイントをご紹介

 

 

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監修者情報:
おうちdeまるはち

当社(株式会社丸八真綿販売)はグループで日本最大級のふとん専用水洗い工場設備を有し、35年以上にわたってふとんクリーニングを行っています。実績は累計640万枚を超え、多くのお客様に永く愛されております。また10年以上ご好評いただいている羽毛リフォームも最高グレードで丁寧に仕上げます。本コラムでは、安眠インストラクターや快眠セラピストの資格を持ったスタッフが寝具のメンテナンス情報やぐっすり眠れるコツをご紹介しています。

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「アレルギーがあると羽毛ふとんは使えないの?」

 

日頃からアレルギーに悩まされている方は、羽毛ふとんを購入する際にも不安に思われるのではないでしょうか?

 

しかし、アレルギーのある方でも基本的には羽毛ふとんを使用できます。

 

販売されている羽毛ふとんの多くは、鳥アレルギーの方が使用しても問題ないように作られています。 また、ダニやカビ等のアレルギーが心配な方は、ふとんを清潔に保つことで、アレルギーが発症するリスクを抑えられます。

 

このコラムでは、羽毛ふとんの使用により発症する恐れがあるアレルギーの種類と症状、対策方法を詳しくご紹介します。 ふとんクリーニングのプロの視点で解説するため、ぜひ参考にしてください。

 

記事の目次

 

  

鳥アレルギーがあると羽毛ふとんは使えない?

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結論からいえば、鳥アレルギーのある方でも、アレルギーを発症することなく羽毛ふとんを使用できる可能性が高いです。

 

 

鳥アレルギーは、鳥の皮膚から剥がれ落ちる物質を吸い込むことによって起こりますが、羽毛ふとんは内部の羽毛が外にでないように加工されているものが大半であるためです。

 

実際に、鳥アレルギーを持っている方の多くが問題なく羽毛ふとんを使用されています。

 

ただし、全ての羽毛ふとんがアレルギー対策済みというわけではありません。 ふとんの質や、アレルギーの程度、体調等によってアレルギー症状が表れてしまうこともあるため、不安がある方はかかりつけの医療機関に事前に相談するとよいでしょう。

 

 

羽毛ふとんで発症する恐れがあるアレルギーとは?

枕の買い替えのタイミング

 

羽毛ふとんが原因で発症する恐れがある主なアレルギーは、以下の2つです。

 

● 鳥関連過敏性肺炎(鳥アレルギー)

● ダニやカビによるアレルギー性鼻炎

 

この章では、それぞれのアレルギー症状・原因・対策について、詳しく解説します。

 

 

   鳥関連過敏性肺炎(鳥アレルギー) 

 

鳥関連過敏性肺炎(鳥アレルギー)は、羽毛ふとんで発症する代表的なアレルギーです。

鳥のフンや羽毛に含まれるタンパク質を吸い込むことで発症するとされています。

 

具体的な症状は、以下のとおりです。

 

・痰をともなわない咳

・呼吸困難

・発熱

 

重症化すると38度以上の高熱を引き起こし、入院が必要になる場合もあります。

 

 

  ダニやカビによるアレルギー性鼻炎 

 

羽毛ふとんの中で繁殖したダニやカビが原因で、アレルギー性鼻炎を発症するリスクもあります。

 

ダニやカビによるアレルギー性鼻炎の具体的な症状は以下のとおりです。

 

・くしゃみ

・鼻水

・鼻づまり

 

ダニやカビは、湿度が高い環境を好むため、押し入れなど湿気がこもりやすい環境では増殖しやすくなります。

 

また、生きているダニだけでなく、ふとんに残ったダニの死骸がアレルギーの原因となることもあります。

  

 

 

アレルギー以外にも気をつけたい羽毛ふとん使用時のリスク


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羽毛ふとんを使用し始めてから以下の症状を発症した場合は要注意です。

 

・喘息

・かゆみ

・咳・喉の違和感

 

これらは、アレルギーが原因とは限らないものの、羽毛ふとんによって引き起こされることがある症状です。

1つずつ確認しておきましょう。

 

 

  喘息 

 

羽毛ふとんを使用することで、喘息を発症することがあります。

 

羽毛ふとんには、喘息の原因となる羽毛・ほこり・ダニ・ハウスダストなどがたまりやすいためです。

 

 

羽毛ふとんは、羽毛などのふとんのなかにある素材が外に出てこないように加工が施されている場合もあります。           

しかし、仮に対策がされている羽毛ふとんであっても、使用とともに側生地や中の素材が劣化して、喘息を発症しやすくなることがあります。

 

劣化を生じさせないためにはケアが必要ですが、状態によっては買い替えを検討しましょう。

 

なお、羽毛ふとんの買い替えの目安については、「古くなった羽毛ふとんはどうするべき?使用目安や手放す際の様々な方法を解説!」の記事をご参照ください。

 

  かゆみ 

ふとんに入ったときにかゆみを感じる場合、その原因として最も可能性が高いのはダニです。

 

体液を吸うために刺すタイプのダニに刺されると、刺された箇所に強いかゆみを感じることがあります。

 

ダニのほかにかゆみの原因として考えられるのが、ふとんや寝具の素材によるアレルギー反応です。

鳥アレルギーの他にも、木材や化学繊維などのアレルゲン物質があります。

 

もしふとんに入ってかゆみを感じられている方は、「ふとんに入るとかゆい!かゆみの原因や快眠に向けた対策を解説!」の記事で、かゆみの原因について詳しく解説しているため、あわせてご覧ください。

 

 

   咳・喉の違和感 

羽毛ふとんを使用していて咳が出たり喉に違和感が生じたりしている方は、アレルギーによる肺炎の恐れがあります。

 

アレルギーによる喉の違和感は、風邪の症状と似ているため、アレルギーだと認識しづらい傾向があります。

羽毛ふとんを使用し始めたタイミングで咳が止まらなくなったり、喉に違和感を覚えるようになったりした方は、アレルギーによる肺炎も疑いましょう。

 

肺炎はクリニックの呼吸器科や消化器科で検査できます。

 

 

 

 

羽毛ふとんによるアレルギーから身を守る5つの対策

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ここでは、羽毛ふとんの使用によるアレルギーの発症を防ぐ方法を5つご紹介します。

 

・ダウンプルーフ加工がされている羽毛ふとんを使用する

・ふとんカバーをかける

・定期的に洗濯をする

・風通しのよい場所に干す

・打ち直しやクリーニングに出す

 

上記の対策を日頃から心がけ、アレルギーから自分やご家族を守りましょう。

 

  ダウンプルーフ加工がされている羽毛ふとんを使用する 

羽毛ふとんを選ぶ際のアレルギー対策の鉄則の一つは、ダウンプルーフ加工されている羽毛ふとんを選ぶことです。

 

ダウンプルーフ加工とは、ふとんの生地に圧力と熱を加えることで、ふとんの中から羽毛が吹き出さないようにする加工方法です。

これにより、アレルギーの原因となる羽毛のクズなどを体内に吸収するリスクを低減できます。

 

ただし、ダウンプルーフ加工がされていても、完全に羽毛が吹き出さないようにできるわけではありません。

品質や状態によっては、ダウンプルーフ加工のものでも羽毛が外に吹き出す場合があります。

 

特に低価格のものや長年使用している羽毛ふとんは、ダウンプルーフ加工であっても要注意です。

 

  ふとんカバーをかける

ふとんカバーの使用も、アレルギー対策の1つとしておすすめです。

ふとんにカバーをかけることで、アレルギーの原因となるダニやカビの侵入を防ぐことができます。

 

また、汚れや汗が付着しても、ふとん本体よりも気軽に洗うことができます。

ふとんを常に清潔に保つことは、アレルギー対策の鉄則です。

 

洗い替え用のふとんカバーを用意しておいてこまめに洗濯をし、常に綺麗なカバーを使用できるようにするとよいでしょう。

  

  定期的に洗濯をする 

羽毛ふとんには、自宅で洗濯できるものとできないものがあります。

洗濯表示を確認し、自宅での洗濯が可能な羽毛ふとんである場合は、定期的に洗濯をするようにしましょう。

アレルギーの原因となるダニやカビなどの物質は、洗濯をすることで除去できます。

 

また、寝ている間にかいた汗をそのままにしておくと、湿気がこもり、カビが発生する原因となります。

ふとんをしっかりと洗い、乾かすことで、清潔な状態で使用することができます。

 

ただし、羽毛ふとんの洗濯にはコツがあります。

中の羽毛が偏ってしまったり、乾燥時間が足りずにかえってカビを発生させてしまったりという失敗をしないためにも、適切な洗濯方法で洗いましょう。

 

羽毛ふとんをきれいに洗濯するコツは、「羽毛ふとんの洗濯にはどの洗剤を使えばよい?洗濯方法を解説」の記事で、解説しています。

 

自宅での洗濯ができないふとんである場合や、ふとんの洗濯方法に自信がない場合は、専門のクリーニング業者に依頼しましょう。

 

  風通しのよい場所に干す 

こまめにふとんを干して乾燥させることも、アレルギー対策につながります。

 

人間は、寝ている間におよそコップ1杯分の汗をかくといわれています。

寝汗を吸収したふとんを、風通しのよい場所に干して乾燥させることで、カビやダニの繁殖を防ぐことができます。

 

ふとんを干す際は、よく晴れた日の午前10時から午後3時頃の間に、風通しのよい場所に干しましょう。

日が落ちてくると湿度が高くなるため、明るいうちに取り込むことがポイントです。

 

  打ち直しやクリーニングに出す

自宅でのケアだけでなく、専門業者によるクリーニングや打ち直しを利用して、ふとんによるアレルギーを予防しましょう。

 

羽毛ふとんをクリーニングに出す場合は、寝具専門のクリーニング業者がおすすめです。

専用工場で丁寧に丸洗いし、しっかりと乾燥させてくれるので、アレルギーの原因になる汚れやダニ、カビなどを確実に除去することができます。

カビの菌は丸洗いで除去することはできますが、側生地に付着したカビによるシミや汚れは全て落としきれないこともありますので、落とせるか不安な汚れはクリーニング業者の方に聞いてみると良いでしょう。

 

ふとんが古くなってきた場合は、打ち直しも検討しましょう。

打ち直しとは、古くなったふとんをまるで新品のようにリフォームしてくれるサービスです。

羽毛ふとんの羽毛を取り出して洗浄し、不足している羽毛を追加しながら、新しい側生地に充填します。

 

羽毛ふとんを打ち直しするメリットや料金の目安は、「羽毛ふとんの打ち直しにかかる料金は? 様々な価格帯がある理由と気をつけたいポイントを解説」の記事をご参照ください。

 

アレルギー対策はもちろん、ふとんを長持ちさせるためにも、専門業者によるケアは大切です。

 

「おうち de まるはち」では、羽毛ふとんの打ち直しやふとんのクリーニングを行っています。

ふとんのお手入れのお悩みは、ぜひ「おうち de まるはち」に、お気軽にご相談ください。

 

 

まとめ

ふとんを長く快適に使用するためのお手入れ方法

 

羽毛ふとんによるアレルギーの発症を防ぐために重要な対策は、アレルゲン物質が排出されないように加工されたふとんを選ぶことと、日頃から適切なケアを行い、ふとんを常に清潔に保つことです。

 

特に、ふとんの内部に汚れや湿気を残したままにしないことがとても大切です。

 

自宅でのお手入れに加えて、専門業者によるクリーニング等を定期的に利用し、アレルギーの原因となるダニやカビを発生・増殖させない環境をつくりましょう。

 

また、汚れたふとんをそのまま使用していると、アレルギーの発症リスクが上がるだけでなく、ダニ被害や睡眠の質の低下にもつながります。

快適な睡眠時間を手に入れるために、この記事で紹介した対策を参考にしてみてください。


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