ふとんを定期的に洗った方がいい理由は?

ふとんは衣類と違って重くて大きいため、自宅で丸洗いをするのは非常に大変です。
そのため、天日干しやふとん乾燥機で清潔に保ち、丸洗いはしない方も多いのではないでしょうか。
しかし、ふとんは一見綺麗に見えても、睡眠時の皮脂や汗などの汚れがついています。
汗や皮脂の付着したふとんを手入れせずにそのまま放置するとダニやカビが繁殖し、アレルギーやその他の健康被害を誘発する原因にもなりかねません。
衣類のように毎日洗うのは難しいかもしれませんが、コインランドリーやふとんクリーニングなどを活用して定期的に洗い、ふとんの内部まで清潔に保てるようにしましょう。
ふとんをコインランドリーで洗うメリット・デメリット

ふとんを清潔に保つためには定期的に洗うことがおススメですが、その際にコインランドリーを検討する方も多いでしょう。
コインランドリーで洗えるの?と不安な方もいると思いますが、ふとんはコインランドリーで洗濯が可能です。
ここでは、コインランドリーでふとんを洗うメリットやデメリットについて、詳しく解説します。
掛けふとんも敷きふとんも丸洗いできる
コインランドリーでふとんを洗うメリットは、掛けふとんだけでなく、敷きふとんも丸洗いできる点です。
掛けふとんはサイズによっては自宅の洗濯機で洗える場合もありますが、敷きふとんは難しいケースが多いでしょう。
その点コインランドリーでは、敷きふとんも洗えるというがメリットの一つです。
ダニや除菌・消臭対策が可能
コインランドリーでふとんを乾燥させることにより、ダニや除菌・消臭対策が可能です。
機種にもよりますが、コインランドリーの乾燥機の温度は、標準で70度の設定になっているケースが多いです。
ダニは50℃の熱で20〜30分、60℃以上の熱では一瞬で死滅するため、コインランドリーの乾燥機を活用することで、ダニを死滅させられます。
また、カビも50℃以上の熱でほとんどなくなるため、カビの除去も可能です。
さらに、生乾きなどの匂いの原因になる雑菌も除去できるため、消臭対策にもなるでしょう。
ふわふわの仕上がりになる
コインランドリーで洗濯・乾燥すると、仕上がりがふわふわになる点もメリットです。
ふとんは毎日使用すると潰れてぺたんこになったり、汗や水蒸気などの湿気を含んで重たくなったりします。
しかし、コインランドリーの乾燥機は高温の風で回転させながら乾かすため、湿気が飛んでふわふわな仕上がりになります。
持ち運びや待ち時間がデメリットになる場合も
コインランドリーは入れるだけで洗濯・乾燥をしてくれるので便利ですが、デメリットも多数あります。
そもそもコインランドリーまで自分でふとんを持っていく必要があり、加えて洗濯・乾燥する場合は、終了するまで待つ時間が必要です。
時間や手間がかかるという点は、忙しい方にとってデメリットに感じる場合もあるでしょう。
ふとんをコインランドリーで洗う方法

ふとんをコインランドリーで洗う手順は、以下の3つです。
●ふとんの大きさに合うサイズの洗濯機を選ぶ
●カバーを外し、ふとんを紐で縛る
●コースを選んで洗濯・乾燥する
コインランドリーでのふとんの洗い方が知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ふとんの大きさに合うサイズの洗濯機を選ぶ
コインランドリーの洗濯機や乾燥機は、衣類用の小型のものからふとんに適した大型のものまで、さまざまなサイズがあります。
コインランドリーでふとんを洗う際には、洗いたいふとんのサイズに合ったものを選ぶことが重要です。
具体的には、洗濯槽の約9割をふとんが占めるくらいのサイズを選ぶのがおススメです。
カバーを外し、ふとんをひもで縛る
コインランドリーでふとんを洗う際は、ふとんカバーを外し、ひもで縛ってから入れましょう。
カバーをつけたまま洗っても、汚れを十分に落とせません。
また、ふとんをロール状にまとめてひもで数カ所縛ってから洗濯すると、型崩れを防ぐことができます。
縛る際のひもの種類は、麻素材がおススメです。
ビニールひもなどで縛ると、乾燥機の高温などで溶けてしまうことがあるためです。
ただし、ふとんによっては「ネット使用」を推奨している場合もあります。
洗濯表示部分にネット使用の表記がある場合は、ネットに入れてから洗濯してください。
コースを選んで洗濯・乾燥する
ふとんを入れて扉を閉めたら、コースを選びます。
洗濯や乾燥にかかる時間は掛けふとんの種類や枚数によって変わるので、コインランドリー内の案内表示に従いましょう。
また、洗剤を自動で入れてくれる場合と、持参しなければならない場合があるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
洗濯機と乾燥機が分かれている場合は、洗濯が終わったら乾燥機に移動させます。
乾燥が終わったら、ふとんを触ってみて、まだ湿気を感じるようだったら時間を追加し、しっかりと乾燥させましょう。
ふとんをコインランドリーで洗う際の時間や料金の目安は?

ふとんをコインランドリーで洗う際の料金は、コインランドリーの店舗やふとんのサイズによって変動します。
目安としては、洗濯の場合がふとん1枚で400円〜1,000円程度、乾燥の場合が600円〜1,000円程度でしょう。
洗濯と乾燥で合計2,000円前後の料金になります。
時間の目安は、ふとん1枚あたり洗濯に30分~40分程度、乾燥に60分〜80分程度です。
ただ、乾燥が不十分だった場合は再び乾燥しなければならないケースもあるため、ふとんの乾燥具合を確認して調整してください。
ふとんをコインランドリーで洗う際の注意点

ふとんをコインランドリーで洗う際に気を付けてほしい注意点が、2つあります。
コインランドリーで失敗しないためにも、チェックしてから洗濯・乾燥を行いましょう。
洗濯表示を確認する
コインランドリーで洗濯をする前は、必ず洗濯表示を確認しましょう。
ふとんには種類によって乾燥機にかけられなかったり、丸洗いが不可だったりするものがありますので、下記画像のような洗濯表示を確認するようにしましょう。




丸洗いや乾燥ができないふとんを洗ったり乾燥機にかけてしまったりすると、寝具を痛めてしまう原因になるため、事前にチェックすることが大切です。
キルティング加工されていないふとんは洗濯できない場合も
羽毛ふとんをコインランドリーで洗う際は、キルティング加工されているかチェックしましょう。
キルティング加工とは、ふとんの中の中綿が片寄らないように表と裏を縫い合わせてあるものです。
ふとんの真ん中付近の表面の生地をつまんで持ち上げてみて、表面だけ持ち上がる場合は、キルティング加工されていません。
反対に、中身の部分まで持ち上がる場合は、内部までキルティング加工されています。
キルティング加工されていない羽毛ふとんは、洗うと中の羽毛がかたよってしまう可能性が高まります。
そのため、きちんと確認してから洗濯・乾燥するようにしましょう。
コインランドリーとクリーニングの違いは?

自宅でふとんや衣類の洗濯が難しい場合は、コインランドリーやクリーニングを検討する方が多いのではないでしょうか。
どちらも衣類や寝具をメンテナンスする際に利用しますが、以下のような特徴の違いがあります。
●費用はコインランドリーが安い場合が多い
●クリーニングの方が仕上がりがきれい
●クリーニングは対応できるものが多い
詳しく解説するので「どちらがいいんだろう?」と検討中の方は、ぜひチェックしてください。
費用はコインランドリーが安い場合が多い
1つ目の違いは、費用が異なる点です。
上述したように、コインランドリーでふとんを洗濯・乾燥する場合の料金は、洗濯が1枚あたり400円〜1,000円程度、乾燥が600円〜1,000円程度で、合計2,000円前後になります。
一方、クリーニングにふとんを出した場合は、店舗やメニューによって異なるものの、敷きふとんが4,000〜8,000円前後、掛けふとんが4,000円〜が相場です。
掛けふとんと敷きふとんの合計で最低でも8,000円以上になるので、費用のみで比べた場合はコインランドリーの方がお得です。
ただし、クリーニングはコインランドリーとは異なり、自分自身で洗濯・乾燥を行う必要がないため、手間を削減したり、時間を有効活用したりすることができます。
また、重いふとんを自宅まで引き取りに来てくれるクリーニングサービスもあります。
費用とそれ以外の要素を比較して、自分が重視するポイントによってサービスを選ぶとよいでしょう。
クリーニングの方が仕上がりがきれい
クリーニングとコインランドリーでは、仕上がりにも違いがあります。
特に羽毛ふとんのクリーニングをお願いするのであれば、ふとんクリーニングに特化しているお店を選ぶと差が出ます。
設備が整っているかどうかだけではなく、専門的な知識をもっていることが大切です。
羽毛ふとんを水洗いしてくれるかどうか、クリーニング後に圧縮袋を使用していないかどうかも必ずチェックしましょう。
一般的なドライクリーニングでは、羽毛ふとんに付着している汗や皮脂汚れを十分除去できません。
逆に羽毛についている必要な油分を取り除いてしまう恐れがあります。
敷きふとんに関してもふとんの汚れの大部分が汗や皮脂など水溶性のものなので、ドライクリーニングではなく、ふとんを洗う際は水洗いがおススメです。
また、一般的なコインランドリーの洗濯機で落としきれない皮脂汚れなどもクリーニングでは取り除くことが可能なので、仕上がりがきれいです。
クリーニングは対応できるものが多い
クリーニングでは、コインランドリーで対応できないものも洗える可能性があります。
コインランドリーでは洗濯表示と自分の判断での洗浄になるので、デリケートなものはもともとの風合いやサイズ感が損なわれる場合があります。
その点クリーニングでは、ふとんの素材を確認しそれぞれに適正な洗浄方法で洗ってくれるため、対応できる範囲が広いと言えます。
素材に合わせて優しく洗えるメニューもあるので、デリケートな生地や大切にしたい寝具はクリーニングに出すのがおススメです。
まとめ

この記事では、ふとんをコインランドリーで洗うメリットやデメリット、洗い方、注意点について解説しました。
コインランドリーは手軽にふとんを洗えて費用も安く済むため、定期的なふとん管理におススメです。
ふとんを清潔に保つことは、アレルギーなどの健康被害を発生させるリスクを減らせるだけでなく、睡眠の質の向上にもつながります。
ふとんを洗うのが大変で困っている方は、コインランドリーを活用してみるのもいいでしょう。
しかし、ふとんをコインランドリーで洗濯する時間がとれないという方や、重いふとんを自分で運ぶのが大変だという方、デリケートなふとんを傷めないように優しく洗いたいという方も、なかにはいるのではないでしょうか。
そんな方は、クリーニングに出すのがおススメです。
「おうち de まるはち」では、デリケートなふとんも、一枚一枚丁寧にクリーニングいたします。
「おうちdeまるはち」のこだわりなどを下記の記事で紹介していますので、ご興味がある方は一度読んでいただけますと幸いです。
「シリーズ企画:おうちdeまるはちふとんクリーニングのココがポイント! 水のこだわり編」
「シリーズ企画:おうちdeまるはちふとんクリーニングのココがポイント! 洗浄のこだわり編」
「シリーズ企画:おうちdeまるはちふとんクリーニングのココがポイント! 乾燥のこだわり編」
さらに、申し込みから引き取りまですべてお任せでOKなので、待ち時間や移動時間で貴重な時間を減らさずにすみます。
クリーニングに行く時間がない方、自宅でふとんが洗えないと困っている方、丁寧に寝具を洗いたい方は、ぜひ「おうちdeまるはち」を利用して、清潔なふとんで快適な眠りにしましょう。
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