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羽毛ふとんの洗濯にはどの洗剤を使えばよい?洗濯方法を解説

作成日:2023年02月17日(金) 最終更新日:2023年02月17日(金) 公開日:2023年02月17日(金)

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監修者情報:
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当社(株式会社丸八真綿販売)はグループで日本最大級のふとん専用水洗い工場設備を有し、35年以上にわたってふとんクリーニングを行っています。実績は累計640万枚を超え、多くのお客様に永く愛されております。また10年以上ご好評いただいている羽毛リフォームも最高グレードで丁寧に仕上げます。本コラムでは、安眠インストラクターや快眠セラピストの資格を持ったスタッフが寝具のメンテナンス情報やぐっすり眠れるコツをご紹介しています。

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「羽毛ふとんの洗濯にはどの洗剤を使用すればよいの?」

「柔軟剤は必要?」

羽毛ふとんを自分で洗濯するとき、どのような洗剤を使用したらよいのか悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

洗剤にはさまざまな種類があり、適切な洗剤を選ばなければ羽毛ふとんを傷める可能性があります。

 

この記事では、羽毛ふとんの洗濯に適切な洗剤や柔軟剤の使用について詳しくご説明します。

洗濯による羽毛ふとんのダメージを最小限に抑え、清潔に長持ちさせましょう。

 

 

記事の目次

 

 

 

  

 

羽毛ふとんの洗濯で使用できる洗剤

羽毛ふとんの洗濯で使用できる洗剤

 

羽毛ふとんを自分で洗濯するとき、どの洗剤で洗えばよいのか迷う方もいるでしょう。

適切な洗剤を使用しなければ、羽毛や側生地を傷め、羽毛ふとんの寿命を縮める可能性があります。

 

どの洗剤を使用するべきか、洗剤にはどのような種類があるのかも含めて、詳しくみていきましょう。

 

 

  洗剤の種類 

洗剤といっても、成分によって次のように大きく3種類に分けられます。

 

• 酸性洗剤

• 中性洗剤

• アルカリ性洗剤

 

それぞれ特徴があり、どのような汚れに効果があるのか異なります。

 

【酸性洗剤】

性質

 pH6未満

特長

 水アカや石鹸カス・アンモニア臭に強い

 弱酸性のものは、刺激は少ないが洗浄力もある

 

アルカリ性の汚れ落としや臭い消しによく使われます。

衣類の洗剤としてよく使用されるのは、弱酸性の洗剤です。

洗浄力はありますが刺激が少ないため、シルクやウールなど繊細な素材にも使用できます。

 

 

【中性洗剤】

性質

 pH6~8

特長

 肌にやさしく、素材を傷めにくい

 

刺激が少なく、肌にやさしい点が中性洗剤の特徴 です。

ただし、ほかの洗剤に比べて洗浄力は劣ります。

生地の伸び縮みが気になるものや、色落ちが心配な衣類にも使用できます。

 

 

【アルカリ性洗剤】

性質

 pH8以上

特長

 油汚れなどを落とす

 高い洗浄力を持つが、刺激が強い

 

油汚れなど、酸性の汚れを落とすのに適した洗剤です。

衣類で使用されるのは弱アルカリ性のものです。

洗浄力は高いですが、その分衣類や肌への負担も大きい点がデメリットでしょう。

使用できる衣類が制限されます。

 

 

  羽毛ふとんには中性洗剤を使う 

羽毛ふとんを洗濯するときは、負担の少ないおしゃれ着洗い用の中性洗剤を使用しましょう。

 

洗浄力の高い弱アルカリ性洗剤を使用すると、羽毛ふとんを傷める可能性があります。

また、普段衣類に使用している洗剤の中には、タンパク質を溶かす性質を持つものもあります。

羽毛はタンパク質でできているため、羽毛に大きな影響を与えかねません。

 

また、羽毛には油分が含まれています。

この油分が洗剤によって失われ、羽毛ふとん特有のふんわり感が損なわれる可能性もあります。

 

羽毛ふとんを洗濯するときは、必ず中性洗剤を使用してください。

 

 

  柔軟剤は使用しない 

衣類をふんわり仕上げるために柔軟剤がよく使用されますが、羽毛ふとんには柔軟剤を使用しないでください。

柔軟剤を使用すると、羽毛同士がくっつき、羽毛ふとんがぺちゃんこになる原因になります。

それだけではなく、乾燥にかかる時間がさらに必要になります。

 

洗剤によっては、柔軟剤がすでに含まれている製品があるため、必ず確認してから洗剤を使用してください。

 

 

 

  

 

羽毛ふとんを洗濯するときのポイント

羽毛ふとんを洗濯するときのポイント

 

最近は自分で洗濯できる羽毛ふとんも多くなりました。

気持ちよく、清潔に羽毛ふとんを使用するために、洗濯するときに気をつけたいポイントがあります。

 

どのようなポイントがあるのか、詳しくご説明します。

 

 

  洗濯できる羽毛ふとんかどうか確認する 

使用している羽毛ふとんが自分で洗えるものなのかどうか、洗濯表示マークを確認してください。

水洗いが可能なのか、以下のマークをチェックしましょう。

 

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洗濯おけにバツがついているものは、自分で洗濯できないため、クリーニング業者へお願いしてください。

 

また、側生地にシルクなど、デリケートな素材が使われていないかも重要です。

繊細な素材が使われている場合は、クリーニング業者へお願いした方が安心です。

 

さらに、キルティング加工の有無も確認してください。

キルティング加工がされていない羽毛ふとんは、洗濯によって羽毛が偏る可能性があります。

自分で洗濯するのであれば、キルティング加工がされているもののみにしましょう。

 

 

   洗濯環境が整っているか確認する 

羽毛ふとんを洗濯できる環境が、十分整っているのかどうか確認しましょう。

チェックポイントは大きく2つ。

 

• 洗濯機の容量

• 羽毛ふとんを乾燥させる場所

 

洗濯機の容量が十分かどうか確認してください。

シングルサイズは5~7kgくらいの容量があれば洗濯可能であるケースが多いですが、ダブルサイズなら10kg以上の容量が必要です。

さらに薄手のものなのか、冬用の厚手の羽毛ふとんなのかなど、タイプによっても必要な容量は異なります。

羽毛ふとんの表示も含め、許容範囲内の容量であるかどうか確認しましょう。

 

洗濯した羽毛ふとんを乾燥させる場所が確保できるかも重要です。

乾燥機を使用するのであれば、十分な容量があるかどうか確認してください。

 

また、羽毛ふとんを保護するために洗濯ネットも必要です。

羽毛ふとんをしっかり洗濯できる条件が整っているのか確認したうえで、洗濯を開始しましょう。

 

 

  十分に乾燥させる 

羽毛ふとんのボリュームを保ちつつ、清潔な状態を維持するために、乾燥は非常に大切な工程です。

湿気が残っていると、カビやダニ繁殖の原因になったり、臭いが発生したりする可能性があります。

 

そのため、天候の確認は欠かせません。

気候によって、しっかり乾燥させるために複数日かかるケースもあります。

晴天が2・3日続き、湿度の低い日を選びましょう。

また、乾燥するスペースは風通しのよい場所にしてください。

 

乾燥機を利用して乾燥させるのであれば、こまめにたたみ直しながら行いましょう。

乾燥機の温風が高温にならないように注意が必要です。

 

羽毛ふとんを乾燥機にかける方法について詳しく知りたい方は、こちらの「洗濯した羽毛ふとんを乾燥機にかける方法は?注意点とポイントを解説」をご覧ください。

 

 

  自信がないときはクリーニング業者へお願いする 

クリーニング業者にお願いするのも、ひとつの手段です。

 

羽毛ふとんを自分で洗濯するためには、さまざまな工程が必要です。

手間がかかるだけではなく、羽毛ふとんのふんわり感がなくなったり、羽毛ふとんが破れたりするなどリスクもあります。

 

自分で洗濯する自信がない方は、無理をせずクリーニング業者に依頼してください。

多くのクリーニング業者がありますが、ふとんクリーニングに特化した業者にお願いするとより安心です。

 

「おうちdeまるはち」では、高級ふとんメーカーだからこそできる、質の高いクリーニングを提供しています。

高い技術力と実績をもつふとんのプロが、丁寧に1枚1枚クリーニングを行います。

 

利用方法は簡単です。

お申し込み後、スタッフがご連絡いたします。

その後、スタッフがご自宅に集荷にうかがい、ふとんをお預かりします。

 

面倒な袋詰めなどの作業は一切不要です。

詳しく知りたい方は、こちらの「おうちdeまるはち」をご覧ください。

 

 

 

  

 

羽毛ふとんの洗濯方法

羽毛ふとんの洗濯方法

 

自分で羽毛ふとんを洗濯する方法は、大きく2つのケースに分けられます。

 

• 自宅で洗濯する場合

• コインランドリーを利用する場合

 

それぞれについて、詳しく洗濯方法をご紹介します。

 

 

  自宅で洗濯する場合 

自宅で洗濯する場合、手洗いする方法と洗濯機を利用する方法の2つがあります。

それぞれについて詳しくみていきましょう。

 

事前準備として、ふとんカバーを外し、物干し竿にかけてホコリなどを軽く叩いて落としておいてください。

 

手洗いする方法

1. 浴槽に水を溜め、洗剤を入れて溶かしておく

2. 浴槽全体に羽毛ふとんを広げ、水分を染み込ませる

3. やさしく手洗いする

4. 水を入れ替え、泡が出なくなるまですすぐ

5. 羽毛ふとんを丸めて脱水し、1時間程度バスタブにかけて水気を切る

6. 羽毛ふとんを乾燥させる

 

手洗いする際、力を入れすぎると羽毛を傷める可能性があります。

できるだけやさしく洗うように意識してください。

 

 

洗濯機を利用する方法

1. 汚れている場所を外側に、縦に3つ折りにして端からロール状に丸め、洗濯ネットに入れる

2. ふとんを洗濯槽にセットし「毛布コース」や「大物洗いコース」など、ふとんに適したコースで洗濯を行う

3. 羽毛ふとんを乾燥させる

 

縦型洗濯機を利用する場合は、洗濯槽に水が溜まったら一度洗濯機を止め、羽毛ふとんをゆっくり入れてください。

上から何度か押し、水を染み込ませましょう。

その後、再度スイッチを入れて洗濯をしてください。

 

羽毛ふとんの洗濯方法について、さらに詳しく知りたい方は「【羽毛ふとんの正しい洗濯方法】快眠のために寝具は清潔に保とう!」をご覧ください。

 

 

  コインランドリーで洗濯する場合 

1. 適切なサイズの洗濯機を選ぶ

2. 羽毛ふとんを半分に折り、ロール状に巻いて洗濯ネットに入れ、庫内にセットする

3. 適切な洗濯コースを選び、洗濯を行う

4. 洗濯が終わったら、乾燥機を利用して乾燥させる

5. 乾燥が終わったら、一度羽毛ふとんを広げ、こもった熱を逃す

 

コインランドリーを利用すれば、容量の大きい羽毛ふとんも洗濯可能です。

洗濯機の種類によって、洗剤を自動投入してくれるものがあります。

その場合は、洗剤を用意する必要はありません。

 

自宅から持ちこんだ洗剤を使用するものの場合、スイッチを入れる前に「中性洗剤」を準備をしましょう。

 

洗濯機の説明書をよく読み、手順通りに洗剤を投入してください。

 

 

 

  

 

まとめ

まとめ

 

羽毛ふとんを洗濯するときは、おしゃれ着洗い用の中性洗剤を使用しましょう。

また、柔軟剤は使用しないでください。

 

適切な方法で羽毛ふとんを洗濯すれば、清潔でふんわり感のある羽毛ふとんになるでしょう。

しかし、自分で羽毛ふとんを洗った結果、ぺしゃんこになってしまったり、羽毛が偏ってしまったりして失敗するケースも少なくありません。

失敗したときの対処方法について知りたい方は「羽毛ふとんの洗濯で失敗した時の対処法|ぺちゃんこでも復活できるかも!」をご覧ください。

 

自宅洗いが可能な羽毛ふとんであっても、多くの工程や時間が必要になります。

羽毛ふとんを傷めずに洗えるのか自信のない方や、忙しくて時間が取れない方は、無理せずクリーニング業者へお願いしてください。


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