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床で寝ることは良くない?身体への影響は?床寝の適した方法やよくある質問も解説!

作成日:2024年10月18日(金) 最終更新日:2024年10月18日(金) 公開日:2024年10月18日(金)

床で寝ることは良くない?身体への影響は?床寝の適した方法やよくある質問も解説!
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当社(株式会社丸八真綿販売)はグループで日本最大級のふとん専用水洗い工場設備を有し、35年以上にわたってふとんクリーニングを行っています。実績は累計640万枚を超え、多くのお客様に永く愛されております。また10年以上ご好評いただいている羽毛リフォームも最高グレードで丁寧に仕上げます。本コラムでは、安眠インストラクターや快眠セラピストの資格を持ったスタッフが寝具のメンテナンス情報やぐっすり眠れるコツをご紹介しています。

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敷きふとんやベッドのマットレスで寝ているけど、どうにも寝心地が良くない…… と感じることはありませんか。

 

でも床で寝るって実際どうなんだろうと気になりますよね。

 

今回は、直接床に寝る場合と床に寝具を敷いて寝る場合に分けて床で寝ることでの身体への影響、おススメの寝方、よくある質問などについてご紹介していきます。

 

 

記事の目次

 

 

 

床で寝ることで身体への影響は?

床で寝ることで身体への影響は?  

 

床で寝ることで起こりうる身体への影響はどのようなことが考えられるのでしょうか。

 

ここでは代表的な2つを解説していきます。

 

 

  ハウスダストや花粉症のリスクがある 

ハウスダストは、一般的に床面から30cmのところに1番滞留しているので、床に直接寝ていると、寝ている間はハウスダストやほこりを吸いやすくなります。

 

ハウスダストやほこりを吸い込むと、アレルギーの原因となる可能性があります。

「いつもきれいに掃除しているから、大丈夫だろう」と考えているかもしれませんが、ハウスダストは目に見えないほど小さくて軽いのが特徴です。

 

また、日中に立ったり座ったりして過ごしている時ときには空気中に舞った花粉は、浮遊した後は床に落ちていきます。

ハウスダストと同様に寝ている間に吸ってしまって、花粉症が悪化したり、今までアレルギー反応が出ていなかった人でも花粉の時期に床で寝ることを継続すると発症するリスクが高まります。

 

空気清浄機を使えば対策できそうなものですが、よほど高価な空気清浄機でなければ花粉やハウスダストを完全に除去することは難しいといえます。

 

 

  冬は寒く体調を崩しやすい 

冬場に窓から冷たい空気が入り、床に冷気がたまる現象を「コールドドラフト現象」といいます。

 コールドドラフト

 

この現象は空気の「重たさ」が関係しています。

室内の暖かい空気は上の方にいき、冷たい空気は下の方に集まり、2層に分かれます。

これは空気の重たさが関係して、発生する現象です。

2層に分かれることで、暖房やヒーターを使っているのに、足元が冷えるといったことが起きます。

 

冬に室内で温度差が生じることは、特に寒さに敏感な方や冷え性の人にとっては、体調を崩す要因となるので、冷たい床で寝るといったことは控えるようにしましょう。

また、寒いと交感神経に悪影響を及ぼす恐れがあるため、寝つきが悪くなる要因にもなってしまいます。

 

 

 

 

床で寝るのに適しているのはどのような人?

床で寝るのに適しているのはどのようなどんな人?

 

床寝でも熟睡できる人というのは身体に十分な筋肉がついていたり、身体が柔らかかったりする方や短時間睡眠の方が該当するといわれています。

 

床で寝ることによって朝起きた時に身体が緊張した状態になっていると感じたり、背中の痛みや腰痛が悪化したり、身体が痛んで日中の仕事に支障をきたすようなことがあれば寝具を使用するなどして改善を試みましょう。

 

 

 

 

床で寝る【寝具を使わず直に寝る場合】におススメの方法

床で寝る【寝具を使わず直に寝る場合】におススメの方法

床で寝具を使用せずに寝るコツは、「なるべく仰向けにならないで寝ることを意識する」ことです。

 

人間の身体は緩やかにS字カーブを描いており、固い床に仰向けで寝た場合に背中やおしりの部分が出っ張っているので腰が浮いた状態になり、負担を感じるためです。

背中の痛みや腰痛を感じないためにも、抱き枕などを利用して、出来る限り横向きになって寝ると身体に負担がかかりにくいでしょう。

 

また、床で寝具なしで寝ても身体が痛くなりにくい方法としては、「寝る前にストレッチをして身体をほぐす」こともおススメです。

ストレッチボールなどを利用し、軽めのストレッチをしてから背中や肩の筋肉を緩めてから寝ると良いでしょう。

 

 

 

 

床で寝る【ふとんやマットレスを使用する場合】におススメの方法

床で寝る【ふとんやマットレスを使用する場合】におススメの方法

 

床で寝るといってもふとんやマットレスを敷いて寝ることを考えている方もいらっしゃると思います。

ここでは床(フローリング)に直置きする際のおススメの方法を順番にご紹介します。

 

 

  ふとんの場合 

床(フローリング)にふとんを敷く場合に最も注意しなければならないのは、カビ・湿気対策です。

カビは湿度60%以上、温度20〜30度の環境下で発生しやすいのが特徴です。

 

人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくといわれており、その汗の多くをふとんが吸収しています。

人の体温で温まったふとんに湿気がたまり、さらに、カビの栄養源となるフケや皮脂などが落ちていることで、カビが好む条件がそろってしまいます。

 

特にフローリングにふとんを敷いて寝ている場合は湿気の逃げ道がなくなってカビが生えやすくなるだけでなく、フローリング自体にもカビが移ってしまう可能性があるため、注意が必要です。

 

対策のためには、最も定番な「すのこ」を利用する方法がおススメです。

すのこの形状を折りたたみ式や丸めて収納できるタイプにすることで、ふとんと同じく寝る時に出し、起きたら片付けることができるので簡単です。

 

また、フローリングとふとんの間に除湿シートを敷くことで、シートが湿気を吸収し、カビの発生を予防できます。

汗の臭いを吸ってくれる効果があるものも多いので、汗をかきやすい夏場は特におススメです。

 

カビの生えたふとんで寝るリスクやさらに詳しい対策方法などを知りたい方は「カビが生えたふとんで寝るのは危険!?有効な敷きふとんのカビ対策とは?」の記事をご覧ください。

 

 

  マットレスの場合 

マットレスといっても様々なタイプがあり、コイルマットレスやスプリングマットレスは基本的にベッドフレームと一緒に使うことを前提とされていますが、マットレスの種類によっては、床に直接置くのを想定してつくられているものもあります。

例えばウレタン系の厚さ20cm以下のマットレスであれば、マットレスのみで寝ることも想定されてつくられています。

厚さ20cm以下の高反発マットレスであれば、フローリングでも底つき感がなく快適に使用できます。

特に、折りたたみ式のものは立てて置けて換気もしやすくおススメです。

さらに軽いタイプなら扱いやすいでしょう。

 

また、床にマットレスだけで寝る場合は、防水敷きパッドやマットレス保護のプロテクターなどを使うと、寝汗がベッドマットレスに浸透するのを防ぐことができ、カビを予防できます。           

 

 

 

 

床で寝る際に注意すべき点とは?

床で寝る際に注意すべき点とは?

 

では実際に床に寝る時はどのようなことに注意をしておかなければならないのでしょうか。

直接床に寝る場合と寝具を使用する場合に分けて解説していきます。

 

 

  直に寝る場合 

固さによる冷たさや気持ちよさの他にも、床で寝るのは温度や湿度が自分に最適だと感じてあえて床で寝るという人もいるでしょう。

ただ、長時間の睡眠となると注意すべき点がいくつかあります。

人は寝ている時に約コップ1杯の寝汗をかくといわれており、床で寝ると湿気やカビが発生 しやすくなるので、部屋の換気や掃除をしっかりしなくてはいけません。

 

また、床で寝ることで下から冷えて体調を崩しやすくなったり、背中の痛みや腰痛を引き起こしやすくなる可能性が高まります。

床に直接寝るのは、季節としては夏場が向いていて、痛みが緩和するように寝る前に軽めのストレッチなどで身体をほぐし、暖めておくことが大切です。

 

 

  ふとんやマットレスを使う場合 

寝具を使用する際に注意したいのは、フローリングに直接敷いて敷きっぱなしにしてしまうことです。

 

床とふとんやマットレスの間にカビが発生しやすい状況をつくってしまい、気が付いた時にはカビが大量に生えてしまっていた・・・ということも少なくありません。

対策としては、湿気取りパッドを寝具とフローリングの間に敷いたり、すのこを使用するのがおススメです。

ふとんやマットレスに湿気がたまるとカビやダニが繁殖しやすくなります。

そのため、なるべく湿気を発散させる習慣も重要です。

 

まず、朝起きた後は掛けふとんをめくり、ふとんやマットレスにこもった湿気を逃がしてあげることが大切です。

天気がよければ窓も開けて部屋を換気しましょう。

 

また、ふとんやマットレスの裏面も空気に触れさせる必要があるため、フローリングとの接地面から湿気を逃がすのがおススメです。

天気が悪くて窓を開けられないようなら、ふとんやマットレスの裏面に扇風機の風を当てると効率的に湿気を逃がせます。

 

湿気取りパッドや除湿シートを敷いている場合は、晴れた日に天日干しをすると除湿効果を高められます。

 

 

 

 

床で寝ることへのよくある質問

床で寝ることへのよくある質問

床で寝ようと考えている方の中には身体の痛みや睡眠の悩みを抱えていてそれらを改善したいと思っている方も多くいます。

 

床で寝ることと関連性の高い質問を順番に紹介していきます。

 

 

 Q.背中の痛みを持っている人は硬いところで寝た方が良いと聞きますが、床で寝ることで改善しますか?

A.急に背中の痛みが出た場合に床で寝て膝を曲げると、背中の負担が軽くなるケースが多いといわれていますが、これはあくまでも応急処置とする対処法の1つです。

 

長期的に睡眠すると考えると床に直接寝ることを継続するのはおススメできません。

人によって背骨のカーブや配列は微妙に異なるのですが、一般的には硬めの寝具を使用した方が寝返りも打ちやすく、背骨や腰椎なども適切に整ってくることが多いといわれています。

 

「寝ていて背中の痛みが辛い」「毎日眠っているのに疲れが取れない」という悩みを持つ方は「寝ると背中が痛いけれど起きると治るのはなぜ?!考えられる原因と対策を解説」の記事を参考にしてみてください。

 

 

  Q.猫背の人は床で寝ることで良くなりますか? 

A.全ての方に当てはまるわけではありませんが、背骨周りの筋肉が緊張しにくくなり、床に寝ることによる姿勢改善によって猫背や背中や首の痛みを軽減することが期待できます。

 

さらに床の上で適切な高さの枕を使用して頭部と首をサポートしつつ、寝ると健康的な姿勢を維持しやすくなるといえます。

 

例えば柔らかすぎるベッドやマットレスは身体の一部分だけに圧力がかかりやすく、不自然な姿勢のまま眠ることになってしまいます。

 

反対に硬い床の上で寝ることで体重が均等に分散され、背骨への圧力が軽減されると考えられます。

 

しかし、フローリングのような床だと硬すぎて背中や腰が痛くなってしまう場合は、畳を用いた方法がおススメです。

 

 

  Q.床で寝ると睡眠の質はどうなりますか? 

睡眠の質を上げるには、筋肉が緩んだ状態で寝ることが大切です。

筋肉は意識がある時ときは常に働いており、睡眠中に休むことで回復を図ります。

 

筋肉が張った状態で寝ると、筋肉を休ませることができず、朝起きた時ときに凝りや痛みが残ります。

硬すぎる床に直で寝ることは筋肉を緩ませるためにはおススメできません。

 

寝る時に敷くふとんやマットにはある程度の硬さが必須になります。

目安としては、床が畳の場合は毛布1枚分の硬さ、フローリングの場合は薄い敷きふとん1枚分の硬さがそれぞれ最低限必要とされています。

 

 

 

 

まとめ

まとめ

今回は床で寝ることでの身体への影響やおススメの方法や注意点などをご紹介しました。

 

短い間床で寝て、効果を得るというのは良いですが、長い間床で寝るのは身体への負担が多くなることから、おススメできません。

 

床で寝る際はふとんやマットレスなどの寝具を適切に使用し、メンテナンスにも気を配ることで部屋を広く使うことができたり、掃除が楽だったりと良いことも多くなります。

床で寝ることを検討する際にはぜひ参考にしてみてください。

 

 


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