毎日ふとんどうしてる?ふとんを傷めず収納する工夫や 敷きっぱなしにしておくリスクなどを解説
ふとんは毎日どうしてるのか、どういう管理が良いのかわからずにそのままにしていたり、とりあえず上げ下げする方も多いですよね。
また、一人暮らしやコンパクトな部屋の場合はスペースに限りがあるので、収納や畳み方を工夫しないといけません。 基本的にベッドと違い、ふとんは寝起きのたびに上げ下ろしするので少し大変で面倒・・というイメージがあるかもしれません。 ですが、面倒だからといって敷きっぱなしにしておくと健康を害するリスクが高まります。
今回はふとんを上げ下げするメリット・しないデメリット、収納の際の工夫などについてご紹介していきます。 |
ふとんは起きたらどうしてる?朝起きて、今まで寝ていたふとんはどうされていますか? 畳やフローリングに直接ふとんを敷いている場合の代表的なパターンをご紹介します。
畳んで押し入れやクローゼットに入れる畳んで押入れやクローゼットに収納する方がほとんどかもしれません。起きたらふとんはしまうという基本的な動作ですが、実はふとんを守る大切な習慣なのです。
また、寝ている間は汗がふとんにしみ込んでいる状態となるので、起きてすぐのふとんは湿気を含んでいます。 そのため起きてすぐ収納してしまうのではなく、起きてから1時間程度かけて、湿気を逃してから収納するようにしましょう。
敷きふとんは敷いていた場所からずらして半分に折ったり、壁に立て掛けておいたりと寝ていた場所から離すことで湿気が逃げやすくなります。 掛けふとんは身体に当てていた面を裏返すなどして空気に触れやすくさせると良いです。
畳んで部屋に置いておく押入れやクローゼットがなく、ふとんを収納する場所がない!とお困りの方もいるかと思います。 その場合は畳んで部屋の隅に置いておいたり、収納ケースに入れたり、ふとん用のラックを用意したりと様々です。 収納場所がなくてどうしたらいいのかお悩みの方はこちらの記事も参考にしてみてください。
敷きっぱなし「面倒だから・・」「数時間後にはまた使うから・・」などといって敷きっぱなしにしている方も意外に多いかもしれません。 一見問題ないように見えますが、万年床になっている敷ふとんをめくって大量のカビが生えていてぞっとしたという話しも聞きます。 敷きっぱなしにしてしまうと、休息しているはずのふとんの上で実は健康を害している可能性もありますので、注意が必要です。
ふとんを上げ下げするメリットここではふとんを上げ下ろしするメリットをご紹介します。 面倒で意外に重労働ですが、ふとんを長く清潔に使うには大切な積み重ねになります。
カビが生えるのを防ぎ、ふとんを清潔に保てるふとんを毎日畳んで収納するメリット1つめには、カビの発生を予防できることです。 ふとんの中には睡眠中にかいた汗などの水分がたっぷり含まれており、カビにとって好条件なので、湿気を逃がすことのできる機会をふとんに与えるための毎日の習慣がとても大切になります。 また、上げ下げすることによってホコリなども付着しにくくなるため、ふとんを清潔に保つことができるのです。
スペースを有効に使えるふとんを上げ下げすると、部屋のスペースを活用しやすくなることもメリットの1つです。 スペースを確保できるので、日中の使い道が増えて自由に使うことができます。
さらに部屋の掃除もしやすくなるので、心地よい空間をつくることが可能です。
生活にメリハリができる起きたらふとんを上げる準備をし、きちんと収納することで生活にメリハリができて気持ち的にもスッキリします。 また、上げ下げすることで視覚的にも部屋をスッキリさせることができるので、活動と休息のモードの切り替えも自然とできて良い効果が期待できます。
【リスク!】ふとんを敷きっぱなしにするデメリット「面倒だから・・」「またすぐに使うから・・」などの理由でふとんを敷きっぱなしにしてしまう方もいるかと思いますが、ふとんを敷きっぱなしにすると思わぬデメリットが発生することが考えられます。 ここではふとんを敷きっぱなしにすることで考えられるリスクについて解説していきます。
カビが発生する畳やフローリングにふとんを直接敷いている場合、ふとんと床面の間にはほとんど隙間がありません。 これは「湿気の逃げ場がない」状況で、ふとんの裏面と床面の間で結露している状態になり、ふとんと床の両方にカビが生える原因になります。 通気性が悪いとされるフローリングは特に注意しましょう。
また、カビはアレルギーや喘息などの健康被害を引き起こすこともあるので注意が必要です。
湿気がたまり、ふとんの寿命が短くなるふとんを上げず、万年床にしてしまうと湿気の逃げ道がなくなり、湿気がふとん内にたまってしまいます。 さらにそのことにより、ふとんが重く感じられたり、ジメジメとした感覚がしたりするため、ふとん本来の持つ保温性や吸湿発散性という機能が下がります。 結果として快適に使用できるふとんの寿命を縮めてしまうことになります。
さらに睡眠中にかく汗や皮脂が蓄積し、発散する機会がないと嫌な臭いが発生することもあります。
ふとんの機能が損なわれて寝苦しくなったり、臭いが気になって寝付きにくくなったりして睡眠の質が低下してしまう可能性も否定できません。
ホコリや汚れが集まってダニが住みやすい環境になるダニは高温多湿の状況を好みます。 ふとんを敷きっぱなしにしておくとふとんについた汗や皮脂、フケなどの汚れはもちろんですが、家の中のホコリやチリなどの汚れが集まってくるので、放置しておくと湿気を好むダニが高確率で発生してしまいます。
ダニに刺されるリスクに加えて、 カビの胞子やダニの死骸やフンなどを吸い込めばアレルギーの原因になることもありますので注意が必要です。
ふとんを収納する際に気を付けたい3つのポイントふとんにカビやダニ、嫌な臭いが発生するのを防ぐには、敷きっぱなしにせずに毎日干すのが理想的ですが、忙しかったり、天候の関係で毎日干すのが難しいのが現実です。 ここではふとんを収納する際に注意したいポイントを3つに絞ってご説明します。
起きてからすぐに収納しないふとんの上げ下げはとても重要ですが、起きた直後のふとんは湿った状態です。 すぐに収納するのは避けましょう。 もし起床後すぐに畳んで収納してしまうと、 閉め切った押し入れや他のものが入っているクローゼットの中は、ふとんから蒸発した水蒸気が充満しカビの原因になってしまいます。
ふとんからある程度湿気が放出されるまで待つ必要があります。 一般的には、起きてから畳むまで「30分〜1時間程度待つ」のが理想的と言われています。
敷きふとんは敷いていた場所からずらして裏返したり、壁に立て掛けておいたりと寝ていた床面から離すことで湿気が逃げやすくなります。 掛けふとんは身体に当てていた面を裏返すなどして空気に触れやすくさせると湿気が逃げやすくなります。
ふとん干しやイスに掛けて湿気を飛ばすイスなどにふとんを掛けてサーキュレーターや扇風機で風をあて、空気にさらすことで湿気を逃がす方法もおススメです。 その他にふとん干しや折りたたみのすのこベッドなどがあればそれらを利用するのも良いでしょう。
また、起きたら部屋の換気を同時にするのも効果的です。 部屋の湿度が下がると、自然にふとんにこもっている湿気も取り除くことが期待できます。 もし天候が悪くて窓が開けられない場合は、エアコンや除湿機を使ってみるのもおススメです。
収納場所にも空気の通り道をつくる収納する押入れやクローゼットの中にもふとんとの間に空気の通り道をつくる工夫が必要です。 例えば押入れにすのこを置いて、その上にふとんを重ねていく方法は簡単に実践できます。 その際に壁面にもすのこを縦に並べて置くと押し入れ内の壁にふとんが接地することなく、空気の通り道ができるのでおススメです。
また、クローゼットはちょうど良い仕切りなどがないことがほとんどなので、ふとん用のラックでキャスター付きのものなども便利です。 クローゼット内は他に衣類やケース類なども収納していることが多いので、湿気がこもらないよう容量の8割程度を目安にして、扉を開けて換気をしたり除湿剤を利用したりしましょう。
まとめ今回はふとんを上げ下げするメリット・しないデメリット、収納の際の工夫などについてご紹介しました。 私たちの 毎日の睡眠を支えてくれているふとんは、起床時に汗や皮脂、部屋の湿気など水分が含まれている状態です。 面倒だから・・・といってそのまま敷きっぱなしにしておくと、カビやダニが発生し健康を害するリスクもあります。
ふとんの中にたまっている湿気を上手く逃がして収納することがふとんを長持ちさせて、快適に眠れる環境をつくる最大のポイントといえます。
毎日のことなので、少し意識してふとんの収納上手になる習慣を身につけましょう。 |
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