ふとんの保管にベストな環境とは?日常収納と長期保管で気を付けたいポイントを解説! | 布団のクリーニング・打ち直し・保管なら「おうちdeまるはち」

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ふとんの保管にベストな環境とは?日常収納と長期保管で気を付けたいポイントを解説!

作成日:2022年03月30日(水) 最終更新日:2022年03月30日(水) 公開日:2022年03月30日(水)

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監修者情報:
おうちdeまるはち

当社(株式会社丸八真綿販売)はグループで日本最大級のふとん専用水洗い工場設備を有し、35年以上にわたってふとんクリーニングを行っています。実績は累計640万枚を超え、多くのお客様に永く愛されております。また10年以上ご好評いただいている羽毛リフォームも最高グレードで丁寧に仕上げます。本コラムでは、安眠インストラクターや快眠セラピストの資格を持ったスタッフが寝具のメンテナンス情報やぐっすり眠れるコツをご紹介しています。

おうちdeまるはち

 

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私たちが眠っている間に毎日お世話になっているふとんは、以下のように様々な事情で適切に管理されていない可能性があります。

 

・ふとんがかさばるので、一度しまったら次のシーズンまでそのままにしている

・クローゼットや押入れはしまいにくいので、なおざりな収納になっている

・来客用のふとん等、使用しないふとんが収納スペースをひっ迫している

 

日々使うものなので、ふとんは良い状態で保管して、できるだけ長く使用したいものです。

 

そこでこの記事では季節の変わり目や、湿気に弱いふとんを長く使用するための保管方法や収納のコツをご紹介しています。ぜひ正しい収納・保管方法でふとんの心地よさをキープしましょう。

 

 

記事の目次

 

 

 

  

ふとんにとって心地よい環境の条件とは
ふとんにとって心地よい環境の条件とは

羽ふとんの環境として好ましい環境の条件は「高温多湿ではないこと」と「空気が循環していること」の2つです。

 

特にふとんにとって湿気は大敵です。

 

ふとんは人が寝ている間にかくと言われている約コップ1杯分の汗を毎日吸っていたり、梅雨時期や冬には結露にも影響を受けて湿気を含みやすいので、注意が必要です。

 

ふとんが湿気を多く含んでしまうと、カビの発生やダニが繁殖する原因につながります。

ダニが発生する好条件は温度が20℃~30℃、湿度60%~80%とされており、まさにふとんはダニにとって良い環境となっています。

ダニはどこからでも家に入ってきますし、カビを餌に繁殖するのですが、ふとんにカビは発生させたくないものです。

 

ふとんの湿気を上手に飛ばしたり、空気を循環させた環境を整える方法をご紹介していきますので、以下の内容を参考にしてみてください。

 

 

 

  

 

日常収納で意識するポイント

日常収納で意識するポイント

 

寝ている間は汗がふとんにしみ込んでいる状態となるので、起きてすぐのふとんは湿気を含んでいます。

そのため起きてすぐ収納してしまうのではなく、起きてから1時間程度かけて、湿気を逃してから収納するようにしましょう。

 

また、敷きふとんは敷いていた場所からずらして半分に折ったり、壁に立て掛けておいたりと寝ていた場所から離すことで湿気が逃げやすくなります。

掛けふとんは身体に当てていた面を裏返すなどして空気に触れやすくさせると良いです。

 

次に場所ごとに収納に際して意識するポイントをみていきましょう。

 

 

  【押し入れ編】 

まずは押入れ内の環境を整える事が大切です。

ポイントは、「通気性・物を詰め込みすぎない事」そして、ダニやカビの餌となる埃などをすぐ取り除けるように「掃除がしやすい収納場所の確保」が重要です。

すのこやコの字ラックなどを活用して、空気の通り道を確保しながら、サッと掃除ができるよう意識して収納しましょう。

 

一旦押入れ内の物を全て出して、カビがないかのチェックと掃除をした後に、しっかり乾燥させてから収納すると安心です。

なお、湿気が溜まりにくいのでふとんの収納は押入れの上段が理想的です。

 

また、こまめに開放して換気を行ったり、除湿機などをかけるなどをして、押入れ内を乾燥させるように意識しましょう。

 

 

  【クローゼット編】 

部屋に押入れがない場合、ふとんの収納方法としておススメなのが、クローゼットにホームセンターなどで購入できる、テーブル型収納の利用です。

ほとんどのものが伸縮式で幅を変えることが可能で、重ねて使うこともできます。

テーブル型収納を利用することで、縦型クローゼットでも押入れ同様にふとんを重ねて収納することが可能になり、テーブル型収納の下にも物を入れることが出来ます。

また、テーブル型収納には穴が空いているので通気性に優れており、重ねたふとんでも湿気がたまりにくいのが良い点です。

 

さらにクローゼットには、下段にキャスターのついたふとん用ワゴンを入れて使うと、毎日の出し入れが簡単です。

ただし、クローゼットにふとんをしまうとスペースをとるので、その分だけ衣類を減らして調整しなければなりません。

クローゼットの下部分にふとんをしまって、上のハンガーパイプに服を掛けるといった使い方になります。

また、収納スペースに湿気がこもらないよう、容量の8割程度を目安にして、扉を開けて換気をしたり除湿剤を利用したりしましょう。

 

 

  【収納場所なし編】 

お部屋の収納が少なくてふとんを入れておく場所がない・・という方もいるのではないでしょうか。

 

収納場所が無い場合、敷きふとんは三つ折りにしてバンドやふとん干しベルトで固定したり、掛けふとんも端からクルクル巻いてバンドなどで止めたりしてスッキリまとめることもできます。

その上にお部屋になじむデザイン・色の大きなカバーや布を掛けておけば見た目もそれほど気にならないかと思います。

 

また、立てるとふとんを干す台になる「すのこベッド」を使用し、掛けておくのもおススメです。

ふとんの風通しが良くなり、除湿もできて好ましいです。

どちらにしても通気とホコリや汚れに気を付けてお部屋の中の適切なスペースを確保してください。

 

 

 

  

 

長期保管をする前のチェックポイント

長期保管をする前のチェックポイント

 

ふとんの長期保管をする際に細心の注意を払わなければいけないのには、大きく2つの理由があります。

 

1つ目の理由は、ふとんはダニやカビの被害に遭いやすいからです。

ダニやカビにとって、ふとんは繁殖する最適な場所なのです。

そのため、ダニやカビ対策をしていなければ確実に被害にあってしまうといえます。

 

2つ目の理由はふとんを長く使うためです。

正しく保管しなければ保管している間にダニやカビの被害にあってしまったり、湿気を含んだ状態が続くと、ふとんの寿命が短くなってしまいます。

ふとんは決して安いものではないため、快適な状態で長く使えるように気をつけましょう。

 

 

  しっかりとふとんを乾燥させる 

ふとんは私たちの汗を吸収しているため、湿気を含んだ状態になっています。

湿気を含んだ状態のまま保管してしまうと、カビやダニが繁殖してしまうリスクが高まってしまうため、保管前にはしっかりと乾燥させることが大切です。

綿ふとんは一度天日干しをしてから、羽毛ふとんは風通しのいい場所で陰干ししてから保管するようにしましょう。

 

 

  シーツ・カバーは外して洗濯する 

ふとんを保管する前に、使用していたシーツ・カバーは必ず外して洗濯しておきましょう。

 

 

  収納場所の温湿度状況を確認する 

ふとんを保管する際にもっとも気をつけなければいけない点は、カビやダニによる被害でふとんが劣化してしまうことです。

そして、カビやダニは高温多湿の環境を好むため、しっかりと温度管理を行い、ふとんを保管している場所を高温多湿の環境にしないように気をつけなければいけません。

 

とは言っても押し入れやクローゼットで保管する場合には、湿度や温度の管理を徹底するのは難しいのが現実です。

そのため、定期的に換気を行い、収納している場所の空気の入れ替えをするようにしましょう。

 

 

  収納ケースはきちんと通気性があるものにする 

通気性の良いケースに入れましょう。

圧縮袋やビニール袋は湿気をためてしまうので、通気性のある不織布や風呂敷に包んで保存するのが基本です。

 

また、ふとんを積み上げて保管するときは、重いふとんを下に、軽いふとんを上にしましょう。

マットレスや敷きふとんは下に、軽い掛けふとんは上に重ねることで、湿気がこもりにくくなります。

 

 

  乾燥剤や防虫剤を使用する 

乾燥剤や防虫剤といったアイテムを使ってダニやカビ対策を行うのも良いでしょう。

大切なことは、ふとんをカビやダニの被害から守ってあげることなので、しっかりと対策をするようにしましょう。

無臭タイプの防虫剤をふとんの間に挟んでから保管すると虫食い対策になります。

この場合もビニール袋に入れて保管してしまうと、湿度が高くなってしまうので、布製の専用バッグを活用してください。

 

 

 

  

 

ふとんを長期保管する際にやってしまいがちな3つのNG行動

ふとんを長期保管する際にやってしまいがちな3つのNG行動

 

シーズンオフのふとんや来客用のふとんセットなど、使用頻度が低いものは長期保管しますが、そこで問題になってくるのがふとんのかさ高や大きさです。

 

収納場所のスペースを有効的に使いたい!と考え、出来る限りコンパクトに収納した結果、ふとんにとって不快な環境になっていることもあります。

 

ここでは長期保管の際にやってしまいがちな行動を例にあげて、正しい収納方法をご紹介します。

 

 

  スペースを確保するために圧縮袋で強めに圧縮する 

保管するときに、圧縮袋はおススメしません。

 

圧縮袋は通気性のないビニール袋で湿気がこもり、ふとん本来のボリュームが元に戻りにくくなります。

特に羽毛ふとんは羽毛が空気を含むことで暖かさを保つので、機能が落ちてしまい、ふとん本来の弾力を失ってしまうので、専用の収納ケースを使用しましょう。

 

またどうしても圧縮袋を使わなければいけないときは、めいっぱい空気を抜いて圧縮するのではなく、できる限り優しく圧縮してあげることがポイントです。

 

 

  収納場所を広く使いたいので可能な限りぎゅうぎゅうにしまう 

ぎゅうぎゅうに詰めてふとんを保管してしまうと、空気の通り道がなくなり高温多湿に環境になりやすいため、おススメできません。

必要以上に潰さず、余裕をもって収納するのが理想的です。

 

 

  1度収納したら次に使う時までそのまま 

ふとんを保管した後は、定期的にメンテナンスをするようにしましょう。

 

その理由としては、ダニやカビ対策、さらにニオイ対策としての意味があります。

 

収納場所から出して天日干しを行います。

また収納場所も空気の通り道が出来るように解放してから除湿剤などを利用して中の空気の入れ替えを行いましょう。

できれば半年に一度程度、押入れから出して天日干しの後にふとんに掃除機をかけてダニやホコリを吸うなどしてふとんの状態をチェックしましょう。

 

 

 

  

 

ふとんの長期保管はプロにお任せ!

ふとんの長期保管はプロにお任せ!

 

「おうちdeまるはち」では冬用の掛けふとんや毛布などを使用しなくなるシーズンオフの期間に水洗いクリーニングをおススメしています。

 

国内最大級のふとん専用のクリーニング工場で丁寧に仕上げます。

お店にふとんを持ち込む手間はかかりません!

WEBまたはお電話でお申し込み後、スタッフがご自宅までふとんを取りに伺います。

 

シーズンオフの期間はふとんクリーニングのオプションとして長期保管が人気です。

クリーニングを終えた羽毛ふとんや毛布を温湿度管理が徹底された保管庫で圧縮袋は使用せずに保管します。

 

ご利用料金は1枚あたり2,200円(税込)。

最長6ヶ月までのお預かりが可能です。

 

返却前には再乾燥させて仕上げるので、ふっくらとした状態で使用できます。

返却の時期はお預かり時に選択していただいていますが、納期を早められる場合はご連絡いただいてから10日程度でお届けが可能です。

 

長期管理サービスについては「ふとんの長期保管サービス」をご覧ください。

 

 

 

  

 

まとめ

まとめ

 

今回はふとんの保管方法やポイントについてご紹介しました。

 

日常的な収納でも長期保管でも気を付けたいのが「湿気」と「通気性」です。

ふとんは毎日又は一定期間身に着けているアパレルと考えることができます。

洋服のように毎日洗うことは難しいですが、その分日々のメンテンナンスに気を配り手間を掛けて大切にすることで良い状態で長く使用が可能です。

 

時間がない、面倒だと感じる方はプロに任せるのも選択肢の1つです。

 

ご自身に合った方法を取り入れて、少しの工夫と意識で、ふとんにとって快適な環境を作ってあげましょう。


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