不要ふとんの処分方法は?様々な方法とメリットデメリットをご紹介
ふとんは、サイズも大きいし厚みもあるため気軽に処分できるものではないので、どうしようか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
そろそろ捨て時かな・・・と感じても面倒だし、処分するきっかけもなく、そのまま使い続けているという声もよく耳にします。 しかし、ふとんにも寿命や捨て時のサインがあり、それを過ぎて使用していると機能性や衛生面で問題が出てくる場合もあります。
この記事では、いらなくなったふとんの処分方法について解説しています。 それぞれの処分方法のメリットやデメリットも紹介しているので、不要ふとんを捨てる際の参考にしてみてください。 |
不要ふとんの主な処分方法は?ふとんがいらなくなった場合、考えられる処分方法は1つではありません。 また、不要になったふとんの種類によってもおススメの処分方法は異なってきます。 ここでは主な処分方法を順番にご紹介していきます。
自治体のルールを確認し、ゴミとして出す自分が動くだけでできるので、1番身近で最初に思いつく方法かもしれません。 お住まいの自治体によって決められたルールが異なるので、まずWEBや電話で確認しましょう。 ゴミに出すといっても大きく分けると3パターンの方法があります。
①ゴミ袋に入れて可燃ゴミとして出す 薄いふとんや毛布、タオルケットなどの場合は解体したり、ゴミ袋に入る大きさであればそのまま畳んで入れて可燃ごみとして出すことができる地域もあります。 ただ、1辺を〇〇㎝以内のサイズに解体しなければならない・指定のゴミ袋を購入するなどと決められていることも多いため、必ず確認しましょう。
②指定のシール等を購入し、粗大ゴミとして収集してもらう ふとん=粗大ゴミとして決められている地域では、事前に申込みをし、所定のシールを購入し、収集の日に合わせてゴミ捨て場に出しておけば回収してくれます。 特に立会いの必要もないので、準備さえしておけばOKです。
③自ら持ち込んで粗大ゴミとして出す 他の粗大ゴミも一緒に捨てたい、ふとんの枚数が多いなどの場合は、地域指定のゴミ処理センターへ自分で持ち込んで一気に処分する方法もあります。 この時は重さで金額が決まる場合や捨てるものの内容や大きさで決まる場合など、各自治体でルールが違うこともありますので、事前にきちんと問い合わせを行いましょう。
リサイクルや寄付をする破損しておらず、ふとんとしてまだ使用できるものは、リサイクルや寄付をする方法もあります。
リサイクルの場合はリサイクルショップに持参したり、地元の方が不用品を掲載している掲示板に登録することも可能です。 その際には洗濯やクリーニングに出した方が高く値がつくことがあります。
また、羽毛ふとんであればダウン製品の回収・リサイクルを行う「Green Down Project」という企画に参加している企業にふとんを持ち込み、回収してもらうことも可能です。 条件としてはダウン率50%のダウン製品で、多少の穴あきや汚れがあってもOKだそうです。 回収の方法は回収BOXが設置されていたり、店頭受け取りなど場所によって異なります。 ふとん店やクリーニング店以外にアパレルブランドも多く参加しており、店舗ごとに持ち込みできるダウン製品が決まっています。 Green Down Projectの参加企業であればどこでも羽毛ふとんを回収してもらえるわけではないので注意が必要です。 全国のGreen Down Projectの参加企業は公式ページから確認ができます。
寄付の場合は被災地、発展途上国や各施設、動物保護団体など物資支援を行っている寄付団体に申し込みして発送することで、再利用してもらえる流れになります。
不用品回収業者に依頼するふとんの他にも処分したいものがたくさんある場合や家からふとんを持ち出す方法がない、急いで処分したい時は、不用品回収業者に依頼する方法もあります。 他の方法に比べて費用は掛かりますが、自宅にいながら不用品を処分したいのであればピッタリのサービスです。
ただ、不用品回収事業者の中には、不法投棄や高額請求などをする悪徳な業者もあるため、きちんと口コミや評判を確認し、見極める必要があります。
引っ越しの際に回収してもらう「そろそろふとんを捨てて新しくしようかな」と考える1つのきっかけは引っ越しの際が多いといわれています。 引っ越しのタイミングとふとんの使用年数が経過していたり、状態が傷んでいたりということが重なれば、引っ越し業者の方へ事前に依頼すれば処分してもらうことができます。 しかしすべての引っ越し業者で行っているかや引っ越し費用以外に見積りが必要かなどはそれぞれ異なるので、確認を行うことが大切です。
購入した際に引き取ってもらう新しく寝具を購入した際に、店舗や販売店でそれまで使用していたふとんを引き取ってもらえる場合もあります。 ただ、期間が決まっていたり、対象商品が限られていたり、有料なこともあるので、購入する前に必ず問い合わせをしてみましょう。
おうちdeまるはちのグループ会社である丸八真綿・丸八ダイレクトでは、新しくおふとんを購入いただいた方へは無料で不要ふとんの引き取りを行っています。 地球温暖化や環境汚染の防止に少しでもお役に立ちたい・・・という想いから自社でリサイクルセンターを作り、開発・製造・販売・アフターサービスまでの自社一貫システムだからこそ最終処分までしっかりと行うことが企業の責任と考えています。
羽毛ふとんはダウン率によって、中のダウンを再生し、ホテル旅館の業務用寝具に生まれ変わらせたり、洗浄や再生後原料としてダウンジャケットやブランケットなどアパレルの素材として供給を行ったりしています。 また、約10年前からサーマルリサイクル化を推進し、羽毛以外のふとんを固形燃料化し、メロン温室やクリーニング工場のボイラー燃料として再利用しています。 かつては焼却処分していたふとんをこうして固形燃料化することで、リサイクル率も大きく向上しています。
不要ふとん各処分方法のメリットデメリットいらなくなったふとんを処分するにはいくつかの方法がありますが、それぞれのメリットとデメリットはどんなところなのでしょうか。 簡単にまとめていますので、参考にしてみてください。
自分で可燃ゴミとして出す場合
自分で粗大ゴミとして出す場合
リサイクルや寄付を行い、リユースを目的とする場合
不用品回収業者に依頼する場合
引っ越し業者に依頼する場合
購入した際に処分を依頼する場合
【目的別】おススメのふとん処分方法
費用を掛けたくない無料で処分したいという方は、自分で手間を掛けてふとんを小さく解体して、可燃ごみとして出す方法(住んでいる地域による)か、地元の掲示板へ登録する方法がおススメです。
ただし、解体するのに手間がかかったり、掲示板でやり取りを行ったり・処分までに時間が掛かる可能性が高いので処分を急いでいる場合は不向きな方法です。
リサイクルに貢献したいゴミとしてではなく、まだ使えるものなら次に必要な人へ使ってほしい・資源として再生してほしいという方は、Green Down Projectの参加企業を確認し、近くの回収場所に持ち込む方法(羽毛製品のみ)又はリサイクルショップへの持ち込みをおススメします。
もし量が多い場合などは、適切な団体への寄付なども検討しても良いかもしれません。
とにかく簡単に処分したい少額の費用は掛かりますが、粗大ゴミとして回収してもらう方法がおススメです。 多少の事前準備(指定のシールを購入する、収集を依頼するなど)は必要ですが、大がかりな見積りや立会いはいらないので、手間と料金を比較すると1番確実で簡単に処分できる方法といえます。
ふとんの寿命や処分する目安は?
一般的な寝具の寿命使用している方の体質や使い方、寝室の環境によっても多少の差はありますが、一般的に羽毛ふとんであれば10年前後、他の素材のふとんであれば掛けふとんは5年前後、敷きふとんは3年前後といわれています。
ただ、日頃のメンテナンス状況やクリーニングを利用しているかなどによっても寿命が異なる場合があります。 処分するべきかまだ使用するか迷っている方は次の項目を確認し、ご自身のふとんをチェックしてみてください。
処分するかの確認ポイントは?①購入当初よりもボリュームが減っている 羽毛ふとんの場合は、耐久年数よりも経過していたり、使用状況によっては側生地や縫い目から中の羽毛が吹き出していることが考えられます。 その他の素材の掛けふとんは汗や湿気を吸ってヘタリを感じたり、敷きふとんは汗や湿気の他に身体の重さを支えているため特に腰の辺りが凹んでいたり、寝返りが打ちにくく感じたら処分するサインととらえても良いでしょう。
全体的なボリューム感としては購入時よりも2/3程度になっているかも?と感じたら1度ふとんの状態を隅々まできちんと確認してみることが大切です。
②以前よりも重く感じる 毎日使用するふとんには汗や皮脂汚れなどが蓄積しています。 また、ふとんには湿気も溜まりやすい環境なのでふとんが重く感じたらぜひメンテナンスをしっかりしてみてください。
簡単にできるものとしては、「ふとんを干す」「乾燥機にかける」方法です。 これである程度汗や湿気を取り除くことができれば、ふとんの機能は回復するのでまだ使用できるでしょう。 まだ購入して年数が経っていないのにこの方法を試しても重さが変わらない場合は、1度「ふとんクリーニング」に出すことをおススメします。
「ふとんクリーニングを考えているけど、どの業者に頼めばよいのだろう」と迷われていたり、「信頼できる業者に頼みたい」と考える方も多いのではないでしょうか?
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もしクリーニング後に使用してまた重くなってきた場合は、ふとん自体の機能性が限界に達している可能性が高いので処分を検討してみても良いかもしれません。
③落としきれない汚れや臭いがある 何かをこぼしてしまったり、不意についてしまった汚れや日々蓄積されている汗シミなど・・・ふとんについた汚れをしっかり除去できていない場合は、そこからダニやカビの発生につながる可能性があります。 また、汗臭い・カビ臭い・タバコ臭など臭いが気になる時も要注意です。 1度汚れを落としてみたり、湿気対策や臭い対策を行ってみても改善しないようなら、ふとんの処分のタイミングといえるでしょう。
④側生地が傷んでいる 天日干しによる日焼けや寝返りによる摩擦などで日々使用しているふとんの側生地は傷みたすい環境にあります。 側生地が傷むと中の仕切りとして縫製されている部分がほどけて中綿が偏ったり、中の素材が生地から出てきてしまうことがあります。
1度ふとんカバーから取り出して側生地の状態を確認してみましょう。 薄くなっている部分があったり、偏り、素材の吹き出しなどがあった場合は処分の対象になると考えてよいでしょう。
まとめ不要ふとんを処分する機会は多くないので、どうやって処分するのがいいか迷ってしまうことがあります。
様々な方法があるので、ご自身が処分したいふとんの量や何を優先したいかなどを基準に処分方法を検討してみましょう。 処分以外に「リサイクル」や「寄付」という方法で手放すことも可能です。
今まで睡眠を支えてくれたふとんたちに感謝を込めて、適切な処分方法を選んであげましょう。 |
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