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大前提!花粉シーズンは室内への花粉の持ち込みに要注意

花粉の症状を抑えるには、できるだけ花粉に触れず、室内へ持ち込まないことです。
日常生活では次のような対策が有効とされています。
・家に入る前には、衣服や髪についた花粉をはらう
・洗濯物はできるだけ室内干しや乾燥機を使う
・外出時の衣類に静電気防止スプレーをする
・花粉が付きにくい洗剤や柔軟剤を使用する
また、寝具の花粉対策も重要です。
ふとんや枕にはもともとダニやホコリなどが発生しやすいのですが、こうしたダニやホコリが花粉症を引き起こす原因となったり、花粉症の症状を悪化させたりすることもあるそうです。
さらにふとんのメンテナンスをどのようにしたら良いのか悩む方も多いのではないでしょうか。
では、実際に花粉シーズンはどんなことを注意してふとんの花粉対策を行えばよいのかみていきましょう。
ふとんの花粉対策【ふとん干し編】

花粉の時期であっても、ご家庭によってはふとんを外に干さないわけにはいかない場合もあります。
ここでは花粉対策をしながら外にふとんを干すポイントを説明していますので参考にしてください。
花粉ガードの機能の付いたふとん干し袋を使う
ふとんを干す場合、空気を通しながらも花粉・ホコリはしっかりブロックしてくれる専用の干し袋を使うと安心です。
ふとん干し袋は、太陽熱の吸収効果にすぐれた黒色のタイプだとさらにふかふか度が増して、天日干しの良さを発揮します。
3方向がファスナーになっており、ふとんの出し入れも簡単なのでおススメですよ。
花粉飛散予測を確認し、午前中に取り込む
日本気象協会で毎日発表される花粉飛散予測(https://tenki.jp/pollen/)をチェックし、花粉の飛散が少ない日を狙って干すようにしましょう。
また、花粉の種類や季節、風の強弱、もちろん場所によっても異なりますが、一般的に山間部から飛散する花粉(スギなど)は日の出とともに放たれ、お昼ごろに都心部や市街地に到達するといわれています。
正午近くになってしまうと花粉飛散のピークを迎えるので、午前10時ごろまでに干すようにしましょう。
そして午前中の間に取り込めば”花粉が付着するリスク”を少なくすることが出来ます。
取り込んだあとに必ず掃除機をかける
外に干したふとんを家の中へ取り込む時は、表面を念入りにはたき花粉を落とします。
そのあと、掃除機を使って残った花粉を取り除くようにしましょう。
専用ノズルを付けて縦と横にゆっくり時間をかけて吸い込むとより付着した花粉を減らすことができます。
ちなみにふとんをはたく際は花粉を落としたいからといってふとんたたきなどで強くたたいてしまうと、側生地や中綿を傷めてしまうので気をつけるようにしましょう。
ふとんの花粉対策【室内編】

花粉の時期にはふとんを外に干さないという選択もありですが、そのままにしておくと湿気が溜まりふとんの機能が失われ、睡眠に影響を及ぼす可能性もあります。
そのため室内で出来るふとんの花粉対策とメンテンナンスについてお伝えしていきます。
花粉の時期にふとんを外に出すことを悩んでいる方は参考にしてください。
部屋干しをする
花粉の時期は、ふとんを外に干さずとも湿気を飛ばしてふとんを清潔に保てるよう工夫することも1つの手です。
例えば、室内で陽当たりの良いスペースにふとん干しラックを設置し、ふとんを掛けて部屋干しすることもおススメです。
その際に除湿機やサーキュレーターを合わせて使うとさらに効果的。
もしラックがなければ、椅子の背もたれで代用可能です。
干す場所がなかなかないという場合は起きてからふとんをめくっておくだけでも多少の効果があります。
ふとんクリーナーと乾燥機を効率良く使う
室内干しをするのも効果的ですが、さらにふとん専用ノズルのついたクリーナーで花粉を吸い取ったり、乾燥機で湿気を飛ばすこともできます。
乾燥機はノズルタイプなら、簡単なので毎日こまめに乾燥できます。
マットタイプなら、しっかりとあたためてダニの駆除も期待できます乾燥機は花粉のためだけではく天候なども気にせず使用できておススメです。
なお、ふとんを乾燥させた後は必ず掃除機でホコリや花粉を吸いこみましょう。
粘着クリーナーは毎日の使用がおススメ
ふとんの簡単な掃除には、「コロコロ」こと粘着クリーナーが大活躍します。
その粘着力でで花粉が飛び散るのを防ぎながら取り除くことができます。
この時期は外出時に付着した花粉が取り切れなかったり、換気の際に外から花粉が舞い込んでしまいがちなので、毎日ふとんを使用する前には掛けふとん、敷きふとん、枕など全体的にコロコロをすることをおススメします。
使った後は、花粉やホコリなどのゴミを付けた部分の粘着シートを剥がしてゴミ箱へ捨てるだけなので、片付けも簡単です。
毎日こまめにふとんの掃除をして花粉レスな状態を保つことが大切です。
寝室(部屋全体)の花粉対策も重要

外から帰宅した際や、換気で窓を開けた時など、どう頑張っても家の中に花粉を全く持ち込まないのは難しいのが現実です。
ふとんに花粉が付着しかねない、室内に一定数存在する花粉対策をご紹介します。
空気清浄機やエアコンの花粉フィルターを活用する
空中に浮遊した花粉を取り除く空気清浄機。
花粉が侵入しやすい 玄関や人が活動している時間帯のリビングに使用し、寝ている間もおやすみモードにしておくと効果的です。
またエアコンは、外からの空気を取り入れているのではなく、室内の空気を循環させているのでエアコンに備え付けのフィルターでも花粉を除去できますが、フィルターには花粉がくっついたままになっていますので、こまめに掃除をすることを心掛けましょう。
さらに室内で、気清浄機とエアコンを対角線上に置くと、空気清浄機が空気中の花粉を除去しつつ上に巻き上げて、エアコンが残った花粉をキャッチするという効率的なサイクルが生まれるので、2つの家電の配置にも気を配ってみましょう。
モップ&掃除機 ダブルのアイテムでよりキレイに
花粉対策としてのお掃除で、もうひとつ心がけておきたいのは、花粉を舞い上げないことです。
家の中に持ち込まれた花粉は、空中を漂いながら時間をかけて床に落下していきます。
そのため、寝ている間に床やふとんに落ちた花粉を起床後に取り除くのが理想的です。
床を歩くと、また花粉が空中に舞ってしまうので、初めにフローリング用ワイパーやモップで掃除するようにしましょう。
掃除機は排気で花粉が舞ってしまうため、ワイパーやモップを掛けた後で掃除機を掛けるという順番にするとよりキレイに花粉を除去できます。
換気は時間帯ややり方に注意が必要
比較的花粉の飛散量が少ない午前中に換気するのがポイントです。
さらにレースカーテンをしたまま窓を10㎝程度開けて換気をすると花粉が舞い込む量を減らすことが出来ます。
また、換気後は窓の下やフレーム部分などを水拭きで掃除し、花粉を残さないように気を付けましょう。
さらにカーテンを定期的に洗濯することも花粉を減らす対策の1つです。
カーテンや網戸を花粉ブロック仕様にする工夫も
室内の花粉対策で工夫したいのが花粉キャッチカーテンや網戸用フィルターです。
花粉キャッチカーテンとは、繊維にクリンプ(縮れ)を施すことで、花粉やホコリを絡めとる仕組みの機能を持つカーテンのこと。
網戸用のフィルターは専用の両面テープが付属しており、窓の大きさに合わせて、はさみでカットして網戸の屋外側に貼り付けて使用すると室内へ花粉が侵入するのを防げるものです。
室内でできる花粉対策といえば掃除や電化製品の活用というイメージですが、カーテンや網戸でもできるなんて・・・少し意外ですが、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
使い終わった冬用掛けふとんはクリーニングがおススメ!

暖かくなってきたから、そろそろ冬用の掛けふとんは天日干しをしてから収納しよう・・・と考え始める時期は花粉が飛び交う季節でもあります。
天日干しする際はご紹介してきたように花粉にも注意することが必要ですが、ふとんには汗や湿気の他に、皮脂汚れやホコリ、ダニなど目には見えない小さな汚れが蓄積されています。
次に寒くなってふとんを出す時にはきれいな状態で使いたいですよね。
「おうちdeまるはち」では冬用の掛けふとんを使用しなくなるシーズンオフの期間にふとん水洗いクリーニングをおススメしています。
国内最大級のふとん専用のクリーニング工場で丁寧に仕上げます。
WEBまたはお電話でお申し込み後、スタッフがご自宅までふとんを取りに伺います。
また、この時期はふとんクリーニングと同時に「ふとんの長期保管」のオプションがご好評いただいています。
温度管理を徹底し、返却前に再度乾燥させてふっくら気持ちよく快適に使用していただけるように徹底しています。
利用料金は1枚あたり2,200円(税込)。最長6ヶ月までのお預かりが可能です。
返却の時期はお預かり時に選択していただいていますが、納期を早められる場合はご連絡いただいてから10日程度でお届けが可能です。
長期管理サービスについては「ふとんの長期保管サービス」をご覧ください。
まとめ

気候も良く気持ちも明るくなる春は、いろいろな場所に出掛けたくなります。
しかし、気温が高く天気の良い日は大量の花粉が飛散してしまうのが現実です。
就寝時にはゆっくり休みたいのに、なぜか外にいる時以上に花粉に悩まされるなんてことが多い・・・なんていうことを減らすためにも、日ごろのふとんへの花粉対策やこまめな掃除が重要です。
今回ご紹介した対策は大きく分けて6つです。
【ふとん干し編】
①花粉ガードのふとん干し袋を使う
②花粉飛散予測を参考にし、午前中に取り込む
③取り込んだ後は掃除機をかける
【室内編】
④部屋干しをする
⑤ふとんクリーナーと乾燥機を効率よく使う
⑥粘着クリーナーは毎日の使用がおススメ
また、寝室や室内での花粉対策も大切です。
適切な対処をして花粉の時期を乗り越えましょう。
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