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【種類別】ふとんのシミ取り方法!注意点やシミ対策もご紹介

作成日:2022年03月15日(火) 最終更新日:2024年02月19日(月) 公開日:2022年03月15日(火)

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当社(株式会社丸八真綿販売)はグループで日本最大級のふとん専用水洗い工場設備を有し、35年以上にわたってふとんクリーニングを行っています。実績は累計640万枚を超え、多くのお客様に永く愛されております。また10年以上ご好評いただいている羽毛リフォームも最高グレードで丁寧に仕上げます。本コラムでは、安眠インストラクターや快眠セラピストの資格を持ったスタッフが寝具のメンテナンス情報やぐっすり眠れるコツをご紹介しています。

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「知らないうちにふとんに黄ばみが…!」

「よだれやおねしょのシミが…」

「こどもの鼻血がふとんについてしまった」

など、さまざまな理由でふとんについたシミ。

 

シミをそのままにしておくと、ふとん内部に汚れがたまり雑菌やカビ・ダニが繁殖する原因になります。

シミ取りをして、ふとんを清潔な状態に保ちましょう。

 

ふとんのシミ取りは、シミの種類を見極め、適切な洗剤を選択することがとても大切です。

 

ここではシミの種類に合わせたシミ取り方法や注意点についてご紹介します。

 

記事の目次

 

  

ふとんのシミを放置するとデメリットばかり

ふとんのシミを放置するとデメリットばかり

 

ふとんについてしまったシミや黄ばみ。

「いつの間にかできていた!」と、びっくりすることもあるでしょう。

 

しかし「ふとんカバーをかければわからない」「小さなシミなら…」と、そのままにしていませんか?

 

黄ばみの原因は人間の汗 です。

人は眠っている間にコップ1杯分の汗をかくといわれています。

その汗を吸収しているのがふとんです。

 

汗には水分だけでなく、ミネラル分や塩分・皮脂など、さまざまな成分も含まれています。

その成分が時間とともに変色し、黄ばみとしてふとんに表れることに。

 

つまり黄ばみは、ふとんに汚れが蓄積している証です。

そのままにしていると変色が進んだり、臭いが発生したりします。

 

またおねしょや飲み物・血液などのシミも放置しておくと、変色し異臭の原因 となります。

さらにふとんの奥まで染み込んだ汚れにより、雑菌やダニが繁殖することも。

 

シミを放置することは、ふとんの汚れをそのままにすること。

ふとんにとっても、使う人間にとってもデメリットしかありません。

 

  

 

 

ふとんのシミ取りはできるのか?

ふとんのシミ取りはできるのか?

 

一見、むずかしそうに感じるシミ取り。

ふとんにシミができたからといって、洋服のようにすぐ丸洗いできるものでもありません。

 

しかし小さなものであれば、自宅でシミを取ることもできます。

そのためには、しっかりシミに関する知識を身につけることが大切です。

どのような知識が必要なのか、順番にみていきましょう。

 

 

  シミの種類を見極めることが大切 

まずは何によるシミなのか、汚れの種類を考えてみましょう。

どのような成分のシミなのかによって、シミ取りの方法も変わります。

 

シミに合った方法で洗浄できないと、逆にシミを広げてしまう恐れが…。 しっかり見極めましょう。

 

汚れは大きくわけると、水溶性汚れ・油溶性汚れ・不溶性汚れ・タンパク質汚れがあります。

 

何の汚れなのか、見た目でわからない場合は水を数滴垂らしてみてください。

 

シミが水に溶け込めば「水溶性」、そうでなければ「油溶性」と判断できます。

それでもどちらか判断しかねる場合は、油溶性としてシミ取りを試してみるとよいです。

 

気をつけなければならないのが、血液などタンパク質を含む「タンパク質汚れ」。

タンパク質は時間の経過とともに固まるため、繊維に付着して落ちにくくなります。

また、熱を加えると固まってしまいます。

 

水かぬるま湯を使うようにしてください。

 

 

  洗剤の種類を知る 

シミ抜きと聞くと、漂白剤をイメージする方も多いのではないでしょうか?

確かに漂白剤を使用するケースもありますが、使い方を間違えるとシミを広げてしまったり、生地を傷めたりすることになりかねません。

 

シミや生地に合わせて、適切な洗剤を選択していきましょう。

洗剤は主に次の3種類を使います。

● 弱アルカリ性洗剤

● 中性洗剤

● 漂白剤

 

弱アルカリ性洗剤は、油汚れやタンパク質汚れに向いています。

 

弱アルカリ性洗剤には、「液体」と「粉状」のものがあります。

液体タイプは、もっとも一般的な液体洗剤。

水温や投入方法を気にすることなく、幅広い使い方ができ、安定した洗浄効果が得られます。

 

一方「粉状」のものは、液体タイプより高い洗浄力があります。

泥や皮脂汚れが目立つものは、「粉状」の弱アルカリ性洗剤がおススメ。

 

中性洗剤は、ウールやシルクなどにも使えます。

よく「おしゃれ着洗剤」として市販されているものです。

弱アルカリ性洗剤に比べて、生地への負担を少なくできます。

 

最後に漂白剤。

漂白剤は、繊維に残った色素汚れなどを除去してくれるものです。

漂白剤には、「塩素系」と「酵素系」があります。

 

シミの種類や生地により、どの種類の洗剤を使うか判断が必要です。

 

必ず品質表示マークや、洗濯表示マークを確認してください。

 

また、洗剤のパッケージにも「用途欄」が記載されています。

どのような素材に適していて、どの素材には使用できないなど表示されていることがあります。

 

いずれもしっかりチェックしたうえで、適切な洗剤を選択しましょう。

 

 

  汚れ具合やふとんの種類によってクリーニング業者へお願いしよう 

しつこい汚れや大きなシミがある場合は、自分でシミ取りを行わず、クリーニング業者へシミ取りをお願いしましょう。

無理やりシミ取りを行うと、かえって汚れを広げてしまったり、生地を傷めてしまうことが…。

ふとんのシミ取りや丸洗いは手間もかかり、適切な対処ができないと、ふとんの寿命を縮めるリスクがともないます。

 

またふとんの種類によっては、自宅で洗えないものも。

 

そのような場合はふとんクリーニングの専門業者にお願いし、シミ取りをしてもらった方が安心です。

 

 

  ふとんクリーニングなら「おうち de まるはち」にお任せください! 

「おうち de まるはち」は、ふとんクリーニングのオプションに「シミ抜き」もご用意しています。

累計640万枚の実績をもつ「おうち de まるはち」。

ふとんクリーニングの専門家がしっかり汚れの種類を見極め、適切な洗剤を選択して丁寧にシミ抜きをします。

 

シミ抜きは1枚あたり2,200円(税込)。

 

スタッフがふとんの集荷にうかがう際、ふとんの状態を一枚一枚確認します。

そのとき、ふとんに最適なオプションもご提案いたしますが、いつでも遠慮なくお申し付けください。

詳しく知りたい方はこちらの「おうち de まるはち」をご覧ください。

 

  

 

 

【種類別】ふとんのシミを取る方法

【種類別】ふとんのシミを取る方法

 

シミの種類がわかったら、シミ取りを行います。

ふとんのシミ取りは「部分洗い」が基本。

 

そミの種類により細かい手順は異なりますが、主な方法は次のとおりです。

1. 濡れたタオルに洗剤を含ませる

2. 叩くようにして拭く

3. 濡れたタオルで叩く

4. 乾いたタオルで水分を拭き取る

 

シミの周辺から中心へ向かって進めていくのがコツ。

 

洗剤を含んだタオルではなく、綿棒や使わなくなった歯ブラシを利用して汚れを落としてもよいです。

 

では、シミの種類ごとに細かくシミ取り方法をみていきましょう。

 

 

  黄ばみ 

黄ばみの原因はさきほどご説明したとおり、寝ている間にかいていた汗です。

シミ取りには、中性洗剤と酵素系漂白剤を使用します。

 

1. ぬるま湯に浸し、絞ったタオルで黄ばみ部分をトントンと叩くようにして濡らす

2. ぬるま湯に中性洗剤と酵素系漂白剤を適量溶かし、そこへタオルを浸す

3. 洗濯液に浸したタオルを絞り、黄ばみ部分を叩くように拭いていく

4. キレイなぬるま湯に浸け、絞ったタオルでふとんの洗濯成分を拭き取る

5. 乾いたタオルで濡らした部分を叩き、水分をとる

6. 風通しのよい場所に干す

 

ポイントは洗剤の成分をしっかり取り除くことと、しっかり乾燥させることです。

乾燥が不十分だと、そこから雑菌やカビが生えることがあります。

 

また濡らしたタオルは、しっかり絞ってから使ってください。

 

 

  血液 

鼻血で汚れてしまったり、経血がついてしまったり、ふとんに血液が付着することはよくあります。

血液による汚れを取るうえで一番大切なことは、お湯を使わないことです。

 

血液には、タンパク質が含まれています。

熱を加えることで変質し、汚れが落ちにくくなります。

 

血液が付着したときは、まず初めに洗面器などに水やぬるま湯を張り、汚れた部分を浸けおきしましょう。

浸けおきしても効果のない場合や、浸けおき洗いができないふとんの場合は、洗剤を使用して部分洗いをします。

 

洗剤はタンパク質を分解してくれる「酵素系」のものを使用しましょう。

生地にもよりますが、酵素入りの弱アルカリ性洗剤が最適です。

 

1. ぬるま湯に洗剤を溶かし、タオルを浸す

2. 浸したタオルをよく絞り、シミの部分をトントンと叩く

3. キレイなぬるま湯に浸け、絞ったタオルでふとんの洗濯成分を拭き取る

4. 乾いたタオルで濡らした部分を叩き、水分をとる

5. 風通しのよい場所に干す

 

シミを落とすとき、歯ブラシを使ってもよいです。

 

また使用するぬるま湯は40℃くらいのものにしてください。

熱いお湯を使用すると、血液のシミは取れにくくなります。

 

 

  おねしょ 

おねしょをしてしまったふとんは、まずできるだけ水分を吸い取りましょう。

これをするだけで、後で行うシミ取りが楽になります。

水分の吸い取りには、紙おむつを利用するとよいです。

 

臭いを防ぐため、シミ取りにはクエン酸を使用します。

 

1. スプレーボトルにクエン酸水(クエン酸:小さじ1、水:200ml)を入れ、シミになっている場所全体にしっかりスプレーする

2. 5分ほど放置し、スプレーした部分の水分を乾いたタオルを押し当てて拭き取る

シミが取れるまで何度か上記工程を繰り返しましょう。

 

シミがキレイになったら、ふとんをしっかり乾燥させます。

 

時間が経ってしまったおねしょのシミには、酵素系漂白剤を使ったシミ取りが効果的です。

 

 

  ジュースやお茶 

ジュースやお茶のシミは、水溶性です。

汚れが付着したばかりであれば、水やぬるま湯で簡単に落とせます。

しかし時間が経つと、汚れは落ちにくくなります。

 

中性洗剤を使ってシミ取りをするとよいでしょう。

 

 

  カビ 

ふとんについている黒いポツポツとしたシミの正体が「カビ」であることもあります。

ずっとふとんを敷きっぱなしの場合、敷きふとんの裏側にカビが発生していることが…!

 

重曹とエタノールを使用すれば、小さなカビによるシミは取り除くことができます。

 

1. 重曹スプレー(重曹:大さじ1、お湯:100ml)をかけ、5分ほど放置

2. カビの部分を歯ブラシなどで軽くこする

3. ティッシュなどを使用して上から叩くようにして拭き取る

4. エタノールをスプレーする

5. エタノールを染み込ませるようにティッシュで叩き、余分な水分を拭き取る

6. よく乾燥させる

 

塩素系漂白剤もカビ取りには有効ですが、生地を傷めたり、色落ちしてしまったりする可能性があります。

また広範囲にカビが生えていたり、カビを除去しきれなかったりするときは迷わずクリーニングに出してください。

 

  

 

 

ふとんにシミができた際の注意点

ふとんにシミができた際の注意点

 

ふとんを大切に使っていても、ふとした瞬間にシミができることがあります。

シミができてしまったとき、どのように対処するかがもっとも大切です。

ここではシミができてしまったとき、注意してほしいことについてご紹介します。

 

 

  早めに対処する 

シミを発見したら、早めに対処しましょう。

そのままにしておくとシミが変性し、どんどん汚れが落ちにくくなります。

 

またジュースやおねしょなどで汚れた場合、素早く水分を取り除き、対処することでシミになりにくくなります。

 

 

  強くこするのはNG 

シミ取りをしているとき、>強くこすらないようにしましょう。

生地を傷めたり、シミを広げてしまったりすることになります。

 

またシミは中心部分からこするのではなく、外側から内側へ向けて対処しましょう。

中心部分から行うと、汚れがどんどん広がってしまいます。

 

  

 

 

ふとんのシミ対策

ふとんのシミ対策

 

ふとんのシミ取りは手間がかかります。

そのため、普段からシミが付着しないように対策をしておきましょう。

 

 

  カバーやシーツをこまめに洗う 

ふとんのシミでよく聞く黄ばみは、汗による汚れをそのまま放置しておくことで発生します。

カバーやシーツはこまめに洗い、ふとんそのものに汚れが移らないようにしましょう。

 

週に1回は洗うことをおススメします。

 

 

  防水タイプのふとんカバーや敷きパッドを使用する 

特にシミができやすく、洗いにくい敷きふとんには防水タイプのふとんカバーをかけておきましょう。

おねしょや飲み物をこぼしてしまっても、ふとんへ染み渡るのを防げます。

 

また敷きパッドを敷いておくと、汗をよく吸収してくれるため、ふとんへ汗が染みにくくなります。

 

  

 

 

まとめ

まとめ

 

ふとんにシミが付くことは誰にでもあります。

大切なのはシミを放置せず、適切な対処ができるかどうかです。

シミをそのままにしておくと、汚れが蓄積したままになり、ふとんにとっても人間にとってもデメリットしかありません。

 

小さなシミであれば、自分でシミ取りをすることも可能です。

シミ取りのポイントはシミの種類を見極め、適切な洗剤を選択すること。

生地の素材にも気を配りましょう。

 

シミの種類がわからなかったり、シミが広範囲になったりする場合は自分で対処せず、ふとんクリーニングの専門業者へシミ取りをお願いしてください。

無理やり自分で行うとふとんを傷め、シミがさらにひどくなることがあります。

大切なふとんなのであれば、迷わず専門業者へクリーニングを依頼しましょう。

 

また、ふとんにシミができないよう対策することも重要です。

小さなお子様がいるのであれば、おねしょ対策に防水タイプのふとんカバーや厚手の敷きパッドを使うのも良いでしょう。

 

みんなが快適に睡眠時間を過ごせるよう、できる対策は行っておきましょう。


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