ふとんを外に干せない!7つの対処方法でダニ・カビ・雑菌を対策
天日干しは、ふとんのメンテナンスでよく行われている方法です。
などさまざまな理由から、ふとんを外に干せない方もいるのではないでしょうか?
でもふとんを干さないまま使用していると、湿気がたまりダニ・カビ・雑菌の繁殖の要因になりかねません。
ふとんを清潔に保つためには、どうすればよいのでしょうか。
この記事では、そんなお悩みを解決すべく、ふとんが外に干せないときの対処方法を7つご紹介します! |
ふとんを干せないままだとどうなる?
天気のよい日に行われているふとんの天日干し。
ふとんを干す目的は、大きくわけて次の3つです。
人間は一晩でコップ1杯分の汗をかくといわれています。 ふとんは毎晩、その汗を吸収しています。 そのため、ふとんの中は湿気がいっぱい。
ふとん内の湿度を高いままにしておくと、ふとんの保温性が下がってしまいます。 それだけではありません。 ふとん内にカビや雑菌・ダニが繁殖する原因となります。
とくにダニは湿度が高く、暖かい場所が大好きです。 さらにふとんには、ダニのエサとなるフケ・アカ・髪の毛などが豊富に付着しています。 まさにダニにとって、湿度の高いふとんの中は格好の繁殖場所。
ふとんを干さず、そのまま使い続けていると、ふとんの中がダニだらけになる可能性があります。
ふとんを清潔に保つため、定期的にふとんを干すことはとても重要です。
ふとんを外で干せない理由ふとんを干す重要性がわかっていても、さまざまな理由でふとんを干せない方もいます。
代表的な理由として次の4つが挙げられます。
最近は四季を問わず、急に天候が変化することがあります。 ふとんが雨に濡れないよう、天候が変わったら、すぐに干していたふとんを取り込まなければなりません。 そうなると日中、家にいる時間を確保できる人でないとふとんは干せないでしょう。
休日に家を空けることが多い方は、なかなかふとんを干す時間を設けられません。
また外に干すことで、ふとんに汚れがつかないか心配する方もいます。 花粉症やぜん息を患っている家族がいる場合、ふとんについた花粉や排気ガスにより、アレルギー反応が誘発されることがあるためです。 とくに小さなお子様がいるご家庭では気になるところでしょう。
たとえ症状が軽度であっても、アレルギー反応が起こる可能性のある寝具を使っていては良質な睡眠を取れません。 健康を害する可能性を考えると、外にふとんを干すのをためらってしまいます。
ベランダがなかったり、ふとんを干すスペースが狭かったりする場合も外にふとんを干せません。 景観上の理由や、マンションのきまりがあるため、ふとんを干せない方もいるでしょう。
このように、さまざまな理由からふとんを干せない方はたくさんいます。 ほかにも天気の悪い日が続く梅雨の時期や、日照時間が短い冬など、条件が悪いため、ずっとふとんが干せていない…と悩まれている方も多いでしょう。
しかしふとんを干せないからと、そのままの状態にしておくと、先ほどご説明したさまざまなデメリットが生じます。 どのようにすればよいのでしょうか? 次はふとんを外に干せないとき、ぜひ行っていただきたい対処方法についてご紹介します。
ふとんを外に干せないときの対処方法
ふとんを干せない理由はさまざまです。 しかしそのままにしておくと、ふとんに湿気がたまったままに…。
そのようなときに、ぜひオススメしたい対処方法があります。 この対処方法を実行すれば、ふとんを天日干ししたときと同じような効果が得られます。
では順番に7つの対処方法をみていきましょう。
ふとん干しスタンドを使用して室内で乾燥させるふとん干しスタンドを利用して、室内でふとんを干す方法です。 ふとん干しスタンドは、自立する物干しのこと。 物干し台とも呼ばれます。
使わないときは、折りたたんで収納できて便利。 洗濯物を部屋で干したいときにも使えます。
ふとん干しスタンドを使用するとき、大切なのはふとんを風通しのよいところで乾燥させること。 ふとんが重ならないようにスタンドにかけてください。 エアコンやサーキュレーターで風を送りながら干すと、より効果的です。
日光の当たる場所で使用する場合、カバーをかけて紫外線によるダメージを最小限にするようにしましょう。
ふとん乾燥機を使うふとん乾燥機を使ってふとんを乾燥させる方法もオススメ。 最近は、ダニ駆除モードを搭載しているふとん乾燥機も多く販売されています。 ふとんの湿気を飛ばすだけでなくダニの駆除もでき、安心して眠れます。
ダニ駆除を目的とする場合、気をつけなければならないポイントがあります。
一つはふとん全体に温風が行き渡るようにすることです。 温風が当たらない場所があると、ダニがその場所へ逃げてしまい、駆除しきれないことがあります。
もう一つはふとん乾燥機を使用したあと、必ず掃除機をかける必要があることです。
アレルギー症状を引き起こすのは、ダニの死骸やフンです。 ダニ駆除をしたあと、掃除機をかけてダニの死骸やフンをしっかり吸い取ってください。 掃除機をかけずそのまま使用すると、アレルギー症状が出現・悪化する可能性があります。
ふとん乾燥機がない場合、電気毛布を利用する方法もあります。 ダニ退治モードを使用し、ふとんをあたためておけばダニ駆除が可能です。
しかし寝るときに電気毛布を利用することはお勧めできません。 寝床内の温度や体温低下の妨げになり、睡眠の質が低下するためです。 あくまでふとんのお手入れや、就寝前にふとんをあたためておくための使用にとどめてください。
コインランドリーの乾燥機を利用するコインランドリーの乾燥機を利用する方法もあります。 高温の温風がでるものであれば、ふとんを乾燥させるだけでなくダニ駆除も可能です。
しかしふとんの素材によっては、乾燥機が利用できないものがあります。 無理に乾燥機を使用すると、生地が縮んでしまったり、中綿が傷んだりする恐れが…。 必ず洗濯表示マークを確認したうえで行ってください。
ふとん用掃除機を使うふとん用掃除機を使えば、ハウスダストやダニの死骸・フンなどが除去できます。 ただし除去できる範囲はふとんの表面のみです。 中綿の奥にあるゴミは吸引できません。
また生きたダニは除去できないため、注意してください。
たたき機能が付いているふとん用掃除機を使えば、ふとん内部に潜むダニの死骸やフンを表面に浮かせてくれるため、吸引効率がアップします。
ふとん用掃除機は、床を掃除するようにスイスイかけていては十分な効果が得られません。 ふとんと吸引口をしっかり密着させ、ゆっくり動かすようにしてください。繊維が絡みついて取れにくい汚れも除去しやすくなります。
またシーツやカバーを取った状態で、直接ふとん用掃除機を使った方が除去率はアップします。 ふとんの表と裏、両面をお掃除するとより効果的です。
除湿シートを利用する湿気を吸い込む機能のあるシートの利用も効果的です。 敷きふとんの下や収納場所に敷いておくと、ふとんにたまる湿気を軽減できます。
脱臭機能も兼ねそなえているシートや、防カビ・抗菌効果のあるシートも販売されています。
さらに除湿シートの中には丸洗いできるものも。 より清潔に保ちたいと考えている方は、丸洗いできるタイプがオススメです。
消臭スプレーを使うふとんの臭いが気になる場合、消臭スプレーを利用する方法もあります。 最近は除菌成分が含まれているものもあり、手軽にケアできる点が魅力的。
ただし消臭スプレーをかけることで、シミができてしまう可能性があります。 また消臭スプレーの効果は、表面部分の臭いを一時的に除去するだけです。 臭いの元である汚れがふとん内部にある場合、根本的な解決にはなりません。
また、除湿はできないため注意しましょう。
ふとん干し袋を使う大気汚染や花粉が気になって外干しできないのであれば、ふとん干し袋を利用するとよいです。 ふとん干し袋は不織布製のものが主で、空気だけを通す特徴があります。
黒色のふとん干し袋を使えば、日光を吸収して内部が高温になりやすいです。 条件が合えばダニが死滅する温度まで上昇することがあり、ダニ対策もできます。
外で干せないときに行いたい!ふとんのお手入れ方法
天日干しと同じような効果が得られる対処方法をご紹介してきました。 しかしこのような対処方法だけでなく、日常的に行うお手入れ方法にも注意が必要です。
どのようにすればよいか、お手入れ方法についてみていきましょう。
起床してすぐに収納しない起きてすぐ、ふとんを収納したくなりますが、少し待ってください。
起床直後は、一番ふとんの中に湿気がたまっています。 そのまま収納すると、より湿気がたまり、カビ発生やダニ繁殖の原因に。
起床後はすぐに収納せず、掛けふとんをめくった状態でしばらく置いておきましょう。 身体が接していた部分を空気に触れさせておくと、ふとん内の湿気が軽減されます。
また、床に直接ふとんを敷いているという方は壁に立て掛けておく等、敷きふとんと床との接地していた面を離しておきましょう。 汗や湿気は下にたまりやすいので、この作業は必ず行うことが理想的です。
収納場所の除湿収納場所の湿度が高いと、湿気がふとんに移ってしまいます。 なるべく収納場所の風通しをよくし、湿気がたまらないようにしましょう。
すのこなどを敷いて、ふとんが直接壁や床に触れないようにすると湿気がたまりにくいです。 また、除湿シートや除湿剤を置いておくのもよいです。
定期的に部屋干しをする外で干せなくても、定期的に部屋干しをしましょう。 ふとん干しスタンドがなくても、椅子などを利用してふとんを十分空気に触れさせることが大切です。
ふとんの敷きっぱなしは絶対ダメです。 とくに敷きふとんに湿気がたまり、カビが生えたり、フローリングを痛めたりすることにもなります。
カバーをこまめに洗うカバーはこまめに洗いましょう。 汗や汚れは、まずカバーに付着します。
そのまま使用すると、ふとんにどんどん汚れが染み込み、湿気がたまるだけでなく、臭いの原因にもなります。 定期的に週1回は洗うようにしましょう。
干せない方は吸放湿性が高いふとんを選ぶ方法もあり!
ふとんといっても、さまざまな素材が使われています。 素材によっては湿気をためやすいものも。 ふとんを干しにくい環境にある方は、乾燥させやすい素材を使ったふとんの選択をオススメします。
一般的に吸放湿性に優れているのは、「羽毛ふとん」や「羊毛ふとん」。 綿ふとんや合成繊維は乾燥させにくいといわれています。
ただし、いくら乾燥しやすいふとんとはいえ、まったく干さなくてよいわけではありません。 適度に干して、ふとん内にたまった湿気を飛ばす必要があります。 外干しできない場合は、ご紹介した対処方法を参考になさってください。
まとめふとんを天日干ししたくても、さまざまな理由で外に干せない方がいます。 しかし干さないままふとんを使っていると、ふとんに湿気がたまってカビが生えたり、雑菌やダニの繁殖につながったりすることが…。
対策をしていれば天日干しができなくても、ふとんを清潔な状態に保てます。
しかし上記の対処方法を講じていても、汚れや臭い・雑菌・ダニが気になる方もいるでしょう。 そのままにしておくと、睡眠の質に影響することがあります。
そのような場合は、ふとんクリーニングをしましょう。 クリーニング業者へお願いすれば、中綿まで染み込んだ汚れもキレイにしてもらえます。
「おうち de まるはち」は、高級ふとんメーカーのふとん水洗い専用工場が行う「ふとんクリーニング」です。
ただクリーニングするのではなく、一枚一枚丁寧にチェックし、必要があると判断した場合はふとんの総合的メンテナンスも実施。
また「おうち de まるはち」は、WEB・お電話でお申し込み後、スタッフがご自宅へふとんの回収に伺います。 重たくてかさばるふとんを、お店へ持ち込む手間がかかりません。 その場でふとんの状態を確認し、申込み書を作成します。
集荷・配送料は無料! さまざまなオプションもご用意しております。 ぜひ「おうち de まるはち」をご利用ください。 |
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