ふとんカバーの洗濯が必要な理由

一見キレイに見えるふとんカバーやシーツですが、見えない汚れがたくさん付着しています。
人間は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくといわれています。
その汗を吸収し、睡眠環境を快適にするのもふとんカバーやシーツの役割です。
そのため、ふとんカバーには寝ている間に出た汗や皮脂・髪の毛・ホコリなどが付着しています。
「見た目がキレイだから」とそのままにしていると、雑菌やダニの繁殖につながる可能性があります。
皮膚トラブルやアレルギー・喘息を発症する原因になりかねません。
また、汚れをそのままにした結果、ふとんカバーやシーツの生地を傷め、寿命を縮めてしまうこともあります。
ふとんカバーは目立った汚れがなくても、定期的に洗濯をして清潔に保ちましょう。
ふとんカバーの洗濯頻度は週1回が目安

ふとんカバーを洗濯する頻度は、週1回が目安です。
寝汗をかきやすい夏と比べ、室温の低い冬場は洗濯頻度を2週間に1回程度でもよいといわれることもありますが、なるべく冬場も週1回の頻度で洗濯するようにしましょう。
寝汗の量が少なくなると思われがちな冬場ですが、暖房を使用していたり、厚手の毛布を掛けていたりすることで想像以上に汗をかいています。
そのため夏場と同様、週1回を目安に洗濯することをおススメします。
ただし、目に見える汚れが付着した場合は、頻度に関係なく早めに洗濯してください。
ふとんカバーを洗濯するポイント

寝心地のよい睡眠環境を整えるために、ふとんカバーは重要なアイテムです。
適切な方法で洗濯しなければ、ふとんカバーの肌触りが悪くなり、睡眠環境に大きな影響を与えることもあります。
ここでは、ふとんカバーを洗濯する5つのポイントについてみていきましょう。
洗濯表示マークを確認する
ふとんカバーを洗濯する前に、洗濯表示マークを確認してください。
通常の衣類と同様に洗濯機で洗濯してよいものもあれば、手洗いでなければならなかったり、さまざまな条件があったりするものがあります。
それぞれの素材に適した洗濯方法で洗いましょう。

手洗いマークがある場合は、40℃を上限としたお湯または水で手洗いをしてください。
また、乾燥機にかけても大丈夫なのかもチェックしましょう。
乾燥機にかけてはならないものを乾燥機にかけると、生地が傷んだり、カバーが縮んだりするため注意が必要です。


ばつ印がついているものは、乾燥機にかけられません。
このほかにも漂白の仕方に関する表示も確認しておきましょう。
ふとんカバーにシミがある場合、漂白剤を使用してシミ取りを試みる方が多いと思います。
しかし、素材によっては漂白剤が使用できないものもあります。


ばつ印がついているものは、漂白剤が使用できません。
シミ取りをする場合は漂白剤を使用しない方法を選択しましょう。
なるべく天候のよい日を選ぶ
屋外で干すのであれば、天候のよい日を選んでください。
薄手のものは短時間で乾きますが、冬用の厚手のものは乾くまでに時間がかかります。
生乾きのままふとんカバーを使用すると、カビや雑菌が繁殖する原因となります。
ふとんそのものが湿気を帯びるだけではなく、臭いが発生して安眠の妨げとなることもあるでしょう。
しっかりふとんカバーを乾燥させるために、天気のチェックは必ず行ってください。
また、ふとんカバーは風通しのよい日陰で干すとなお良いです。
洗濯前にふとんカバーのゴミを取り除く
洗濯をする前に、ふとんカバーに付着している大きなゴミを取り除きましょう。
特にふとんカバー裏側の四隅にゴミが溜まっていることがあります。
四隅のゴミは、洗濯をしてもゴミが残ったままになる可能性が高いです。
さらにゴミが固まり、ふとんカバーに密着して取れにくくなることもあります。
しっかり事前に目に見えるゴミは除去してから洗濯を行いましょう。
洗濯ネットを利用する
ふとんカバーを洗濯するときは、洗濯ネットを利用してください。
洗濯ネットを使わないでそのままふとんカバーを洗濯すると、生地が絡まったり摩擦によって生地が傷んだりすることがあります。
ふとんカバーを長持ちさせるためにも、洗濯ネットを使って洗濯をしましょう。
使用する洗濯ネットは、余裕をもってふとんカバーが入れられるように大きめのものを用意してください。
ネットに入れるときはふとんカバーを裏返した状態にし、じゃばら折りにして入れるとよいです。
この際、ふとんカバーは必ずチャックを閉めておきましょう。
チャックに他の生地や繊維が引っかかって、傷むのを防ぐためです。
ふとんカバーの洗濯には中性洗剤を使う
ふとんカバーの洗濯には中性洗剤を使用しましょう。
弱アルカリ性洗剤の方が洗浄力が強いため、汚れを落としやすい分生地への負担も大きくなります。
特にデリケートな素材が使われているものは、中性洗剤でなければ生地が傷むことがあるため注意が必要です。
また、使用する洗剤の中に「蛍光増白剤」が入っていないかチェックしてください。
色ムラが出たり、淡い色のカバーは白っぽくなったりする可能性があります。
さらに、洗剤の中には、すでに漂白剤が含まれているタイプがあります。
洗剤の成分を確認し、漂白剤が含まれていないものを選んでください。
シミなど目立った汚れが気になる方の中には、漂白剤の使用を考える方もいると思います。
漂白剤を使用するのであれば、塩素系ではなく酵素系のものを使用してください。
ただし、洗濯表示マークで漂白剤の使用ができないとされているものは、漂白剤の使用はできません。
必ず確認したうえで使用しましょう。
肌触りがよくなる柔軟剤ですが、ふとんカバーの吸水性を低下させる恐れがあります。
なるべく使わないようにした方がよいでしょう。
ふとんカバーの洗濯方法

ふとんカバーの洗濯方法は次の手順で行ってください。
1. ふとんからカバーを取り外し、裏返しにして四隅のホコリやゴミを取り除く
2. シミなど気になる汚れがある場合はシミ抜きを行う
3. 洗濯ネットにカバーを入れる
4. 適切なコースを選び、洗濯機で洗濯する
5. 風通しのよい場所で干す
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シミが気になる場合は、酵素系漂白剤などを使用してシミ抜きを行います。
シミ取り方法について詳しく知りたい方は「【種類別】ふとんのシミ取り方法!注意点やシミ対策もご紹介」をご覧ください。
洗濯機のコースは洗濯表示マークを参考に、適切なコースを選びましょう。
デリケートな素材を使用している場合は手洗いコースやおしゃれ着洗いコースがよいです。
洗濯を終えたら、風通しのよい場所で干してください。
乾燥機を使用する場合は、生地が傷む可能性があるため長時間とならないように注意しましょう。
洗濯後のふとんカバーをキレイに干すコツ

ふとんカバーを洗ったのに、シワシワな仕上がりでは見た目がよくありません。
肌触りも悪くなります。
ふとんカバーをシワのないキレイな状態に仕上げるための重要なポイントは「干し方」です。
どのように干せばふとんカバーをキレイに仕上げられるのか、押さえるべきポイントをみていきましょう。
濡れた状態でしっかりシワを伸ばす
洗濯が終わったら、濡れた状態でしっかりふとんカバーのシワを伸ばしてください。
大きく広げ、数回振ってシワを伸ばします。
その後畳んで、手で細かなシワを伸ばしていきましょう。
吊り下げて干す際にシワも伸びていくため、おおまかなシワが伸びれば大丈夫です。
風通しのよい状態にする
ふとんカバーは風通しのよい場所で干しましょう。
この時、生地が重ならないよう、全体に風が通るようにしてください。
物干し竿が1本の場合はA字干しがおススメです。
ハンガーをかけ、その上にかぶせるように干すと全体に風が通りやすくなります。

物干し竿が2本ある場合は、M字干しがよいでしょう。
2本の物干し竿にふとんカバーを渡してかけ、M字になるようにします。

この方法でふとんカバーを干すと早く乾くだけではなく、細かいシワも伸びてキレイな仕上がりになります。
室内干しならサーキュレーターなどを活用する
室内でふとんカバーを干すのであれば、サーキュレーターや扇風機を活用しましょう。
花粉や景観上の制限など、屋外にふとんカバーを干せない方も少なくありません。
その場合は物干しスタンドなどを活用すれば、室内でもシワを伸ばしながらしっかり乾燥させられます。
なるべく通気性のよい場所で干しましょう。
サーキュレーターや扇風機を活用しながら干すと、ふとんカバー全体に風が行き渡り、早く乾燥させられます。
まとめ

ふとんカバーは目に見えない汚れがたくさん付着しているため、週に1回位の頻度で洗濯をしましょう。
洗濯する際には洗濯表示マークを必ず確認し、素材に適した洗濯を行ってください。
「洗濯前にゴミを取り除く」「洗濯ネットを利用する」など、ポイントを押さえた洗濯を行うことで、ふとんカバーの負担を最小限にしながらキレイに洗えます。
また、ふとんカバーをキレイに仕上げたい場合は、干し方が重要です。
適切な干し方を実践することで、シワのないキレイなふとんカバーに仕上がるでしょう。
ふとんカバーを清潔に保ち、心地よい睡眠環境を整えてください。
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