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ふとんを干す時間はいつがベスト? 冬や夏での違いや気を付けたいポイントをご紹介

作成日:2022年11月30日(水) 最終更新日:2022年11月30日(水) 公開日:2022年11月30日(水)

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監修者情報:
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当社(株式会社丸八真綿販売)はグループで日本最大級のふとん専用水洗い工場設備を有し、35年以上にわたってふとんクリーニングを行っています。実績は累計640万枚を超え、多くのお客様に永く愛されております。また10年以上ご好評いただいている羽毛リフォームも最高グレードで丁寧に仕上げます。本コラムでは、安眠インストラクターや快眠セラピストの資格を持ったスタッフが寝具のメンテナンス情報やぐっすり眠れるコツをご紹介しています。

おうちdeまるはち

 

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日々の家事の中で「ふとん干し」を何気なく行っていませんか?

また、意外に重労働なため「めんどくさい…」と、あまり取り組んでいない人も多いのではないでしょうか。

 

しかし「ふとん干し」を行わなければ、ふとんを清潔な状態を保つことができません。

 

この記事では

・ふとん干しの効果ってどんなことがあるのか?

・ふとん干しに適した時間帯はいつなのか?

・季節やふとんの種類によって干す方法を工夫しないといけないって本当?

などを解説していきます。

 

季節別・素材別でふとん干しのタイミングやポイントを詳しく紹介しているので参考にしてください。

 

 

記事の目次

 

 

 

  

ふとんを干すメリットとは?

ふとんを干すメリットとは?

ふとんを干すことでどんなメリットがあるのでしょうか。

ここでは代表的な4つの期待できる効果について説明していきます。

 

 

  湿気を飛ばすことで、ふとんの耐久度がアップする 

人間は季節を問わず、睡眠中に1晩で約コップ1杯分の汗をかいています。

この寝汗や室内の湿気を含んでいるため、ふとんを干して湿気を取り除くことはふとんの耐久性を保つためにもとても大切です。

天日干しすることで湿気を飛ばすことができるので、ふとんの機能も回復し、カビの原因を抑制することができます。

 

また、一般的に敷きふとんの方が掛けふとんよりも多く湿気を吸収しているので頻繁に干すことを意識しましょう。

 

 

  ダニ・ハウスダスト対策になる 

ダニやハウスダストはふとんにたまりやすいといわれています。

人間の皮脂やフケ、アカなどを好み繁殖しやすい条件が揃う寝具は日に当てることで中にこもった湿気を飛ばすこととでその対策にはなりますがすでに繁殖してしまったダニは50度以上の高温にならないと死滅しないため、天日干しをする際に黒いふとん干し袋の利用がおススメです。

黒は熱を吸収しやすく、ダニが死滅する環境を作りやすいです。

また物干し台よりも、車内や車のボンネットの上など直射日光が当たる場所の方が効果的です。

 

天日干しを終えたら、必ず掃除機をかけるようにしてください。

ダニを死滅させることができても、死骸やフンなどのアレルゲンは天日干しだけでは取り除くことはできないので忘れずに行いましょう

 

 

  殺菌効果が期待できる 

睡眠中に出た汗や皮脂・アカ汚れがふとんについて雑菌が繁殖するとツンとしたイヤな臭いが発生します。

天日干しをすることで紫外線による殺菌効果が期待でき、また消臭の役割も果たしてくれます。

 

 

  ふんわりとした使用感が得られる 

日に干したふとんはふっくらとして肌触りがよいうえ、お日様の香りがしてリラックス効果が高まる・幸せな気分になる、という方が多いかもしれません。

ふんわりとした使用感だけでなく、カラッとふとんの中を乾燥させて適した湿度にすることで保温力の回復も促します。

 

 

 

  

 

【季節&素材別】ふとんを干すのに適した時間帯は?

【季節&素材別】ふとんを干すのに適した時間帯は?

 

では実際にふとんを干す際に適したタイミングや時間はあるのでしょうか。

今回は季節別+素材別で解説していきます。

 

 

  【冬】 

冬のふとん干しに適した時間帯は11〜14時の正午前後がおススメです。

素材別で適正な干し時間が短い順番に並べていくと、このようになります。

必ず途中で裏返して両面を干すようにしていくのがよいです。

●羽毛・・・片面1時間弱を目安に干しましょう

●羊毛・・・片面1.5時間を目安に干しましょう

●ポリエステル・・・片面1.5~2時間を目安に干しましょう

●綿・・・片面2~2.5時間を目安に干しましょう

 

気温が低い冬はある程度干す時間が必要になりますが、取り込むタイミングに注意しましょう。

干す時間を長くしすぎると逆にふとんが湿っぽくなってしまい傷みの原因になってしまうので注意が必要です。

 

冬は2週間に1回のペースでの天日干しが理想的な頻度といえますが、汗をかきやすい人や子どものふとんなどは、冬でも多めに週1回のペースで干すことを心がけましょう。

また掛けふとんよりも敷きふとんの方が湿気はたまりやすいので、お使いのふとんの品質表示を確認し、素材を意識して敷きふとんを干す頻度を上げることが大切です。

 

 

  【夏】 

夏は日差しが厳しいのでふとん干しに適した時間帯は9〜11時の午前中がベストです。

特に羽毛や羊毛などの素材は直射日光で傷みやすいので、午後に干すのは控えるように意識しましょう。

素材別で適正な干し時間を短い順番に並べていくと、基本的には順番は冬と同様ですが目安にする時間が異なります。

●羽毛・・・片面30分を目安に干しましょう

●羊毛・・・片面1時間弱を目安に干しましょう

●ポリエステル・・・片面1時間弱を目安に干しましょう

●綿・・・片面1~1.5時間を目安に干しましょう

 

夏は日差しの強さでふとんの生地が日焼けしてしまうので、適正な時間を守りきちんとカバーをつけたまま干すようにしてください。

 

また、汗を多くかく夏はふとん干しのペースも週1回が理想的です。

ただ汗や湿気を含んだ後に発散が苦手な綿やポリエステルなどの化学繊維に関しては週に2〜3回程度干すのも◎

短時間で湿気を飛ばすことにできる夏は可能な限り有効にお日様の力を利用しましょう。

 

 

  【春・秋】 

春や秋のふとん干しに適した時間帯は、太陽の光が強い10〜14時に干すのがおススメです。

素材別で適正な干し時間を短い順番に並べていくと、順番は夏や冬と同じで、目安時間がちょうど中間くらいのイメージになります。

●羽毛・・・片面45分を目安に干しましょう

●羊毛・・・片面1時間程度を目安に干しましょう

●ポリエステル・・・片面1時間程度を目安に干しましょう

●綿・・・片面1.5~2時間を目安に干しましょう

 

また、花粉の時期などはふとん干し袋をかぶせて干すことで、花粉をガードしてくれるのも嬉しいポイント。

ふとん干し袋は、太陽熱の吸収効果にすぐれた黒色のタイプだとさらにふかふか度が増して、天日干しの良さを発揮します。

3方向がファスナーになっており、ふとんの出し入れも簡単なのでおススメです。

 

 

 

  

 

ふとんを干す際に気を付けたい4つのポイント

ふとんを干す際に気を付けたい4つのポイント

 

ふとんを干すときに注意したいポイントを解説していきます。

 

 

  ①カバーを掛けたまま干すようにする 

ふとんが紫外線で焼けてしまうのを防ぐため、カバーやシーツは掛けたまま干すようにしましょう。

紫外線に当たると人の肌と同様に寝具に使用されている生地も焼けて、劣化を早めてしまう原因につながるので注意が必要です。

 

 

  ②途中で裏返し、両面を日に当てる 

基本的に両面とも干す必要があります。

肌が触れて湿気が溜まりやすい表面を先に干し、その後に床と接する裏面を干します。

このとき、表面は少し長めに干して湿気を飛ばすことがポイントです。

 

また、気温が下がるとふとんと床に温度差が生じやすくなり、裏面が結露で湿っぽくなるため、冬の時期は表面と同じく裏面も少し長めに干すように意識しましょう。

 

 

  ③叩くのはNG 

ふとんたたきを使用して叩くとホコリが落ちているように見えますが、実は中わたの繊維がつぶれてしまい、強く叩くことによってふとんが傷んでしまいます。

さらにダニの死骸を粉砕して空気中に舞い上がりやすくしてしまい、叩いている時に舞い上がったホコリを自分で吸い込んでしまう可能性も。

 

また、羽毛ふとんの場合は、目詰め加工した部分から羽毛が吹き出す原因にもなり、ふとんの寿命が低下してしまいます。

通常は軽く手でホコリを払うくらいで十分ですが、ふとん叩きを使用する際は、表面を撫でるように横にすべらせ、ホコリを取り除くようにしましょう。

 

 

  ④干し終えたあとは掃除機&クールダウンタイムを設ける 

干した後は掃除機を使ってふとんの表面に付着したダニのフンや死骸などの汚れを取り除いておきます。

同時にダニのエサとなる人のフケや垢もキレイにすることができます。

 

天日干しした後は、日光によって温められ熱がこもった状態です。

そのまますぐにたたんだり収納してしまうと、その熱が冷めて湿気になってしまいます。

干した後はすぐに収納せず、しばらく広げた状態でクールダウンさせて熱が冷めたらしまうようにしてください。

 

 

 

  

 

冬のふとん干しお助けアイテムとは?

冬のふとん干しお助けアイテムとは?

 

寒さや日照時間の関係で冬のふとん干しはタイミングが難しいのも事実です。

そんなときに室内でふとん干しのようなメンテナンスができるアイテムをご紹介します。

 

 

  【ふとん乾燥機】 

温風を送ることでふとんを乾燥させ、ふっくらさせてくれるふとん乾燥機を使うのも寒い冬にはおススメです。

室内で使用するため、天気や気温に関わらず乾燥させることができ、花粉やPM2.5が気になる方にもおすすめです。

また、機種によっては「ダニ」モードが搭載されているものもあり、手軽にダニ対策をすることができます。

ふとん乾燥機をかけたあとは必ず掃除機を使用し、ダニの死骸やホコリをきれいに取り除くようにしましょう。

 

 

  【床暖房・ホットカーペット】 

ふとん乾燥機がない場合やもっと手軽に行いたい場合には、床暖房やホットカーペットの上に2時間程度敷いて熱を加えて乾燥させる方法もあります。

その際にカーペットはあらかじめ掃除機でホコリや汚れを吸い取ってから行うことが大切です。

ただし、くれぐれもホットカーペットや床暖房の稼働中にふとんを敷いた中で眠らないでください。

熱中症や低温やけどなどのリスクがありきわめて危険です。

また、高熱になりがちなので必ず側で時々確認しながら温めるようにしましょう。

 

 

  【除湿シート&サーキュレーター】 

冬は屋外と室内の温度差によって窓枠などに結露が生じやすくなります。

この結露を上手に除去することがふとんの寿命を延ばすことと快適に眠れる寝具環境をつくるカギとなります。

ふとんが干せない場合で上記のようにあたためる環境もない場合は、敷ふとん用の「除湿シート」を使用し、室内の壁などに敷寝具を立てかけてサーキュレーターの風を当てるなどの乾燥作業もぜひ週に1度程度は行うと効果的です。

 

 

 

  

 

ふとん干し以外の寝具のお手入れ方法

ふとん干し以外の寝具のお手入れ方法

 

ふとん干しや前項のようにあたためる以外にできる寝具のお手入れ方法もあります。

参考にしてみてください。

 

 

  ふとん専用クリーナーを使う 

ふとん専用ヘッドを掃除機につけたり、専用のクリーナーを使用してメンテナンスする方法があります。

マンションの景観の問題でなかなか干せない、ベッドマットレスで干すことができない、昼間干す時間がない・・・などお悩みの方には手軽に行えて清潔に保つアイテムになります。

ふとん専用クリーナーを使う頻度は週に2~3回を意識するとよいでしょう。

 

 

  ふとんクリーニングを利用する 

日常のお手入れで天日干しを効率よく実施することも大切ですが、ふとんには汗や湿気の他に、皮脂汚れやホコリ、ダニなど目には見えない小さな汚れが蓄積されています。

汗などの水溶性の汚れには水洗いクリーニングがとても効果的です。

できれば年に1回の水洗いクリーニングを習慣化することが理想的といえます。

詳しくはこちらの「ふとんの洗濯頻度ってどのくらい?」の記事を参考にしてみてください。

 

ご自宅で洗える素材の寝具もありますが、ふとんを洗うのはなかなか大変です。

そんな時はプロにお任せするのも1つの方法です。

 

「おうちdeまるはち」では定期的なおふとんのメンテナンスとして水洗いクリーニングをおススメしています。

累計枚数640万枚の実績を誇るふとん専用の国内最大級のクリーニング工場で丁寧に仕上げます。

WEBまたはお電話でお申し込み後、スタッフがご自宅までふとんを取りに伺います。

 

ふとん水洗いクリーニングが気になる方はぜひ「おうちdeまるはち」にご相談ください。

 

 

 

  

 

まとめ

まとめ

 

ふとん干しはついつい自己流になってしまいがちですが、季節や素材に合わせて干す時間やタイミングを変え、効率よく行うことが大切です。

 

正しいやり方を知って実践していけば、大切な寝具を長持ちさせるだけでなく、快適な睡眠環境につくり家族の健康を守ることにつながります。

ぜひ今回ご紹介した内容を参考にふとん干しを極めて、眠りの質を高めていきましょう。


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