早く寝付くための6つの方法
ふとんに入ってもなかなか寝付けない、寝付くまでに時間が掛かってしまうことがストレスになっている・・・ こんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
のび太のようにスッと眠りに入れたらどんなに気持ちが良いでしょう。
寝付きが悪い原因は様々だと思いますが、今回は簡単に試すことの出来る方法を6つ紹介します。 どれが自分に合うかわからないですが、何かのヒントになったり、少しでも早く寝付くことが出来るきっかけになれば嬉しいです。気になるものはぜひ試してみてください。
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【事前準備がいるよ、でも試す価値あり!】頭寒足熱(冷えピタ+夏はアイスノンや冷感素材、冬は湯たんぽ)
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ツボ | 場所 | 特長 |
百会(ひゃくえ) | 頭頂部にあるツボで、不安や緊張を和らげてくれる | |
湧泉(ゆうせん) |
足の指を曲げると「へ」の字にくぼむところにあるツボで 冷えや足の疲労、腰痛に効果あり |
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内関(ないかん) | 手首の付近にあるツボで、自律神経のバランスを整えてくれる |
安眠体操
ストレスなどにより無意識に力が入ってしまっている体の筋肉をゆるめることで、全身の緊張をほぐす体操です。
やり方はとても簡単で、体の各パーツの筋肉を意識して緊張させたあと、一気に力を抜くことを繰り返すだけ。
こうすることで体の緊張がほぐれリラックスでき血流の流れが良くなるのを実感して、自然と眠りにつくことができます。
■ステップ1
仰向けになり、全身にギュッと力を入れます。顔や足にも力を入れて手はグーにして握ります。そのまま5秒間キープします。
■ステップ2
5秒経ったら、息を吐きながら思いっきり全身の力を抜いて、ストーンと脱力します。
気持ちを楽に顔やつま先も楽にして手はパーの状態にします。 これを3〜5回繰り返します。
両手は握りグーにして力を入れるのがポイントです。
また、足はつま先を上に向け、ふくらはぎにギュッと力を入れることを意識しましょう。
米軍式睡眠法
もともとこの睡眠法は陸軍向けに開発されたそうで、戦闘のような緊迫した状態でもしっかり睡眠をとることが求められるため、このような方法が生まれたのだとか。
米軍がこの睡眠方法を6週間にわたって訓練したところ、96%の確率で成功したとも言われています。
1回の挑戦で簡単に効果が得られるわけではないけれど、毎日続けていくことで気持ちを落ち着かせ、普段よりも早く眠れるようになるかもしれません。
その睡眠方法は4つのステップからなります。
【米軍式睡眠法のやり方】
①楽な体勢で横になりゆっくりと深呼吸をして額や顎、目の周りの緊張を解いて顔の筋肉をリラックスさせる。
②左右の肩をできるだけ下げ、片腕ずつ上から下の順に力を抜く。
③ 深呼吸して、ゆっくり息を吐き出しながら上半身をリラックスさせる。次に下半身の力も抜いていく。
④全身を10秒間リラックスさせたら、何も考えないようにして次のうちのひとつの情景をイメージしてみる。
―青空が広がる静かな湖と、そこに浮かんだカヌーに寝そべる自分。
―真っ暗な部屋に吊るした黒いハンモックに乗っている自分。心地よく温かいイメージ。
―「何も考えない、何も考えない」と、何度も繰り返し自分に言い聞かせる。
正確には40数か所の身体のパーツをリラックスさせていくようですが、メインはこのやり方が採用されています。
ただ、上記の方法でいきなり米軍式睡眠法を行うと、なかなか上手くいかず失敗してしまうことも多いようです。
ポイントは「身体の力の抜き方」と「思考を止めてイメージのみに集中する」の2つです。
どうやって力を抜けば良いのかわからない場合は、力を抜きたい場所に力を入れ、そのまま5秒ほどキープし、次に一気に脱力すると身体のこわばりが取れて全身の筋肉が緩んでリラックス出来ます。
前項の安眠グーパー体操を行うと良いでしょう。
さらに眠る前にお風呂に入り身体を温め、マッサージやストレッチでほぐしたり、快適な室温、明るさで寝室を整えていくとより効果的です。
また、④のステップのイメージをするところでつまづく場合は、YouTubeやスマホアプリなどで米軍式入眠法を手助けするものがあるので、まずはこれらを併用して試してみることをおススメします。
その場合は事前に準備しておいて、くれぐれもブルーライトで覚醒してしまわないように注意しましょう。
4-7-8呼吸法
私たちの体は日中「交感神経」が働き、いわゆる興奮状態や緊張状態を作って過ごします。
一方、夜は心身ともにリラックスさせる「副交感神経」が優位になり、ゆったりとした気分で過ごします。
しかしこの交感神経が優位の「活動モード」と副交感神経が優位の「休息モード」の切り替えが上手くいかないと自律神経が乱れて、睡眠の質が低下します。
「4-7-8呼吸法」という呼吸法は、世界的に有名な健康医学研究者のアンドルー・ワイル氏が発案したもので、簡単に誰でも取り入れられる呼吸法の1つとして有名です。
この呼吸法の特徴は、息を完全に吐き切って、さらに鼻からゆっくり息を吸うことで正しい「腹式呼吸」ができる点です。
これによって脳波がアルファ波に変化するため、眠りに入りやすい状態になる効果が期待されています。
また腹式呼吸法は自律神経の乱れを改善し、副交感神経を整えてくれるので心身ともにリラックスさせる効果があります。
【4-7-8呼吸法のやり方】
①「4秒間」鼻から息を吸う。
②「7秒間」呼吸を止める。
③「8秒間」口から息を吐く。
名前の通り、4秒⇒7秒⇒8秒の順番で呼吸を行うので覚えてしまえば簡単に実践出来ます。
まとめ
日々いろいろなことがありますが、寝るときは何も考えずに気持ちよく寝付きたいですよね。
そして安眠出来たら次の日の元気に繋がります。
今回ご紹介した寝付きを良くするために実践する方法を試す際には、前提として眠る場所の環境を整えることも重要です。
部屋の明るさや室温、湿度は睡眠の質に大きく影響するので、寝室の照明は自分が不安にならない程度に暗くしましょう。
また、深部体温を効率的に下げるため、室温は26℃程度、湿度は50~60%を保つのが理想です。
心身ともにリラックスさせて、目を閉じるといつの間にか眠りに入れるようなのび太的な体質を手に入れましょう!
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