冬本番「今あるふとん」でより暖かく!寝具活用のポイント
12月に入り朝晩の寒さが厳しくなってきました。
冬は日照時間や気温、湿度などの影響で睡眠リズムが乱れやすく、 寝つけない、熟眠感がない、寝起きが重い・・・ と睡眠の質が低下しやすい季節です。
今使用している寝具の特性やポイント理解し、冬こそ安眠生活を手に入れましょう!
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12月に入り朝晩の寒さが厳しくなってきました。
冬は日照時間や気温、湿度などの影響で睡眠リズムが乱れやすく、 寝つけない、熟眠感がない、寝起きが重い・・・ と睡眠の質が低下しやすい季節です。
毛布は羽毛ふとんの上?下?
毛布ってあったかくてふわふわしていてとっても気持ちがいいですよね。寒い季節になると眠る時には手放せないという方も多いのではないでしょうか。 でも実際に羽毛ふとんと毛布を組み合わせて使用する場合にどうやって使うのがより暖かいの? ここでポイントとなるのは毛布素材の特性の違いです。 結論、羽毛ふとんの上から掛けた方が良い毛布の素材と下に掛けても良い毛布の素材、両方があります。今ご自宅にある毛布の品質表示やご使用状況を確認してみてください。
【羽毛ふとんの上に掛けた方が良い毛布】 ● マイヤー毛布 ●ニューマイヤー毛布 ●アクリル毛布 ● ポリエステル毛布 ●フリース毛布 etc・・・
素材が、アクリル系、フリース系、ポリエステル系などの化学繊維素材の毛布は、羽毛ふとんの上からふわっとのせて使うのが◎。化学繊維素材の毛布は、掛けた瞬間から暖かく、肌ざわりもよいので、ふとんの中に入れ、直接肌にかけて使いたくなります。しかし、冬も寝ている間に約コップ1杯以上の汗をかきます。寝汗は湿気となり化学繊維素材の毛布は湿気を吸収せず、毛布の毛羽に細かな水滴として付着します。眠っている間にその水滴が冷たくなり、体を冷やす原因になります。またムレて不快感を感じるようになってしまうのです。
羽毛ふとんの保温力を上げるコツは、身体の上に直接かけることです。羽毛ふとんは体温が伝わるとダウンがふくらみ、あたたかさが増します。体温の熱を外に逃がさないよう、羽毛ふとんの上に毛布をかけてふたをするイメージです。この時毛布の厚みにも要注意!厚みのあるものだと、羽毛ふとんがつぶれてしまい、かさ高が減ることで保温性も低下してしまいます。
【羽毛ふとんの下に掛けても方良い毛布】
羽毛ふとんの下(内側)にかけても良い毛布は、素材が、ウール(羊毛、カシミヤ、アルパカなどの獣毛)、シルク、コットン(綿)などの天然素材の毛布です。その他、湿気によって熱を発散したり、吸湿機能の高い特殊化繊を使用した毛布も〇。天然素材の毛布は、湿気をしっかりと吸収発散させます。天然素材の毛布を内側にかけても、寝汗による冷えた湿気で体を冷やすことはないので安心して使用できます。基本的には羽毛ふとんを直接身体に掛けて使用するのが保温力という意味では高いですが、ふとんカバーによるひんやり感を解消したい、羽毛ふとんの機能が落ちてきている、そんなに良い羽毛ではない・・・といった場合は天然素材の毛布を羽毛ふとんの内側に掛けることで天然素材の暖かな触感がふとんに入った時の冷たさを解消してくれますし、保温力をアップさせ快適な睡眠を手に入れるにはおすすめできます。
毛布は素材の特性をよく理解することが大切前の項目でも説明した通り、基本的には羽毛が下で毛布が上の方が暖かさがアップしますが、ふとんカバーのひんやり感が苦手、今の羽毛ふとん1枚では寒い、毛布の肌触りが好き等の理由で内側に毛布をかけたい場合は、素材の特性を理解して使用しましょう。 例えば天然素材のコットン(綿)毛布は眠っている間の汗や湿気を吸い取ってくれるので快適ですが、汗を吸ってしまうと、湿気が増えて保温性が落ちてしまうので、こまめに洗ったり干したりしましょう。 カシミヤやウールなどの毛布は汗や湿気を吸着すると熱を発生し、吸湿発散性、保温性のバランスが良く寝冷えを防ぐことができます。ただし、洗濯には注意が必要な場合が多いのでよく洗濯表示を確認しましょう。 化学繊維のアクリル毛布は、肌触りは良いのですが汗を吸わないので、寝具の中が体温であたたまると不快指数が上がります。ムレが気になる方はやめましましょう。そして寝冷えの原因にもなる可能性もあります。 また化学繊維の毛布は静電気にも注意が必要です。ポリエステルやアクリルなどの化学繊維はマイナスの電気を帯びており、人間はプラスの電気を帯びていることが多いので、帯電性が反対の化学繊維を使った毛布は静電気が発生しやすいと考えられています。さらに化学繊維は水分を保持できないので、静電気が発生したときに素早く分散できないのもパチッとくる理由の1つです。
解決策として例えばアクリル毛布の静電気の発生を防ぐ方法はいくつかあります。 ①柔軟剤を使って洗濯する
ふとんに入る前に羽毛ふとんを軽くたたいて空気の入れ替えを寝る前には軽く羽毛をほぐしたりパタパタしたりして、ふとんの中の空気を入れ替えます。
湿気を発散させて、ふとん本来の保温力を上げる人間は睡眠中に汗をかき、その水分を寝具が吸っています。湿気をため込んだふとんは、体の熱を奪ったり、本来の保温性が損なわれてしまいます。敷きふとんやマットレスが冷たいと感じたことはありませんか?汗は毎日敷いている寝具に吸収され、結露の影響も敷き寝具へが圧倒的です。湿気を含んだ寝具は冷えのもとです。
ベッドやふとんは窓や壁から30cm程度離すベッドや敷きふとんを窓際につけていると外の冷気を直接感じやすくなるので、頭の位置を逆にしたり、レイアウトを見直して窓から最低30cmは離しましょう。
マットレス・敷きふとんの保温力をアップさせる寒くて眠れないとき、掛け寝具や着る服の枚数を増やしてしまいがちですが、実は敷き寝具で保温することが大切です。
効率的に電気毛布やふとん乾燥機を使う冬には、電気毛布を手放せない方もいます。電気毛布は一晩中つけっぱなしにせず、眠る1時間ほど前からふとんをあたためたら、眠るときにはスイッチを切りましょう。身体を直接あたためるのではなく、ふとんをあたため間接的に快適な温度に保つことが重要です。 |
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