冬本番「今あるふとん」でより暖かく!寝具活用のポイント | 布団のクリーニング・打ち直し・保管なら「おうちdeまるはち」

寝具のこと

冬本番「今あるふとん」でより暖かく!寝具活用のポイント

作成日:2021年12月03日(金)

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監修者情報:
おうちdeまるはち

当社(株式会社丸八真綿販売)はグループで日本最大級のふとん専用水洗い工場設備を有し、35年以上にわたってふとんクリーニングを行っています。実績は累計640万枚を超え、多くのお客様に永く愛されております。また10年以上ご好評いただいている羽毛リフォームも最高グレードで丁寧に仕上げます。本コラムでは、安眠インストラクターや快眠セラピストの資格を持ったスタッフが寝具のメンテナンス情報やぐっすり眠れるコツをご紹介しています。

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12月に入り朝晩の寒さが厳しくなってきました。

 

冬は日照時間や気温、湿度などの影響で睡眠リズムが乱れやすく、

寝つけない、熟眠感がない、寝起きが重い・・・ と睡眠の質が低下しやすい季節です。

 

今使用している寝具の特性やポイント理解し、冬こそ安眠生活を手に入れましょう!

 

 

記事の目次

 

 

12月に入り朝晩の寒さが厳しくなってきました。

 

冬は日照時間や気温、湿度などの影響で睡眠リズムが乱れやすく、

寝つけない、熟眠感がない、寝起きが重い・・・

と睡眠の質が低下しやすい季節です。


今使用している寝具の特性やポイント理解し、冬こそ安眠生活を手に入れましょう!

 

 

 

毛布は羽毛ふとんの上?下?
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毛布ってあったかくてふわふわしていてとっても気持ちがいいですよね。寒い季節になると眠る時には手放せないという方も多いのではないでしょうか。

でも実際に羽毛ふとんと毛布を組み合わせて使用する場合にどうやって使うのがより暖かいの?

ここでポイントとなるのは毛布素材の特性の違いです。

結論、羽毛ふとんの上から掛けた方が良い毛布の素材と下に掛けても良い毛布の素材、両方があります。今ご自宅にある毛布の品質表示やご使用状況を確認してみてください。

 

【羽毛ふとんの上に掛けた方が良い毛布】

● マイヤー毛布 ●ニューマイヤー毛布 ●アクリル毛布

● ポリエステル毛布 ●フリース毛布 etc・・・

 

素材が、アクリル系、フリース系、ポリエステル系などの化学繊維素材の毛布は、羽毛ふとんの上からふわっとのせて使うのが◎。化学繊維素材の毛布は、掛けた瞬間から暖かく、肌ざわりもよいので、ふとんの中に入れ、直接肌にかけて使いたくなります。しかし、冬も寝ている間に約コップ1杯以上の汗をかきます。寝汗は湿気となり化学繊維素材の毛布は湿気を吸収せず、毛布の毛羽に細かな水滴として付着します。眠っている間にその水滴が冷たくなり、体を冷やす原因になります。またムレて不快感を感じるようになってしまうのです。

 

羽毛ふとんの保温力を上げるコツは、身体の上に直接かけることです。羽毛ふとんは体温が伝わるとダウンがふくらみ、あたたかさが増します。体温の熱を外に逃がさないよう、羽毛ふとんの上に毛布をかけてふたをするイメージです。この時毛布の厚みにも要注意!厚みのあるものだと、羽毛ふとんがつぶれてしまい、かさ高が減ることで保温性も低下してしまいます。

 

【羽毛ふとんの下に掛けても方良い毛布】
● 綿毛布 ●シルク毛布 ●ウール毛布 ●カシミヤ毛布etc・・・他天然素材の毛布
● 特殊化繊の毛布、湿気によって熱を発散する毛布、吸湿機能の高い特殊化繊の毛布

 

羽毛ふとんの下(内側)にかけても良い毛布は、素材が、ウール(羊毛、カシミヤ、アルパカなどの獣毛)、シルク、コットン(綿)などの天然素材の毛布です。その他、湿気によって熱を発散したり、吸湿機能の高い特殊化繊を使用した毛布も〇。天然素材の毛布は、湿気をしっかりと吸収発散させます。天然素材の毛布を内側にかけても、寝汗による冷えた湿気で体を冷やすことはないので安心して使用できます。基本的には羽毛ふとんを直接身体に掛けて使用するのが保温力という意味では高いですが、ふとんカバーによるひんやり感を解消したい、羽毛ふとんの機能が落ちてきている、そんなに良い羽毛ではない・・・といった場合は天然素材の毛布を羽毛ふとんの内側に掛けることで天然素材の暖かな触感がふとんに入った時の冷たさを解消してくれますし、保温力をアップさせ快適な睡眠を手に入れるにはおすすめできます。

 

 

 

毛布は素材の特性をよく理解することが大切

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前の項目でも説明した通り、基本的には羽毛が下で毛布が上の方が暖かさがアップしますが、ふとんカバーのひんやり感が苦手、今の羽毛ふとん1枚では寒い、毛布の肌触りが好き等の理由で内側に毛布をかけたい場合は、素材の特性を理解して使用しましょう。

例えば天然素材のコットン(綿)毛布は眠っている間の汗や湿気を吸い取ってくれるので快適ですが、汗を吸ってしまうと、湿気が増えて保温性が落ちてしまうので、こまめに洗ったり干したりしましょう。

カシミヤやウールなどの毛布は汗や湿気を吸着すると熱を発生し、吸湿発散性、保温性のバランスが良く寝冷えを防ぐことができます。ただし、洗濯には注意が必要な場合が多いのでよく洗濯表示を確認しましょう。

化学繊維のアクリル毛布は、肌触りは良いのですが汗を吸わないので、寝具の中が体温であたたまると不快指数が上がります。ムレが気になる方はやめましましょう。そして寝冷えの原因にもなる可能性もあります。

また化学繊維の毛布は静電気にも注意が必要です。ポリエステルやアクリルなどの化学繊維はマイナスの電気を帯びており、人間はプラスの電気を帯びていることが多いので、帯電性が反対の化学繊維を使った毛布は静電気が発生しやすいと考えられています。さらに化学繊維は水分を保持できないので、静電気が発生したときに素早く分散できないのもパチッとくる理由の1つです。

 

解決策として例えばアクリル毛布の静電気の発生を防ぐ方法はいくつかあります。

①柔軟剤を使って洗濯する
 柔軟剤を使うことで毛布の繊維表面がコーティングされ、摩擦が起こりにくくなるため、静電気が発生しにくくなります。
②静電気防止スプレーを振りかける
③湿度を50、60%程度まで上げる
 加湿器を使ったり洗濯ものを干してみても◎

 

 

 

ふとんに入る前に羽毛ふとんを軽くたたいて空気の入れ替えを

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寝る前には軽く羽毛をほぐしたりパタパタしたりして、ふとんの中の空気を入れ替えます。
羽毛が均等になり多くの空気を含むことにより、保温力が増します。
まず羽毛ふとんを広げて空気を入れる様に軽く振ってください。 次にマス目ごとに軽くつまんで空気を入れてください。 さらに軽くたたくことでふっくらと空気を含んだ状態になります。
また、羽毛ふとんの保温力を長く保つためには、表裏と上下をまんべんなくローテーションさせて使用すると長持ちします。

 

 

 

湿気を発散させて、ふとん本来の保温力を上げる

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人間は睡眠中に汗をかき、その水分を寝具が吸っています。湿気をため込んだふとんは、体の熱を奪ったり、本来の保温性が損なわれてしまいます。敷きふとんやマットレスが冷たいと感じたことはありませんか?汗は毎日敷いている寝具に吸収され、結露の影響も敷き寝具へが圧倒的です。湿気を含んだ寝具は冷えのもとです。
特に冬場は部屋の窓を閉めきったり、加湿器を利用することが多いのに加えて、冷たい外気と暖房などで温められた室内との温度差によって、窓ガラスに結露がたまります。体の熱で温められたふとんと、冷たいフローリングなどの床に温度差ができることで、敷きふとんの裏側とフローリングの表面に結露が生じます。そのままにしておくとカビやダニが発生し、健康にも良くありません。
寝具に湿気がたまりやすくなるので、ふとん乾燥機を利用したり、昼間はふとんを椅子やふとん用の物干し等に掛ける、除湿機やエアコンの除湿機能を使用するなど湿気を逃がす工夫し、ふとんの保温力を守りましょう。
また、ベッドマットレスの場合も直置きしている時には起床後に床との接地面に空気を通すようにマットレスを裏返したり、壁に立てかけたりを意識するのも◎ベッドフレームを使用している場合もマットレスの下に除湿シートを敷いたり、雑誌などをマットレスの四隅に差し込み風の通り道をつくってあげるのも効果的です。

 

 

 

ベッドやふとんは窓や壁から30cm程度離す

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ベッドや敷きふとんを窓際につけていると外の冷気を直接感じやすくなるので、頭の位置を逆にしたり、レイアウトを見直して窓から最低30cmは離しましょう。
また窓から熱が逃げないようカーテンを厚手のものに変えたり、もう1枚増やして付けるなどもおすすめです。その際に裾の長さを床の下まで届くようにして窓を含めた壁全体を覆うようにすると、冷気が直接室内に伝わりにくくなり、窓からの冷気や結露によるカビの発生を抑制し、寝具がカビてしまうことも防げます。
さらに壁からもベッドを離すことで、通気性もよくなり、掛けふとんも落ちたりズレたりしにくくなるのであたたかく眠れます。
フローリングや畳にふとんで眠っている方は、下に絨毯やラグを敷いたり、すのこを敷いて湿気を逃がす対策も効果的です。

 

 

 

 

マットレス・敷きふとんの保温力をアップさせる

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寒くて眠れないとき、掛け寝具や着る服の枚数を増やしてしまいがちですが、実は敷き寝具で保温することが大切です。
寝床内の熱のほとんどは敷きふとんを通して逃げていきます。どれだけ上に重ねて保温しようとしても下から逃げていってしまっては意味がありませんよね。
畳やフローリングに敷きふとんで眠っている方は、もう1枚敷きふとんや敷きパッドを重ね、2枚敷きにしましょう。理想的な組み合わせは吸湿発散性に優れた羊毛敷きふとんに天然素材のムートンをプラスするものですが、いつもお使いの敷きふとんに羊毛、カシミヤ、キャメル等の動物性の素材の敷きパッドやシーツなどを重ねることでも保温力はかなりアップします。
また、スプリングベッドや通気性の良いマットレスで眠っている方は、少し厚めの吸湿保温力のあるウールなどの敷きパッドを上に重ねて使用すると、自然のあたたかさが得られます。
アクリル素材の敷きパッドは感触や肌触りにより瞬間的なあたたかさは期待できますが、吸湿・発散性に乏しいため長時間使用するとムレて、逆に冷えを感じだり、眠りを浅くする原因になるので、肩こりや腰痛、冷え性の方や肌の弱い方は、注意が必要です。
重ねる敷きふとんや敷きパッドがない場合には夏に使用したタオルケットを重ねて敷いてみるのも◎。
タオルケットは吸水性もあり汗も吸いますし、パイル糸に多くの空気を含むので保温力も期待できます。

 

 

 

効率的に電気毛布やふとん乾燥機を使う

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冬には、電気毛布を手放せない方もいます。電気毛布は一晩中つけっぱなしにせず、眠る1時間ほど前からふとんをあたためたら、眠るときにはスイッチを切りましょう。身体を直接あたためるのではなく、ふとんをあたため間接的に快適な温度に保つことが重要です。
私たちの体温は、眠っているあいだに下がり続け、目覚める少し前に最低となり、その後、上昇して目が覚めます。電気毛布をつけたままにしておくと、寝床の中の温度が下がらず、体温の自然な変化が妨げられます。そうすると睡眠の質が悪くなるため、目覚めたときに疲労感が残ったり、熟眠感が得られなくなります。また脱水症状や低温やけどの可能性も否定できません。
就寝前にふとんを温めておけば、ふとんに入った時に身体をリラックスさせてくれますし、就寝時にスイッチをオフにすることで、入眠後の体温の低下がスムーズに行われます。
さらにふとん乾燥機をお持ちの方は寝る前に使用するとふとんをふかふかに出来る+カラッと湿気をとばした状態にしてくれるのでおすすめです。
大体のふとん乾燥機には「あたためモード」「低温モード」等の機能が付いていますのでその機能を使用し、掛け寝具と敷き寝具の間に挟んだ状態で稼働させます。ここで注意すべきなのは掛け寝具が羽毛ふとんの場合です。羽毛に熱を加えることで羽毛自体が傷ついてしまったり、縮んてしまい保温効果が低下する原因になることがあります。「羽毛専用モード」が付いているものもありますが、そうでない場合には羽毛ふとんと乾燥機の間に1枚毛布を挟み直接温風が羽毛にあたらないようにしましょう。


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