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スワドルアップにふとんは危険?赤ちゃんが冬にあたたかく過ごす方法をご紹介

作成日:2022年11月25日(金) 最終更新日:2022年11月30日(水) 公開日:2022年11月25日(金)

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当社(株式会社丸八真綿販売)はグループで日本最大級のふとん専用水洗い工場設備を有し、35年以上にわたってふとんクリーニングを行っています。実績は累計640万枚を超え、多くのお客様に永く愛されております。また10年以上ご好評いただいている羽毛リフォームも最高グレードで丁寧に仕上げます。本コラムでは、安眠インストラクターや快眠セラピストの資格を持ったスタッフが寝具のメンテナンス情報やぐっすり眠れるコツをご紹介しています。

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赤ちゃんがよく寝るアイテムとして注目されているスワドルアップ。

寒さの厳しい冬の間、スワドルアップを着用した赤ちゃんにふとんをかけてよいのか迷う方が多いのではないでしょうか?

風邪をひかないように、あたたかくして寝かせてあげたいと誰もが思うでしょう。

 

しかしふとんをかけると、思わぬ事故につながる可能性があります。

 

この記事では、スワドルアップを着用した赤ちゃんにふとんを使用しない方がよい理由や、あたたかく過ごす方法について詳しくご説明します。

赤ちゃんの健康を守るため、正しくスワドルアップを使いましょう。

 

記事の目次

 

  

冬でもスワドルアップにふとんはおススメしない

冬でもスワドルアップにふとんはおススメしない

寒くなると、スワドルアップを着用した赤ちゃんにふとんをかけたくなるでしょう。

しかしスワドルアップをした状態で掛けふとんの使用はおススメしません。

 

なぜおススメできないのか、その理由についてスワドルアップの特徴から順番にご説明します。

 

 

  スワドルアップとは 

スワドルアップとは

 

スワドルアップは赤ちゃんに使用する成形型おくるみです。

一般的なおくるみとは異なり、くるむのではなく着せるタイプのアイテムです。

 

赤ちゃんがなかなか寝てくれなかったり、ベッドに下ろすとすぐに起きてしまったりして、頭を悩ませているお母さんはたくさんいるでしょう。

スワドルアップは、そんなお母さんたちの救世主として「奇跡のおくるみ」もいわれ注目を集めています。

 

スワドルアップの特徴は主に5つです。

• 新生児から使用できる

• モロー反射や背中スイッチの衝撃を防ぐ

• バンザイの姿勢で包み込める

• 手足が自由に動かせる

• 指しゃぶりを防がない

 

スワドルアップはモロー反射を防ぎ、お母さんのお腹の中にいた頃に近い状況を作り出します。

そのため赤ちゃんは安心して眠りやすく、睡眠の質を高めることが可能です。

 

普通のおくるみでは「おひな巻き」と呼ばれる巻き方をされることが多いです。

しかしこの巻き方は手足をぐっと抑えてしまうため、自由に身体を動かせません。

 

一方、スワドルアップは伸縮性があるため手足を動かせます。

そのため赤ちゃんがリラックスして呼吸しやすい姿勢といわれるバンザイのポーズができ、ストレスを最小限にできます。

 

 

  ふとんをかけると思わぬ事故につながる 

スワドルアップを着用した赤ちゃんにふとんをかけると、窒息など思わぬ事故につながる可能性があります。

 

スワドルアップの特徴の一つに手足を動かせることが挙げられています。

 

寝ている間、赤ちゃんはじっとしているわけではありません。

 

足をあげたり、手を動かしたりしている姿を見た方も多いのではないでしょうか?

手足を動かしている間に掛けふとんがずれていき、いつの間にか赤ちゃんの顔を覆う状態になってしまうことも考えられます。

そのため窒息のリスクが非常に高くなります。

 

実際にスワドルアップを使用している方の中には、掛けふとんやブランケットを使用している方もいるでしょう。

しかし少し目を離した間に赤ちゃんの顔にふとんがかかり、ヒヤッとした経験をした方も少なくないようです。

スワドルアップを使用している赤ちゃんは、自分で顔にかかったふとんを払い除けられません。

スワドルアップを販売しているメーカーも、掛けふとんを使用しないよう注意を促しています。

 

かけがえのない、大切な命です。

思わぬ事故につながらないよう、掛けふとんやブランケットの使用は控えましょう。

 

 

  スワドルアップがふとん代わりになる 

一見寒いかなと感じるかもしれませんが、ふとんやブランケットをかけなくても、スワドルアップを着用しているだけで十分にあたたかいです。

 

理由は次の2つ。

• スワドルアップの保温性が高い

• 赤ちゃんの体温が高い

 

スワドルアップは気密性が高く、保温性があります。

さらにふとんと違い着用して使用するため、お腹が出て冷えることもありません。

 

加えて、赤ちゃんは大人より体温が高いため寒さに強いことも大きな理由です。

逆に厚着しすぎて汗をかき、それによって身体が冷えてしまったり、あせもになったりする可能性があります。

 

  

 

 

スワドルアップで快適に冬を過ごす方法

 スワドルアップで快適に冬を過ごす方法

スワドルアップで十分あたたかいとはいえ、厳しい冬の夜は赤ちゃんが寒がっていないか心配になります。

ここからは、あたたかく快適に冬を過ごす方法をご紹介します。

 

 

  服装で調整する 

スワドルアップの中に着る服をあたたかいものにしましょう。

 

室温が20℃である場合は「半袖ボディースーツや半袖ロンパース+長袖上下」でよいとされています。

 

ただしこれはあくまで目安です。

室温が低ければもう少し厚着にしてもよいかと思います。

室温に合わせて、適切な服装にしてください。

 

また、赤ちゃんの様子をみて工夫しましょう。

赤ちゃんが寝ている間に汗をかいている場合はもう少し薄着にするなど、あたためすぎないように調整してください。

 

乳幼児突然死症候群の発症リスクの一つに「あたためすぎること」があります。

元気で育っていた赤ちゃんが突然睡眠中に亡くなってしまう乳幼児突然死症候群。

体温調節が未熟な赤ちゃんは、着せすぎやふとんのかけすぎなどで、高体温(うつ熱)を招くことがあります。

あたためすぎると体温調節が上手く機能せずに無呼吸状態に陥りやすいとの研究発表もあります。

 

赤ちゃんの体温を過度に上げないよう注意しましょう。

 

 

  空調をあたたかくする 

エアコンなどを使って空調を調節しましょう。

赤ちゃんにとって快適な室温は20~22℃くらいです。

 

寝る前に部屋全体やふとんをあたためて、快適な空間をつくりましょう。

エアコンを使用するときは、直接エアコンの風が赤ちゃんに当たらないようにしてください。

 

また寒い冬は乾燥が気になります。

エアコンを使用すると、さらに乾燥しやすくなります。

加湿器を使用したり、濡らしたタオルを干しておいたりして湿度を保つようにしましょう。

 

 

  冬用のスワドルアップを使用する 

スワドルアップはオールシーズン用だけでなく、さまざまな種類のものが販売されています。

冬用のスワドルアップウィンターウォームは、キルト生地を使用した厚手のスワドルアップです。

 

冬用のスワドルアップはTOG値が2.5とされています。

TOGとは、熱の逃しにくさを数値化したものです。

オールシーズン使用できるスワドルアップはTOG値が1.0なため、より保温性の高い作りになっていることがわかります。

 

 

  あたたかい素材のシーツにする 

敷きふとんのシーツをあたたかい素材にしましょう。

敷きふとんの上に、あたたかい敷きパッドをつければ下からの冷気をシャットアウトできます。

 

赤ちゃんのシーツや敷きパッドは、吸放湿性にすぐれた天然繊維のものを選びましょう。

寝ている間に赤ちゃんはよく汗をかきます。

綿やガーゼなど、寝汗をしっかり吸い取り、肌触りのよいものがおススメです。

 

  

 

 

スワドルアップを使用するときの注意点

スワドルアップを使用するときの注意点

スワドルアップは赤ちゃんがぐっすり眠ってくれる画期的なアイテムです。

しかし使い方を誤るとスワドルアップの効果が十分に得られないこともあります。

 

ここからはスワドルアップを使用するときに、どのような点に注意すべきかご説明します。

 

 

  必ず肌着を着用する 

スワドルアップは、必ず肌着を着用した状態で使用してください。

 

体温の高い赤ちゃんは汗をかきやすいです。

冬でもスワドルアップを着用すれば、たくさんの汗をかきます。

汗をそのままにしていると、逆に身体が冷えたり、不快感で赤ちゃんの眠りを妨げたりする恐れがあります。

 

汗をよく吸収し、通気性のよい素材の肌着を着用しましょう。

 

 

  赤ちゃんにあったスワドルアップを使用する 

赤ちゃんのサイズや成長にあったスワドルアップを使用してください。

 

スワドルアップには赤ちゃんの成長段階にあわせてステージ1とステージ2が用意されています。

ステージ1は腕の部分が外れない構造になっていますが、ステージ2は腕の部分が外れるため手を外に出せます。

 

ステージ2は寝返りをする、または寝返りをしそうな赤ちゃんのために考えられたスワドルアップです。

腕が出ているため、スワドルアップを着たまま寝返りをしても手で上半身を持ち上げられます。

逆にステージ1を着たまま寝返りをすると、顔を上げることができず、窒息するリスクが高まります。

寝返りをしそうな赤ちゃんには、必ずステージ2を着用させてください。

 

スワドルアップのステージ1にはS~Lサイズ、ステージ2にはM・Lサイズがあります。

身体の大きさに合わせてサイズを選びましょう。

 

 

  ベビー枕やクッションなどは周りに置かない 

掛けふとんだけではなく、ベビー枕やクッションなどは赤ちゃんが寝る周りに置かないようにしましょう。

赤ちゃんが動いたときに倒れ、赤ちゃんの顔にかかる可能性があります。

 

赤ちゃんが寝ている間ずっと見守ることができればよいのですが、それは難しいので、事故につながる可能性のあるものはなるべく排除しましょう。

 

  

 

 

赤ちゃんが安眠できる空間を作るには

 赤ちゃんが安眠できる空間を作るには

赤ちゃんが安心して眠るためには、適切な環境づくりが大切です。

どのような空間を作ればよいのか、順番にご説明します。

 

 

  ベビーふとんでもベビーベッドでもOK 

赤ちゃんを寝かせるふとんは、ベビーふとんとベビーベッドがあります。

それぞれメリットとデメリットがあるため、生活に適したものを使用しましょう。

 

ベビーふとんは添い寝ができ、移動させやすいのがメリットです。

一方、ベビーベッドは立ったままおむつ交換ができ、腰に負担がかかりにくいです。

赤ちゃんの寝る位置が床から離れているため、ホコリを吸いにくいのもメリットでしょう。

 

ベビーベッドは使用期間があまり長くないため、レンタルする方も多いとされています。

 

 

  適切な温度と湿度 

赤ちゃんが快適に過ごせる室温は、冬は20~22℃、夏は26~28℃といわれています。

湿度は40~60%となるように調節しましょう。

 

湿度が低いとウイルスが活動しやすく、肌も乾燥します。

逆に湿度が高すぎると窓ガラスに結露がつきやすくなり、カビが発生する恐れがあります。

適切な湿度になるように、加湿器などを利用して調整しましょう。

 

また、こまめな換気が大切です。

1~2時間に1回5分程度の換気ができるとよいでしょう。

 

 

  適切な明るさ 

夜間、寝ているときは部屋を暗くしましょう。

常夜灯も消した方が理想的です。

 

おむつ交換や授乳のときは、手元がみえるくらいの明かりがおススメ。

やさしい明かりで照らしてくれるライトを置いておくようにしましょう。

 

赤ちゃんの眠りについて詳しく知りたい方は、こちらの「赤ちゃんの眠り|幸せ脳は質の良い睡眠からつくられる」をご覧ください。

 

 

  清潔なベビーふとん 

赤ちゃんの肌に触れるベビーふとんは、清潔な状態にしましょう。

赤ちゃんは汗っかきなため、シーツはこまめに洗濯するようにしてください。

 

また、ベビーふとんは適宜クリーニングするとよいです。

ふとんの中に染み込んでいる汚れをきれいに洗い流してくれます。

 

ただしベビーふとんの中には、水洗い不可のものもあります。

洗濯表示マークを確認したうえで、クリーニングに出しましょう。

 

「おうち de まるはち」では、ベビーふとんのクリーニングも行っています。

ふとんはスタッフがご自宅まで受け取りにうかがい、ふとんの状態をしっかり確認しながらクリーニングします。

ベビーふとんのクリーニングについて詳しく知りたい方は「おうち de まるはち」をご覧ください。

 

  

 

 

まとめ

まとめ

 

スワドルアップを着用している赤ちゃんには、冬であっても掛けふとんはかけないようにしましょう。

思わぬ事故につながる可能性があります。

 

冬も快適にあたたかく過ごすため、肌着や室温・あたたかいシーツなどで調整してください。

赤ちゃんが安心して心地よく眠れる空間を整えましょう。


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