ベビーふとんはクリーニングすべき?自宅での洗い方や頻度、頑固な汚れの対処法を解説

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執筆者情報:軽石 瑞穂 【業務内容】 おうちdeまるはちWEB関連運用 |
| 長年ふとんクリーニングや寝具のメンテナンスに携わり、お客様の快適な睡眠環境をサポートしてきました。安眠インストラクターや快眠セラピストなど睡眠に関する専門知識を活かし、ふとんクリーニングの重要性や家庭でできる快眠のヒントなど皆様の睡眠の質を向上させる為の情報をお届けします。 |
この記事を読んでわかること●ベビーふとんが汚れる原因と、ダニやカビを放置することで生じる健康リスク ●自宅で洗う際の適切な頻度と、型崩れを防ぐ手洗い・乾燥のコツ ●深夜のおねしょや吐き戻しに対応する、クエン酸・重曹を使った応急処置 ●自宅洗いと専門クリーニングの比較や、専門クリーニング業者に依頼する際の料金・日数の目安 |
ベビーふとんは、汗・おねしょ・ミルクの吐き戻しにより大人用のふとん以上に汚れやすく、放置するとダニやカビによるアレルギーリスクが高まります。
この記事では、自宅での正しい洗い方と洗濯頻度、応急処置の方法、専門クリーニングの活用法を解説します。
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ベビーふとんが汚れやすい原因と放置する3つのリスク
赤ちゃん特有の汚れ(汗・おねしょ・ミルク)
ベビーふとんが大人用のふとん以上に汚れやすい理由は、主に「汗」「おねしょ(尿・便)」「ミルクの吐き戻し」という3つの赤ちゃん特有の汚れが日常的に付着するためです。
【汗】 赤ちゃんは代謝が活発で体温が高いため、寝汗をかきやすい傾向があります。 特に頭部や背中に接する部分は寝汗で湿りやすくなります。
【おねしょ】 尿や便漏れは強いアンモニア臭を伴います。 放置すると繊維の奥に浸透し、頑固な黄ばみとして定着します。
【ミルクの吐き戻し】 授乳後の赤ちゃんは、胃がとっくり型で横長の形状をしており、食道と胃のつなぎ目(噴門部)の括約筋が未熟なため、頻繁にミルクを吐き戻します。 タンパク質と脂質を含むため、腐敗・酸化が進むと酸っぱい臭いが発生します。
汚れ放置によるダニ・カビ繁殖とアレルギーの危険性
赤ちゃんの汗やミルク汚れを放置すると、シミや臭いの原因になるだけでなく、これらの汚れがダニやカビの栄養源となり、繁殖を促進します。
寝汗を吸収し、体温で温められたベビーふとんは、ダニが繁殖しやすい環境になります。 ダニの死骸やフンは、ぜんそくやアトピー性皮膚炎を引き起こすアレルゲン(アレルギー※2の原因物質)の1つです。 免疫機能が発達途上にある乳幼児は、アレルゲンへの感作が起こりやすいとされています。 ふとん内部の衛生環境を整えることが重要です。
関連記事:ふとんのダニ・カビを防ぐ対処法
ベビーふとんの正しい洗濯頻度と洗い方
アイテム別(カバー・掛け・敷き)の適切な洗濯頻度
ベビーふとんを清潔に保つためには、アイテムごとに適切な洗濯頻度を守ることが重要です。
【シーツ・カバー類】 週に1〜2回を目安に洗濯機で洗います。 ただし、夏場は赤ちゃんが特に汗をかきやすくなるため、週に2〜3回を目安に回数を増やすのが理想的です。 そのほか、汗を多くかいた日や汚れが目立つ場合は、その都度洗うことが望ましいです。
【掛けふとん本体】 カバーをかけて使用している場合、シーズンに1回(季節の変わり目)、または半年に1回程度の丸洗いが目安です。
【敷きふとん本体】 家庭で頻繁に洗うと型崩れを起こすリスクがあります。 シーツやキルティングパッドで汚れを防ぎ、本体の丸洗いは半年に1回〜1年に1回程度に留めることが推奨されます。
関連記事:ふとんの種類別・適切な洗濯頻度
失敗しない自宅での手洗い手順と洗濯表示の確認
家庭でベビーふとんを洗う前には、必ずふとん本体の「洗濯表示※1」タグを確認してください。 「水洗い不可マーク」がある場合は、クリーニング専門店に依頼する必要があります。 また、ベビーふとんは素材によって自宅でのお手入れ方法が異なります。
【ポリエステル(合成繊維)】 乾きが早く、家庭での丸洗いや手洗いに最も向いています。 【綿(コットン)】 吸湿性は抜群ですが、水を含むと非常に重くなり、乾きにくく型崩れしやすいため、自宅での手洗いはより慎重に行う必要があります。 【ウール(羊毛)】 水洗いで縮みやすいため、基本的には専門クリーニングが推奨されます。
ここでは、自宅での手洗いが可能な「ポリエステル」や「綿(コットン)」のふとんを想定した、お風呂場の浴槽を使った「踏み洗い」の手順を解説します。
手順①:浴槽にぬるま湯(30度程度)を浅く張り、ベビー用の衣類洗剤や中性洗剤を溶かします。 手順②:ふとんを蛇腹状に折りたたんで沈め、足で優しく踏むようにして汚れを押し出します。 ※強く揉むと中綿が傷むため避けてください。 手順③:シャワーで念入りにすすぎます。 水が透明になるまで3〜4回水を入れ替えてすすぎます。 手順④:浴槽のフチにかけてしっかりと水を切ります。
関連記事:綿ふとんの洗い方|自宅・コインランドリーでの失敗リスクと判断基準
ふんわり仕上げる正しい干し方と乾燥のコツ
ベビーふとんは中綿が密集しているため、表面が乾いているように見えても内部が湿っていることが多くあります。 特に綿(コットン)素材は水分を溜め込みやすいため注意が必要です。 生乾きは雑菌やカビの原因になります。
干す際は、風通しを良くする「M字干し」が効果的です。 2本の物干し竿をまたぐようにふとんをM字型にかけて干すことで、間に空気が通り抜け、乾燥時間を短縮できます。 長時間の直射日光は生地を傷める原因になるため、素材や季節に応じて片面1〜2時間を目安に裏返して干します。
また、素材ごとに干し方のコツを押さえることで、さらにふんわりと仕上がります。
【羽毛(ダウン)】 日陰の風通しの良い場所で干します。 乾燥させる過程で、塊になった中の羽毛を両手で優しくほぐすように揉んだり、ふとんを軽く振って空気を含ませたりすると、元のふっくらとしたボリュームが戻ります。 【ポリエステル立体ファイバー】 縦方向の構造でへたりにくく通気性が抜群な反面、熱に弱い性質があります。 直射日光を避け、必ず陰干しで自然乾燥させてください。(※ふとん乾燥機やアイロンなどの高熱は避けてください) 【ポリエステル(通常綿)】 比較的乾きやすい素材ですが、干す前に中綿の偏りを手で軽く叩いて均一に整えてから干すのがコツです。
おねしょ・吐き戻し発生時の応急処置
汚れた直後のスピード対応ステップ(熱湯はNG)
夜中のおねしょやミルクの吐き戻しには、汚れた直後の対応が重要です。
手順①:乾いたタオルで水分を「ポンポンと叩くように」吸い取ります。 擦ると汚れが広がるので、注意が必要です。 手順②:固形物がある場合は、ティッシュで優しくつまみ取ります。
手順③:ぬるま湯で濡らしたタオルで汚れた部分を軽く叩き、汚れをタオルに移します。
注意:熱湯は使用しないでください。 尿やミルクに含まれるタンパク質は50度前後から変性・凝固が始まる性質があるため、熱湯をかけると汚れが繊維に固着して落ちにくくなります。
関連記事:時間が経ったおねしょの対処法
クエン酸・重曹を活用したシミ・臭い対策
おねしょ特有のアンモニア臭(アルカリ性)には「クエン酸(酸性)」が、ミルクの酸っぱい臭い(酸性)には「重曹(弱アルカリ性)」が有効です。 それぞれの性質を中和させることで臭いを抑えます。
【おねしょ対策】 水200mlに対してクエン酸小さじ1杯を溶かしたスプレーを汚れた箇所に吹きかけます。 5分ほど放置した後、タオルで水分を吸い取り、ドライヤーの冷風でしっかりと乾燥させます。
【ミルク対策】 重曹を水に溶かして同様にスプレーするか、ペースト状にして汚れになじませ、後で優しく拭き取ります。
自宅・コインランドリー・専門業者の比較と選び方
3つの洗い方のメリット・デメリット比較
ベビーふとんを洗う方法は大きく分けて3つあります。 状況に合わせて使い分けることが大切です。
【自宅洗い】 ●メリット:コストがかからず、すぐに洗える。 ●デメリット:大きなふとんを洗う手間がかかり、内部まで完全に乾燥させるのが難しい。
【コインランドリー】 ●メリット:大型洗濯機・乾燥機が使え、自宅より短時間でふんわり仕上がる。 ●デメリット:ふとんを持ち運ぶ労力が必要。 キルティングされていないふとんは中綿が偏るリスクがある。
【専門業者(クリーニング)】 ●メリット:素材に合わせた専用の洗浄で、内部のアレルゲンまで除去できる。 型崩れの心配がない。 ●デメリット:費用がかかり、仕上がりまでに日数がかかる。
関連記事:新生児・赤ちゃんに適した寝具の選び方
敷きふとん(固綿)はプロのクリーニングが推奨される理由
ベビーふとんの中で最も洗うのが難しいのが「敷きふとん」です。 最近では浴室のシャワーで簡単に洗い流せるポリエチレン樹脂などの新素材も増えていますが、主流である赤ちゃんの未発達な骨格を支えるために硬い固綿(かためのわた)が使われているタイプは、家庭の洗濯機やコインランドリーで洗うと、中綿がよじれて型崩れを起こすおそれがあります。
型崩れしたふとんは寝心地が悪くなるだけでなく、赤ちゃんの窒息リスクにもつながるため、敷きふとんの汚れがひどい場合は、プロのクリーニングに依頼することが推奨されます。
※おうちdeまるはちでは、ベビー用の敷きふとんもシングルサイズの敷きふとんと同様の価格(9,800円+税)にて承っております。
※素材や形状(水洗い不可の素材、ウレタン系、一部の樹脂素材など)によってはお預かりができない場合もございます。 詳しくはお気軽にお問い合わせください。
●Webで予約・相談する ●料金を確認する ●電話で相談する (電話受付時間 10:00〜17:00)
ベビーふとんを専門クリーニングに出すメリット
自宅では落ちない内部汚れとアレルゲンの除去
専門業者の工場では、ふとん専用の大型洗浄機と、素材に合わせた安全な洗剤を使用します。 大量の清浄な水でふとん全体を洗浄し、繊維内部に蓄積した汗の成分やダニ、ダニのフンを除去します。 家庭での洗濯と比較して、アレルゲンの除去率が高い点が特長です。
高温乾燥による仕上がりの回復とダニ対策
乾燥工程にも専門業者ならではの特長があります。 大型のふとん専用乾燥機や高温の平面乾燥室を使用し、ダニが死滅する60度以上の熱風をふとんの内部まで均一に届けます。 これにより、ダニを死滅させるとともに、中綿の繊維に空気を含ませ、弾力やふんわり感の回復が期待できます。
料金相場と日数目安・宅配サービスの活用
専門クリーニングを利用する場合の一般的な目安は以下の通りです。
●料金相場: 店舗持ち込みの場合、ベビーふとん1枚あたり約3,000円〜6,000円程度が目安です(複数枚セットで割引を設けている業者もあります)。 宅配クリーニングは送料が別途かかる場合があり、業者によって料金が異なります。
●仕上がり日数:約10日〜1ヶ月程度(業者の繁忙期によって変動します)
育児中のご家庭には「宅配クリーニング」の利用も選択肢の1つです。 自宅での洗濯・乾燥の手間が不要になり、集荷から受け取りまで自宅で完結します。 家事の時間を削減できることも大きな利点です。
●電話でのご相談はこちら (電話受付時間 10:00〜17:00)
まとめ:参照・引用元一覧
ベビーふとんを清潔に保つためには、日々のこまめなカバー洗濯や、汚れに対する適切な応急処置といった自宅でのケアが基本となります。 しかし、家庭での洗濯では落としきれない内部の汚れやアレルゲンの除去、素材(特に敷きふとん)の型崩れ防止を考慮すると、シーズンごとや半年に1回は専門業者のクリーニングを活用することが望ましいです。
赤ちゃんの健やかな眠りを守り、家事負担を軽減するためにも、宅配クリーニングの活用も検討してみてください。
【参照・引用元一覧】
※1:消費者庁「新しい洗濯表示」 https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash.html
※2:厚生労働省「リウマチ・アレルギー対策」 - https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/ryumachi/index.html
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