ふとんクリーニングの防ダニ加工は必要か?効果・料金・安全性を解説

|
|
執筆者情報:軽石 瑞穂 【業務内容】 おうちdeまるはちWEB関連運用 |
| 長年ふとんクリーニングや寝具のメンテナンスに携わり、お客様の快適な睡眠環境をサポートしてきました。安眠インストラクターや快眠セラピストなど睡眠に関する専門知識を活かし、ふとんクリーニングの重要性や家庭でできる快眠のヒントなど皆様の睡眠の質を向上させる為の情報をお届けします。 |
この記事を読んでわかること●ご自身に防ダニ加工が必要か判断できる「セルフチェックリスト ●クリーニングの「洗浄」だけでは得られない、加工ならではの「予防効果」の仕組み ●料金の目安と効果の持続期間 |
「ふとんクリーニングのオプションにある『防ダニ加工』は、本当に必要なのか?」
「洗うだけでダニはいなくなるのではないか?」
そのような疑問をお持ちではないでしょうか。
防ダニ加工は、アレルギー対策を重視する方には特におすすめで、清潔な状態を維持するための有効な選択肢です。
この記事では、防ダニ加工の効果、標準クリーニングとの違い、薬剤の安全性について詳しく解説します。
|
防ダニ加工は「予防」のために。まずは要否チェック
「自分には必要なのだろうか?」と迷っている方のために、まずは結論からお伝えします。 防ダニ加工は、すべての人に必ずしも必要というわけではありませんが、特定の条件に当てはまる方には利用をおすすめします。
以下のチェックリストで、ご自身の状況を確認してみましょう。
あなたに防ダニ加工は必要?簡単セルフチェックリスト
「はい」が1つでもある場合(特に1〜3) 【特に推奨】 アレルギーの発症予防や症状緩和の一環として、防ダニ加工をおすすめします。 ダニを寄せ付けない環境作りは、健康維持の一助となります。
「はい」が0個の場合 【推奨】 標準クリーニングだけでも十分清潔になります。 ただし、梅雨時期などダニが繁殖しやすい季節には、予防として加工を加えておくと、より衛生的な状態を保ちやすくなります。
なぜ「洗うだけ」では不十分か?標準洗いと防ダニ加工の違い
「クリーニングで丸洗いすれば、ダニはいなくなるのでは?」 その考えは半分正解です。 しかし、「今いるダニを除去すること」と「これから来るダニを防ぐこと」は別の対策です。
標準クリーニングの役割=「今いるダニのリセット(殺ダニ)」
一般的なふとんクリーニング(丸洗い)には、以下の効果があります。
①【アレルゲンの除去】 水洗いで、繊維の奥にあるダニの死骸やフンなどを洗い流します。 ②【殺ダニ効果】 多くの研究でダニは60℃以上で死滅することが分かっています。 クリーニング業者の高温乾燥(多くは60℃〜100℃以上)により、生きているダニを死滅させます。
※おうちdeまるはちでは掛けふとんの乾燥は75℃、敷きふとんは65℃で乾燥を行っています。 つまり、標準クリーニングは「リセット」として非常に有効です。
防ダニ加工の役割=「未来のダニのブロック(忌避・増殖抑制)」
しかし、きれいにリセットされたふとんも、家に戻れば再びダニが侵入する可能性があります。 そこで役立つのが防ダニ加工です。 防ダニ加工には、以下の効果があります。
①【忌避(きひ)効果】 ダニが嫌がる成分で繊維をコーティングし、ふとんに寄せ付けにくくします。 ②【増殖抑制効果】 万が一ダニが侵入しても、繁殖しにくい環境を維持します。
防ダニ加工は、きれいな状態を長く保つための「バリア(予防)」の役割を果たします。
【比較表】標準洗い vs 防ダニ加工付き
なぜダニ対策が必要か?アレルゲンの正体
厚生労働省の資料でも、室内環境における主要なアレルゲンとしてダニが挙げられています。※1
アレルギーの主因は「生きたダニ」より「死骸とフン」
気管支喘息やアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎などの原因となり得るのは、生きているダニそのものよりも、ダニの死骸やフン(ダニアレルゲン)です。 これらが乾燥して粉末状になり、呼吸とともに吸い込まれることで症状を引き起こすことがあります。
ふとんはダニにとって繁殖しやすい環境になりがちです
ふとんは「人の体温(適温)」「寝汗(湿気)」「フケやアカ(エサ)」の3条件が揃いやすく、ダニにとっては繁殖しやすい場所です。
対策をしないと、クリーニング後わずか数ヶ月で再びダニが増えてしまうこともあるため、「リセット」だけでなく「予防(防ダニ加工)」が重要になります。
料金と安全性について
必要性は分かっても、コストと安全性が気になる方も多いでしょう。
料金相場とコストパフォーマンス
防ダニ加工の料金相場は、クリーニング基本料金 + 1,000円〜3,000円程度です。 市販の対策品を継続的に使用する費用や手間と比較すると、経済的な選択肢の一つと考えられます。
「おうちdeまるはち」の場合、1枚あたり2,200円(税込)で提供しています。 おうちdeまるはちの料金を確認する
薬剤の安全性と科学的根拠
「薬剤を使うのは、身体に影響がないか」と心配される方もいるでしょう。
クリーニング業者が使用する防ダニ加工剤は、インテリアファブリックス性能評価協議会などが定める厳しい安全基準をクリアしたものが使われています※2。 具体的には、以下のような試験で安全性が確認されています。
【急性経口毒性試験】 誤って口にした場合の毒性(食塩やカフェインよりも毒性が低いレベルであることが多い) 【皮膚刺激性試験】 皮膚に触れた際の刺激性 【変異原性試験】 遺伝子への影響
赤ちゃんやペットがいても利用できるか
安全性試験をクリアした薬剤を使用しているため、一般的なご家庭でご利用いただけます。
ただし、特に敏感な体質の方や乳幼児がいるご家庭では、事前に業者に確認されることをおすすめします。
抵抗力の弱い赤ちゃんをダニから守るという観点では、基本的に加工を施す利点は大きいと言えるでしょう。
効果を長持ちさせるための手入れと再クリーニング頻度
防ダニ加工の効果は永続的ではありません。 効果を最大限に活かし、長持ちさせるための要点を紹介します。
効果の持続期間と、次のクリーニングの目安
防ダニ加工の効果は、一般的に6ヶ月〜1年程度で徐々に薄れていきます。(使用環境により異なります)
そのため、1年に1回のペースでクリーニングと防ダニ加工を行うのが、衛生面でも防ダニ効果の維持の面でも理想的な周期です。 特に、ダニが繁殖し始める前の「春〜初夏」が適した時期です。
日常のお手入れ:掃除機がけと換気のポイント
加工をしていても、ホコリやアレルゲンは表面に付着します。
【掃除機がけ】 週に1回程度、ふとん表面をゆっくり掃除機がけして、アレルゲンなどを吸い取りましょう。 【換気】 起床後はすぐにふとんを畳まず、湿気を逃してから収納しましょう。
まとめ
ふとんクリーニングの防ダニ加工は、単なる追加機能ではなく、クリーニング後の清潔な状態を維持するための「予防策」です。
●アレルギーが心配な方・お子様がいる方 → 特に推奨される対策 ●それ以外の方 → 清潔を長持ちさせるための有効な選択肢
「殺ダニ(丸洗い)」と「防ダニ(加工)」を組み合わせることで、ダニの発生を抑制し、衛生的で快適な睡眠環境の維持を目指しましょう。
●Webで予約・相談する ●料金を確認する ●電話で相談する (電話受付時間 10:00〜17:00)
参照・引用元一覧
※1:(カビ)及びダニ対策について - 厚生労働省 - https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/150522.pdf ※2:防ダニ加工認定製品自主基準の概要 - 日本インテリアファブリックス協会 - http://www.interior-seino.gr.jp/index/mite_std.html
|
寝具のメンテナンス情報やぐっすり眠れるコツが満載
新着記事










