毛布をクリーニングする3つの方法|自宅洗いの手順と注意点もご紹介

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寒い時期に大活躍する「毛布」、定期的に洗っていますか? 汗をかきにくい冬場に使うものですが、実は汚れや臭いが染みついています。 「大きくて洗うのが大変」だからとそのままにしていると、カビやダニの温床になるかもしれません。
直接肌に触れるものだからこそ、いつでも清潔な状態にしておきましょう。
この記事では「毛布のクリーニング」についてお伝えします。 毛布をクリーニングする3つの方法、自宅・お店のどちらでクリーニングすべきかの判断基準についてもご紹介します。
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毛布はクリーニングすべき?
寒い時期に使うことの多い毛布。 就寝の時だけでなく、お昼寝のふとんやひざ掛けとして使っている方も多いのではないでしょうか?
さまざまなシーンで活躍する毛布ですが、汚れがたくさん付着しています。 それはシミや食べこぼしなど目に見える汚れだけではありません。 寝ている間に吸収した汗やフケ・アカなど多くの汚れが毛布に付着しています。
そのままにしていると臭いの原因となったり、雑菌やダニが繁殖したりする可能性があります。
そのため、汚れが目立たない毛布であっても、定期的なクリーニングが必要です。 毛布は人の肌に直接触れるもの。清潔な状態を保ちましょう。
毛布をクリーニングする頻度
1〜2年に1回程度はクリーニングを行いましょう。
室温がおおよそ20度前後に上がる4〜5月が毛布を収納するタイミング。 毛布は収納前にクリーニングすることをおすすめします。
汚れが付着したまま収納してしまうと、汚れが落ちにくくなるだけでなく、ダニが繁殖したりカビが生えたりすることも。 キレイな状態で収納するようにしましょう。
毛布をクリーニングする方法
毛布のクリーニング方法は大きくわけて次の3つ。
どの方法にもメリット・デメリットがあります。 それぞれ特徴をみていきましょう。
自宅で洗う自宅の洗濯機で洗ったり、手洗いしたりする方法です。
料金がかからず、都合のよいタイミングでいつでもクリーニングできます。 その日のうちにクリーニングを終えられるのもメリットです。
しかし洗濯機の容量ごとに、それぞれクリーニングできる毛布のサイズに制限があります。 また手洗いは非常に手間がかかります。 洗濯後はしっかり乾燥させる必要がありますが、そのためのスペース確保が難しいなどデメリットも多いです。
コインランドリーを利用するコインランドリーを利用して洗う方法です。
自宅で洗うより容量の大きい洗濯機で洗え、乾燥機も利用できるため大きなサイズの毛布もクリーニングできます。
最近はダニ対策ができる高温風の乾燥機もあるようです。 クリーニング業者へお願いするよりも安価で、1日でクリーニングが終わるのもメリットです。
しかし自分の判断で洗わなければならず、洗濯方法を間違えると毛布を傷める可能性もあります。 また誰が使ったのかわからない洗濯機・乾燥機を使用するため、衛生面が気になる方もいるでしょう。
クリーニング業者へ依頼するクリーニング店やふとん専門業者へお願いする方法です。
コストはほかの方法よりかかりますが、毛布のサイズや枚数を気にせずお願いできます。 また毛布の素材にあったクリーニングをしてくれるため毛布を傷めたり、縮んでしまったりするリスクは最小限。 自分でクリーニングする手間がかからないのもメリットです。
ただクリーニングに出すと、戻ってくるまでに日数がかかります。 すぐに使いたい人は不便に感じるかもしれません。
また「何枚もお店へ持ち込むのは大変」「近くにクリーニング店がない」などの悩みを抱えている方もいるでしょう。
クリーニング業者の中には、宅配サービスを行っているところもあります。 自宅へスタッフが取りに来てくれるため、毛布の持ち込みが困難な方でも気軽に利用できます。
自宅で毛布をクリーニングする方法とは?手順と注意点
自宅で毛布をクリーニングできたら、コストもかからず便利だと思う方もいるでしょう。
次の2つの条件を満たしていれば、自宅で毛布をクリーニングできます。 ● 洗濯表示に「洗濯おけ」や「手洗い」のマークがついている (旧表示の場合は「洗濯機」や「手洗い」マーク)
● 自宅の洗濯機が毛布を洗える容量である ※目安として、洗濯容量7㎏でシングルまたはシングル2枚仕立ての毛布を1枚洗えます。
それでは自宅でクリーニングする方法と気を付けるポイントについてみていきましょう。
クリーニングの手順まずは洗濯機で洗う手順です。
1. 物干し竿などにかけ、軽くたたいてホコリを落とす 2. 毛布をじゃばら折り(屏風だたみ)にして洗濯ネットに入れる
3. 洗剤を入れ「毛布コース」または「手洗いコース」「おしゃれ着コース」など優しく洗えるコースで洗う 4. 洗い終わったらしっかり乾燥させる
縦型洗濯機の場合は、汚れのついた部分を洗濯槽の底にして入れると汚れが落ちやすくなります。
次に手洗いする方法です。 洗濯機に入らないものや、手洗い表示のあるものは浴槽を使って洗えます。
1. 物干し竿にかけ、軽くたたいてホコリを落とす 2. 浴槽に毛布が全部浸かる程度のぬるま湯(40℃くらい)をためる 3. 洗剤を入れ、よく溶かしておく 4. 浴槽に収まる大きさにたたんだ毛布を入れ、踏み洗いをする 5. 全体が洗い終わったらお湯を抜き、脱水する 6. もう一度お湯を入れ、しっかりと洗剤を落とす 7. 必要であれば2度目のすすぎで柔軟剤を入れる 8. もう一度すすぎをして浴槽のふちで水を切る 9. 物干し竿でしっかり乾かす
毛布の種類によっては日光で変色する可能性があります。 洗濯表示をよく確認し、陰干しマークのあるものや濃い色のものは日陰で干すようにしましょう。
また毛布はしっかり乾かさないと雑菌やカビが繁殖しやすくなります。 物干し竿が2本ある場合は、M字になるように乾かすと効率よく乾かすことができます。
1本しかない場合でもハンガーをいくつかかけ、毛布をかぶせるようにして干すと空気の通り道ができるため、早く乾かせます。
厚手の毛布は乾燥に時間がかかります。 2・3日天気のよい日を選びましょう。
気を付けるポイント自宅で洗える毛布ですが、次のような気をつけるポイントがあります。
● 洗濯機で洗う場合、洗濯ネットに入れて洗う ● 洗剤は洗濯表示や色で選ぶ ● シミや汚れが気になる部分は前処理を行う ● 乾燥は十分に行う
洗濯ネットは必ず利用しましょう。
そのまま洗濯機で洗うと、毛布が傷んでしまったり、洗濯機が壊れたりする危険性があります。 もし洗濯ネットがない場合は、毛布を山折・谷折りをして細長い状態にし、くるくると丸めてヒモで結んでください。
使用するヒモは色落ちしないものを選びましょう。
洗剤は洗濯表示を確認して、最適なものを選んでください。 毛布に使われている素材は、アルカリ性に弱いものが多いです。 どれを選べばよいかわからない方は中性洗剤がおすすめ。
また毛布の色も重要です。 濃い色の毛布は色落ちを防ぐため、漂白剤の入っていないものを選ぶとよいです。 また淡い色は変色させないために、蛍光剤なしのものを使いましょう。
シミや汚れのひどい部分がないか、物干し竿でホコリを落とす際にチェックをしてください。 気になる部分に液体洗剤を少量つけ、しばらく置いたあとにブラシで軽くたたいておくと汚れが落ちやすくなります。
業者へクリーニングをお願いした方がよい毛布は?
自宅で洗う方法をご紹介しましたが、自分では洗えないものがあったり、想像以上に手間がかかったりすることもあります。 特にクリーニング業者へお願いした方がよいものをみていきましょう。
汚れがひどい毛布ひどい汚れは自分で洗っても落ちない可能性があります。 また適切に対処しないと、汚れが広がったり毛布を傷つけたりする恐れも。
業者にお願いすれば、毛布の汚れに合わせて対処してくれます。
ただし汚れの程度によって、業者にお願いしても除去できない可能性もあります。 あらかじめ相談しておくとよいでしょう。
何の汚れなのかわかっている場合は、クリーニングへ出す際に業者へ伝えられるようにしておくとよいです。
ウールやシルクが使われている毛布ウールやシルクが使われている毛布は自宅で洗えません。 専門業者にお願いしてクリーニングしてもらいましょう。
しかしお店によってクリーニングできる素材とできない素材があります。 必ず事前に問い合わせてください。
思い入れのある大切な毛布思い入れのある大切な毛布や高級な毛布は業者へお願いしましょう。 自分で洗うと毛布本来の手触りが損なわれてしまったり、色合いが変わってしまったりすることがあります。
毛布を傷めないためにも専門業者へお願いした方が安心です。
毛布をクリーニングに出すなら「おうち de まるはち」
毛布のクリーニングをどの業者にお願いしようか迷っている方は「おうち de まるはち」にお任せください。 高級ふとんメーカーが、専門工場で一枚一枚状態を確認しながら、毛布に最適なクリーニングをいたします。
かさばる毛布をお店へ持ち込むのは難しい…とお悩みの方もご安心ください。
「おうち de まるはち」ならスタッフが自宅まで毛布を取りにうかがいます。 その場で点検しながら申込み書を作成するため、出される毛布に合ったご提案をいたします。 ぜひ「おうちdeまるはち」にご相談ください。
「おうち de まるはち」では、シルク毛布やカシミヤ毛布・キャメル毛布のクリーニングも承っております。 ただし風合いを損なう可能性や、多少縮む可能性があるため、事前にご了承を得た上で洗浄をしています。 またアルパカの毛布はお預かりしておりません。
不明な点があれば、いつでも「おうち de まるはち」へお問い合わせください。
【メンテナンス】毛布を長持ちさせるお手入れ方法
定期的なクリーニングも大切ですが、日々のメンテナンスも大切です。 毛布を清潔に長持ちさせるため、どのようなお手入れをすればよいのかみていきましょう。
定期的に陰干しをする天気のよい日を選び、定期的に風通しのよいところで陰干しをしましょう。 直接日光に当てると色落ちしてしまうものもあるため、特に濃い色の毛布は注意が必要です。
陰干しの際、軽くたたいてほこりも落としておくとよいです。 ブラシがあれば毛並みに沿ってブラッシングをしましょう。
毛玉が気になる時は手で取るか、ハサミで切り取ります。 毛玉取り機を使用してもよいです。 ただし生地を傷めないように注意してください。
布団乾燥機でダニ対策生きたダニは陰干しだけでは除去できません。
ダニは50℃以上の熱に20〜30分以上さらさなければ死滅しません。
布団乾燥機を使えば毛布の中に潜むダニを退治できます。 ダニ駆除モードを搭載している布団乾燥機なら、ダニ駆除モードを利用しましょう。
布団乾燥機を使用した後は、必ず掃除機をかけてください。 布団乾燥機でダニを駆除しても、そのまま毛布を使用するとアレルギーを引き起こす可能性があります。 アレルギーを引き起こす原因はダニの死骸やフンです。
死骸やホコリを舞い上げないよう、掃除機のヘッドをゆっくりあてて吸引してください。
まとめ
あたたかく肌触りのよい毛布。 見た目はキレイでも、寝ている間にたくさんの汗を吸収しています。 それだけでなく、いつのまにかダニの温床になっている可能性も。
定期的にクリーニングを行いましょう。
シーズンオフの、毛布を収納する前がおすすめのタイミング。 汚れたまま収納するとダニがさらに繁殖したり、雑菌・カビが増殖したりする可能性があります。
クリーニングは自宅でも可能です。 ただし注意点を守らないと毛布を傷めたり、逆に雑菌を増やしたりすることに…。 洗濯マークを確認し、適切な方法で洗いましょう。
洗濯機の容量が足りない方や、自分で洗うのが手間だと感じる方は業者にお願いしましょう。 大切な毛布や自分で洗濯できないもの、汚れが気になるものもクリーニング業者がおすすめです。 毛布の状態や素材にあったクリーニングをしてくれ、毛布本来の風合いや手触りをよみがえらせてくれます。
宅配サービスを利用すれば、かさばって重い毛布をお店に持ち込む必要もありません。 クリーニング終了後も自宅に届けてくれるため、安心して利用できます。
気持ちよく毛布を使うため、日ごろのお手入れも大切です。 定期的な陰干し・布団乾燥機を使ったダニ対策を行って、清潔に保ちましょう。 |
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