【素材別】枕の洗い方|自宅洗いの注意点・お手入れ方法も解説!
いつも使っている枕。 「最近臭いが気になる…」とお悩みではありませんか? ぱっと見は汚れていなくても、実は雑菌が繁殖していることが!
枕は素材によって家で洗えるものと洗えないものがあります。 洗える素材ならば、正しい枕の洗い方をすれば、清潔に安心して枕を使えます。
洗えない素材の枕も、しっかりお手入れすれば清潔に長く使えるので安心してください!
この記事では枕の洗い方や注意点、洗えない枕のお手入れ方法を詳しくご紹介しています。
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枕は想像以上に汚れている!
毎晩使う枕。 見た目はキレイでも、実は非常に汚れています。
枕は寝ている間、常に頭に接しています。 人は一晩にコップ約1杯分の汗をかくといわれていますが、もちろんその汗は頭皮からも…。
身体から出る汗は、パジャマや下着に吸収されることもありますが、頭皮の汗はそのまま枕が吸収しているのです。 そのため寝具の中で、最も人の汗やアカ・フケが付着しやすいのが枕だともいえるでしょう。
頭皮から出た汗や皮脂は、カバーから徐々に枕の内部まで染み込んでいきます。 汚れたまま放っておくと、皮脂やフケ・アカをエサにするダニや雑菌が増殖して、頭皮や肌トラブルに発展することも。
特に問題になるのはダニ。 ダニが原因でアレルギーを発症することもあります。 不衛生な枕を使用していると、健康に重大な影響を及ぼす可能性があります。
また汚れは臭いの原因にも。 最近枕の臭いが気になるとお悩みの方は、早めに枕を洗ってキレイにしましょう。
枕を洗う頻度
枕は半年~1年くらいの頻度で洗うことをおススメします。 基本的に汗や皮脂、中に潜むダニなどは水洗いで除去できます。
しかしせっかく洗っても、中までしっかり乾かせていないと、カビや雑菌が繁殖する原因に。 どうしても分厚い枕を乾かすには時間が必要です。
洗うなら天気のよい日を選びましょう
枕は洗えるものと洗えないものがある
枕といっても、たくさんの種類があります。 使われている素材が異なったり、いくつかの素材が組み合わさったりしている枕もあります。
残念ながら、すべての枕が洗えるわけではありません。 素材によって自分で洗えるものと、できないものがあるのです。
どのような素材の枕が、自宅で水洗いできるのでしょうか? 洗えない素材と合わせてチェックしましょう。
洗える枕の素材ポリエステルやビーズ・パイプなどの素材は水洗いできます。
ポリエステルは、わた状にした人工繊維を使用したもの。 やわらかく弾力性があるため、枕や衣類・クッションによく使われています。 しかし中には、水洗いできないものもあるため、品質表示タグは必ずチェックしてください。
一見洗えなさそうに感じるビーズ枕ですが、洗えるものが多いです。 細かいビーズは水をたくさん吸収してしまうため、水洗いには不向きですが、中が空洞になっているマルコビーズは水洗いが可能です。 ビーズの種類によって、洗えないタイプのものもあるため、こちらもしっかり品質表示タグをチェックしましょう。
洗えない枕の素材そばがら、低反発ウレタン・洗えないポリエステル綿・ダウン・ラテックスなどの素材が使われている枕は基本的に洗濯できません。
天然素材として人気のそばがらは、乾きにくいため、洗濯するとカビや雑菌が繁殖しやすくなり、反発枕に使用されていることの多いウレタンは、洗うと劣化してしまい、使えなくなることがあります。 水分を含むと、少しの力で裂けるほどもろくなってしまいます。
ラテックスもウレタンと同様で、水に濡れて乾かす過程でボロボロになってしまいます。
ダウンも基本的に家で洗えません。 洗い方を間違えると、中の羽毛が壊れたり、側生地が破れたりする恐れがあります。 洗いたい場合はクリーニング業者に相談した方がよいでしょう。
【素材別】自宅での枕の洗い方
水洗いができる枕ならば、自宅で洗うことも可能です。 洗い方は「洗濯機を使う方法」と「手洗い」の主に2パターンあります。
しかし洗える枕なら、どれも同じように洗えばよいわけではありません。 どちらの方法でも洗える素材もあれば、手洗いでないといけない素材もあります。
素材別にどのように洗えばよいのか、順番に解説していきます。
極小ビーズ枕極小ビーズを洗う時は、必ず洗濯ネットを使用しましょう。 型崩れが防げ、万が一、生地が破損してもビーズの流出を防げます。
ビーズが流出した時のことを考え、洗濯ネットは目の細かいものがおススメです。
洗濯機を使う場合は、弱やソフト洗いで洗います。 蛍光増白剤が含まれている洗剤は、ビーズを傷める可能性があるため、使用は避けてください。
手洗いの場合は、シンクなどに30〜40℃のぬるま湯をため、洗剤を溶かしておきます。 ひどい汚れがない場合は、洗剤がなくても大丈夫です。 そこへネットに入れたビーズ枕を入れ、押し洗いをします。
水が汚れてきたら、すぐにぬるま湯を入れ替え、濁りがなくなるまですすいでください。 中に洗剤が残らないよう、しっかりすすぎをしましょう。
すすぎが終わったら、圧迫して脱水をします。 浴槽にかけて、1~2時間水切りをすることもおススメです。
ボリエステル枕ポリエステル枕を洗う時も、洗濯ネットに入れてください。 洗濯ネットは生地を守る役割も担ってくれます。
洗濯機に入るのであれば、ソフト洗いか弱洗いコースで洗います。 洗濯機に入らないサイズの場合は、手洗いで洗濯しましょう。
洗剤は通常使用しているもので問題ありませんが、デリケートな生地が使用されている場合はおしゃれ着洗剤の使用がおススメです。
ポリエチレンパイプ枕湿気がこもりにくいポリエチレンパイプ枕。 洗濯機で丸洗いができます。
洗濯ネットにいれて洗います。 ソフト洗いか弱洗いコースを選びましょう。
洗剤を使うのであれば、中性洗剤がおススメです。
手洗いの場合、バケツに30~40℃のぬるま湯を準備します。 枕からパイプを取り出し、バケツに入れてパイプ素材を直接手洗いします。 汚れがひどい場合、洗剤を少量加えて、さらにかき混ぜましょう。
30分ほどつけおきをし、その後しっかりすすぎ洗いをします。
ファイバー枕ほとんどのファイバーは洗えるのですが、手洗いによる流し洗いをしてください。
水をかけるだけでも十分に洗うことができます。 汚れが気になる場合は、40℃以下のぬるま湯か、少量の中性洗剤を入れた水で流し洗いを行います。
揉み込んだり、強い力を加えたりすると枕が変形する可能性があるため、注意してください。
洗った後の枕を干す方法
洗濯ができたら、枕をしっかり乾かしましょう。 乾燥が不十分な場合、せっかくキレイにしたのに、中でカビや雑菌が増殖することも。
外側だけ乾いているように見えても、内部はまだ十分に乾いていないこともあります。 どのように干せばよいのか、注意点も含めてご紹介します。
素材によって干し方は変わる枕の干し方は素材によって大きく変わります。
天日干しが向いている素材は次の通りです。 ・ポリエステル ・ポリエチレンパイプ ・ミニボール など
一方、陰干しの方がよい素材もあります。 ・ビーズ ・ファイバー など
干し方を間違えると、場合によっては素材を傷めることになります。 枕の素材に合わせて、最適な方法で干しましょう。
枕の形を整えてから干す洗濯をすると、どうしても枕の形が崩れます。 仕方ないことですが、そのまま干してしまうと、崩れたままその形が定着してしまうことがあります。
また枕の中身に偏りがあると、乾き方にもムラが出てしまいます。
必ず枕を干す前に、形を整えるようにしましょう。
洗えない枕を洗ってしまった時の対処法洗えない素材の枕を洗うと、枕が破損したり、素材が傷んだりすることがあります。
しかし洗えない素材なのに、間違って洗ってしまった…と困っている方もいるでしょう。
そのような場合は、焦らず適切に対処しましょう。
まずは枕全体を押して、水分を取り除きます。 ウレタン素材のように、濡れると破ける恐れのある素材は、特にやさしく扱ってください。
その後、風当たりのよい日陰で干しましょう。 中までしっかり乾くよう、十分乾燥させてください。
素材によっては乾燥に数日間かかる場合もあります。
枕に汚れがついている場合は、濡れたティッシュなどで汚れている部分をたたき、汚れを取り除いてください。
洗えない枕のお手入れ方法そばがら枕やウレタン枕など、洗えない枕もありますが、何もせず放置しておくとダニや雑菌が増えて不衛生です。 どのようにお手入れすればよいかご紹介します。
このお手入れ方法は、洗える枕でも日常的に行うと清潔に長持ちさせられます。
天日干しをする定期的に外で干しましょう。 干すことで、中にこもっている水分を飛ばすことができます。
しかし注意しなければならないことが。 素材によって天日干しが適しているのか、陰干しがよいのか異なります。
天日干しが適している主な素材は次のものです。 ・ポリエステル ・ポリエチレンパイプ ・ミニボール ・そばがら
洗えない枕の代表でもある、そばがら枕。 実はそばがらは、しっかり日光を浴びせることで殺菌消毒効果を得ることができます。 清潔に保つためにも、天気のよい日は天日干ししましょう。
陰干しが適している素材は次のものです。 ・ウレタン ・ダウン ・ビーズ ・低反発
枕を干す、理想的な頻度は週に1回。 使っている枕の素材を確認しながら、天気のよい日に定期的に干しましょう。
ふとんクリーナーを使うふとんクリーナーを枕に使う方法も有効です。 ふとんクリーナーの中には、UVランプ機能のあるものも。
こまめに使えば、ダニや雑菌の発生を抑えられます。
UVランプ機能がなくても、定期的なふとんクリーナーの使用は効果的です。 枕についているダニの死骸やフン・フケ・アカが除去できます。
天日干しも合わせて行う場合は、天日干しを行った後にふとんクリーナーを利用することをおススメします。
枕カバーをこまめに洗う枕カバーはこまめに洗いましょう。 枕カバーは直接枕に汚れが付着するのを防いでくれます。
汚れていないからとそのまま使用していると、枕カバーについた汗やフケ・アカが枕本体にまで染み込んでしまいます。 一見キレイに見えていても、週に1回くらいの頻度で枕カバーは洗ってください。
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まとめ毎日使っている枕。 心地よい睡眠には欠かせないアイテムです。
目立った汚れがなくても、枕の内部は想像以上に汚れています。 汗や皮脂・フケ・アカが原因で臭いが発生したり、雑菌やダニが繁殖したりしていることも。
気づかずにそのままにしていると、肌トラブルやダニによるアレルギーを発症する可能性があります。 定期的に枕を洗って、清潔に保ちましょう。
しかし枕の中には洗えるものと、洗えないものがあります。 洗えるものであれば、自宅で洗濯ができます。 素材によって洗い方も異なるため、品質表示を確認して、最適な方法で洗濯をしましょう。
また枕を洗濯したあと、しっかり乾かすことがとても大切です。 乾燥が不十分だと、カビや雑菌の繁殖につながります。 内部まで乾かせるよう、必ず天気のよい日に洗濯を行ってください。
洗えない枕も、日常的にメンテナンスをすれば、清潔に長く使えます。 天日干しやふとんクリーナーを使った掃除、まくらカバーのこまめな洗濯など、ケアを必ず行いましょう。
自宅で洗うことが難しい羽根まくらですが、専門の業者へお願いすればクリーニング可能です。 自分で洗えないものも、プロにお願いして定期的にキレイにしてもらいましょう。
大切な枕。 心地よく、キレイに使い続けるために、日常的なメンテナンスと、定期的なクリーニングをしっかり行って、長持ちさせましょう。 |
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